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Tableau Serverサイト運営の投稿-02


  • 事業会社でTableau Serverのサイト管理者を担当しています。(Tableau Cloudでない、自前のTableau Server管理です。)当社で担当したサイト管理者(サーバー管理者よりも1ランク下の管理者権限)の経験を経て、気づいたことを投稿します。自前のTableau Serverの場合では、CPUやメモリ、Diskサイズの内容をしっかりと頭に入れておきましょう。あなたがサイト管理者として運営する場合のリソースの最大はその値です。勿論、将来的な利用増により増設もできますが、社内決裁等を考えると、まずは足元の限られたリソースで運営しないといけません。特に利用が拡大して、業務フローに組み込みがなされると「止めることができないサーバー」になります。モニタリングを行い、サーバーのリソース逼迫の予兆検知する。利用ルールを定めて、逸脱したマシンリソースを消費する操作を利用禁止するなどのコントロールによって「止まらないサーバー」を運営していきましょう。

  • マシンを構築する担当には初期段階から以下の点を要望しましょう。後でいいと思っていると思わぬ利用の足枷になります。


十分なDisk容量の確保

Tableauは簡単にダッシュボードが作成でき、Tableau Serverでの共用化のためパブリッシュ(アップロード)が行われます。容量不足になると保存できなくなるため、十分なDisk容量は確保しましょう。

シングルサインオン

会社のシングルサインオン基盤と連携しましょう。これを実施しておかないと「パスワード忘れ」「パスワード誤りロック」によるパスワード初期化で多忙になり、運営できなくなります。

組織要員情報との連携

人事異動の頻繁な会社は必須です。使い始める際、ID申請などの手続きは確りとマニュアルを読んで手順に従い対応されますが、離任では、ID解除手続きは疎かになりがちです。ワークブックなどのオブジェクトは所有者にアクセス権がありますので、IDが残ったまま且つ、オブジェクトの所有者変更もしていないと、離任後の部署でもアクセスできることになります。所有者変更などのオペレーションをマニュアル化し、ユーザーに運用を促しましょう。

DBとのライブ接続

連携基盤としてデータベースを構築しましょう。可能であればクラウド型の方がスケールします。選定するデータベースはPrep Builderの出力オブジェクトに対応したものにすると、将来的に使い手が増えた際にデータ前処理やデータ作成処理が民主化されて、データエンジニアメンバーの業務集中によるボトルネックが回避されます。

※今後も定期的に投稿していきたいと思います。ご期待くださいませ。

おことわり

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