見出し画像

Tableau Serverサイト運営の投稿-14

  • 事業会社でTableau Serverのサイト管理者を担当しています。(Tableau Cloudでない、自前のTableau Server管理です。

  • 今後は具体的に管理するためのデータソースについて記述していきます。

登録ユーザーが50人を超えてくると、もうサイト管理者が目で見て管理したり、データをダウンロードして、リスト作成などは、日々出来なくなってくると思います。Tableau Serverで保有しているリポジトリDBを使って可視化しましょう。そのためにはデータソースを特定しないといけません。
また、リポジトリDBの内容は「常に最新情報」、「履歴で保有」の2パターンがあります。Tableau Serverの管理は突然の障害などの発生時にリポジトリDBを見ることがあるかもしれませんが、障害発生には予兆というものがあり、急にトラブルが発生するよりも、「なんだか最近変だな」ということが積み重なって、ある日突然トラブルが表面化することが多いです。この理由からTableau Server管理は「履歴で保有」の方が望ましいです。
「常に最新」のテーブルの場合はトレンドが追いきれないので、別のデータベースに履歴で保有しましょう。この場合、保有履歴はデータベースの容量にもよりますが、できれば細かく保有する方が分かりやすいです。
ただし早々容量の確保できない場合もあると思いますので、週次や月次などの履歴でもよいかもしれません。またクラウドでもデータベースのサイズが増大すると料金が増える場合があります。その場合は必要なレベルはデータベースに、それ以外は何かあった時のためにデータレイクに保有することでコストを低減出来ると思います。
また項目も沢山保有すると切り口が増えますが「これも使うかもしれない。念のため保有しておこう」とか考え始めると料金がUPします。まずは「何を管理したいのか?」の要件を纏めてみましょう。途中で運営してみると「あれやこれや」管理レベルを上げたくなりますが、管理者が無限にいるわけでは無いです。分析はマンパワーが必要なので最低限必要なものに絞り、ニーズが増えたら項目追加しましょう。
また後進のメンバーのため(又は未来の自分のため。)やバージョンUPでリポジトリDB内容が変わるリスクもありますので、作成する管理情報は参照元のデータソースを明記したドキュメントを作成しましょう。Tableau公式HPでは英語でしか説明がありません。突然変わる可能性もあります。それらをふまえるとドキュメント化は必須です。

リポジトリDBの日本語訳はTableau PublicのVizにパブリッシュされているものがあります。自分で翻訳すると大変なのでぜひ利用しましょう。(ダウンロードしてExcelなどに格納するとオートフィルターで検索しやすいです。)

Tableau Public
PostgresSQLテーブル定義(2022.3)

https://public.tableau.com/views/Postgress2022_3/1_1?:language=ja-JP&:sid=&:display_count=n&:origin=viz_share_link

おことわり


 
当記事のコンテンツについて、商用利用でない場合は許可なく転載して頂いて構いません。
転載の際は、当記事へのリンクを掲載し転載であることを明記してください。商用利用の場合は許可なく転載しないで下さい。
当記事のコンテンツについて、公開情報等から引用したものであり、かかる情報の正確性・適切性等については、これを保証するものではありません。
っておらず、また、これを保証するものではありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?