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'21年度前期 授業の反省 (2) ハイフレックス授業の機材

今学期,私がハイフレックス授業を行うために教室に持参した機材は次の通りです。これまでは教室での授業を行うときには,ノートパソコンと資料を入れるショルダーバッグを持っていきましたが,今学期は追加の機材を入れるためにもう一つ小型のバッグを手に提げて持っていきました。

1. Apple MacBook Pro(13インチ)⋯配信用パソコン
2. Apple iPad Pro(12インチ)⋯資料提示用タブレット
3. Blackmagic Design ATEM Mini ⋯ビデオスイッチャー
4. TASCAM MiNiSTUDIO CREATOR ⋯オーディオインターフェイス
5. SONY RX100IV ⋯デジタルカメラ
6. JTS CM-8015F ⋯耳掛けコンデンサーマイク
7. Apple Pencil
8. ナカバヤシ Digio2 Q MUS-TBLF134 ⋯iPadでポインタを表示させるためのBluetoothトラックボール
9. 三脚 ⋯顔の斜め前にカメラを設置する
10. ノートパソコンスタンド ⋯Zoomの画面を下を向かずに見える位置までパソコン画面を上げる
11. ケーブル類,ACアダプター類,テーブルタップなど

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上記機材を10分あまりの時間をかけて上の写真のように教卓上にセッテイングして,次のような映像をZoomで配信するとともに,教室のスクリーンに投影しました(上の写真の左のモニターに映っている映像がスクリーンにも投影されます)。ノートパソコンの画面には,Zoomで画面共有している第2カメラの映像とチャット欄を表示させています。正面を向いたままスライドとチャットを見ることができます。

オンライン授業

この画像はZoomの録画からキャプチャーしています。iPadの画面をピクチャー・イン・ピクチャーで比較的大きく画面の中に映し,余ったスペースに私の比較的大きな横顔の映像が来るようにし,私の視線はiPadの画面を見ているようにします。この配置が基本のレイアウトですが,iPadに文字をたくさん表示するときはiPadの画面を全画面にしたり,あるいはiPadの画面を消して私の顔だけにしたりもしました。レイアウトを変えることで,画面に変化を付けることもできます。ATEM Miniだと,ボタン操作でレイアウトを簡単に切り替えられるので便利です。

このレイアウトは,gorotakuさんの次のYouTube動画で教えてもらいました。このすばらしいノウハウを教えてくださったgorotakuさんには本当に感謝しています。

今学期,このような配信ができたのは,3月末に偶然gorotakuさんの上記動画を見つけたことと,品薄だったATEM Miniをやっと入手したという2つの幸運のお陰です。

iPadの画面を投影すると,PDFファイルに書き込みをしながら説明でき,またウェブページ拡大縮小も指で簡単にできるので,パソコン画面を投影するよりもはるかに便利です。この方法もgorotakuさんに教えてもらったものです。

マスクをして,大声を出さなくてもクリアな音声で配信するため,マイクが口元にくる耳掛け型のコンデンサーマイクを使ったのですが,さらにマスクの下にシリコンのフレームを挟んで,マスクと唇の間に空間を作っていることも,スムーズな発声と息苦しさの軽減に役立ったと思います。

今学期の機材構成で特に大きな不満はないのですが,耳にかけるタイプのマイクが頭に固定されないで,頭を動かすと少しぶらぶらするのが難点です。また,無指向性マイクなので,教室のスピーカーの音を拾いやすく,ハウリングしないようマイクつまみの調整をするのが大変です。同じメーカーで両耳で固定し,しかも単一指向性のヘッドセットマイクが売られているので,それに替えれば改善するかなとも思っています。しかし,すでに新たな機材を購入していて,別の機材構成で試してみたいとも思っています。来学期に向けて今後テストする予定です。