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Tableau Serverサイト運営の投稿-28

今回は過去1年の投稿の振り返りです。

  • きっかけは1年前の正月に、目標を立てたことでした。Tableauコミニュティのみなさんの発信力を見て、自分も1年を通じて何かを成し遂げたいと強く思いました。

  • 今考えると1年の計は元旦にありということわざに誘発されたのかもしれません。

  • また他のことわざの三日坊主は何度となく経験しており、どうすれば無理なく継続できるか考えました。また、自分も幾度となく、Tableauコミニュティに助けられた経験から、蓄積した知見を投稿できないか考えました。

  • その結果次の2点に決めました。
    「Tableau Serverの運営の情報共有」
    「2週間に1回ペースで年間合計26回の投稿を行う」

  • 内容を決めた背景①:Tableau Desktopの可視化やTableau Prep Builderの前処理は素晴らしい機能で先進的なユーザーがTopレベルの使い方を共有されていますが、元々システム系の経歴ということもあり、インフラを安定的に運営する重要性は認識していました。よって、サイト管理者でもあるTableau Serverについて投稿することに決めました。

  • 内容を決めた背景②:多数のTableau書籍の中でもServerについては掲載が少なく、全体像がよく見えないことについて苦労している方も多いと思いました。多機能ではありますが、安定運営することに特化すれば見るべき指標も限られると考え、情報をブログで蓄積しておけば何度も繰り返し見ていただけると思い、Xでなくnoteにて投稿しました。


1、初めての投稿+2週間毎の投稿をクリア

初回の投稿の01については2024年1月7日に投稿しています。(三日坊主は回避できているようです。)なるべく全体 → 詳細にストーリーがつながるように流れを考えて投稿しています。

2、何だか迫力ないな・・(自分の感想)

数度の投稿ののちの、客観的に見てあまり役立っていると思えません。何だか具体性に欠けます。自分では「これが大事!」と発信しても、「そんな事は当たり前で、どうすればそれが管理できるのか?」とTableau Server管理者のみなさんの声が聞こえるようです。

3、社内データエンジニアリング業務の応用

ところで、社内の役割としてデータエンジニアリング業務を行っています。TableauのCreator向けにテーブル(データマート)を作る事がミッションで、多数の業務テーブルを作ってます。テーブルのオブジェクトだけでなく、テーブル定義書も管理してます。社内ではCreatorの人たちはテーブル定義書を見て内容を理解しますので、これをリポジトリDBにも応用できないかと考えます。

4、リポジトリDBの日本語化

そこで、まずTableau社のHPよりコピー&ペーストしたリポジトリDBの情報に日本語訳を付与します。翻訳サイトでもある程度できるのですが、「luid(識別子)」が「液体」と訳されたりしますので、やはりチェックは必要です。1か月くらいかけて出来上がった内容をTableau Publicにパブリッシュします。(投稿-14)

この過程でリポジトリDBの課題や特徴がなんとなくわかってきます。

DBの課題や特徴代表例
・英語であることの難易度 → ある程度直訳でもやはり日本語の方が理解しやすい。
・かなり正規化 → リポジトリDBは分かりやすく、データマート提供されておらず、提供されるテーブルはかなり正規化されている。一方でユーザーに多少は分かりやすいViewも提供されている。Viewは先頭が_(アンダーバー)で始まるもの。
・項目名のネーミング → 例えばidという項目名はworkbooksテーブルではワークブックのIDで、usersテーブルではユーザーの内部IDの割り当て。(説明は両方ともテーブルの主キー)
※これらが複合的に重なって分かりにくさが増しています。

5、データマート化が一番よい結論

結局データマートを作成する考えにしました。(投稿15-23)
・項目を日本語にして認知負荷を下げる。
・時系列で外部DBに保有してトレンド分析可とする。
・参照元のリポジトリDBの内容を明記したテーブル定義を作る
特にこだわったのは時系列での作成です。Serverを運営するには必ず、「半年前はどうだったのか?」などの時系列分析が必要になります。Prep Builderで接続し、外部DBに保有する方法を記載しましたが、Prep Builderの出力コネクタがない外部DBを利用する場合はExcelでもCSVでもいいので時系列データを保有しましょう。必ず役に立つと思います。
(自動化できればなお良しです。ETLで作ってもいいです。)

6、事例化

作ったデータマートはどういった場面で、どのように使うのか、事例があった方がわかりやすいと思い、投稿25以降で会社の上司を登場させ、データマートの使い方を明記するようにしています。
投稿では簡単に数値が表示できるだけのVizの作成手順を明記していますので、デザイン性の高いVizを作りたい場合はTableau Publicなどを参考に作成してみてください。
また事例の中では、「課題の発生>目的に応じたデータの選別>分析手法>アクション」を意識しています。リポジトリDBをデータマート化するだけではなく、課題発生~アクションにどのようにつなげるかを記載していますので参考にしていただければと思います。

7、今後の展開

ストーリーの中で、上司がCoEの体制構築を行い、サポートすべき社内部門として営業本部をターゲットとしました。CoEメンバーがどのようにサポ―トするか、引き続き見ていただけると幸いです。

8、トピックも募集中

ストーリーを通じてTableau Serverの管理を共有することが目的です。皆さんもServer管理の課題があれば、コメントやX-DMなどで連絡いただければ、ストーリー化してみますので、ぜひ遠慮なくおっしゃってください。

おことわり

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