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Tableau Serverサイト運営の投稿-20

  • 事業会社でTableau Serverのサイト管理者を担当しています。(Tableau Cloudでない、自前のTableau Server管理です。

  • Tableau Serverのオブジェクト(ユーザー、グループ、ワープブック、データソース、フロー)とその設定(パーミッション)はいったん整理しましたので、今回からはリソースモニタリングやレスポンスの管理を見ていきましょう。

  • 下記のようなカテゴリで考えていきます。
    ・ServerのDisk容量管理
    ・オブジェクトに対するアクセス数の管理
    ・オブジェクトのレスポンスの管理

  • まず、Disk容量管理を見ましょう。重要な理由としてはインフラの増強→投資や経費の増加につながるからです。(参考:過去の投稿-08記載内容より抜粋:Serverリソースを増設するのはオンプレミスでもクラウドでも大変。世の中には無限のリソースなど存在しない。また、抽象的な課題ではリソースは確保不可。具体的な数値を示すことは必須。)


TableauServerDisk容量管理課題

現在の使用量は?(あるいは後、どれだけ空容量があるか?)

例えばあなたの管理しているServerのDisk容量が1TBだとします。管理者として現在のDisk利用量又は空容量をすみやかに回答できますか?

(例:過去との比較は必須ですよね)半年前の使用量は?

半年間の増加量(増加率)を見ることで容量不足タイミングを予測できます。

オブジェクトの増加の検証もしてみましょう。

Disk使用の増加に伴い、オブジェクトの個数やサイズの増加が裏に発生しています。各オブジェクトの「サイズ」や「オブジェクト種類」、「所有者名」は投稿-17のオブジェクト管理テーブルで可視化してみてください。

管理面の考え方

Serverマシンの容量管理はアドホックで、その時判断するのは難しいです。Disk容量1TBだとして、ある時0.65TBだったらどうしましょう。丁度2/3位使っています。しかし、1断面だと判断できません。一方で、半年前が0.4TBだったらどうでしょうか?半年で0.25TB増加する傾向がわかります。つまり次回の計測が半年先の場合は0.9TBで容量一杯になりそうです。(逆に半年前が0.6TBだとしたら、まだまだ大丈夫。という判断ができるようになります。)
Disk増設はクラウドなら設定で増やせるかもしれませんが、オンプレだと物品の購入や増設作業が必要です。いずれにせよリソース(ヒト、モノ、カネ)が必要になりますので、組織的な判断としては「それに見合う効果があるのか?」が重要な視点です。管理者のタスクとしては容量管理とオブジェクト管理テーブルを使った無駄なオブジェクトの洗い出しや所有者への削除依頼などを実施しましょう。(所有者がいない場合はサイト管理者の権限で削除しましょう。とはいえ、一応その所有者が所属していたグループには言っておいた方がいいかもしれません。)

Tableau公式HP

※Tableau社の公式HPではDisk容量について詳細な説明があります。
(ビューはサイト管理者だと参照できませんが、管理用データを作る事でよりよいダッシュボードを作ることができます。勿論、リポジトリDBへのライブ接続で検証することもできます。)


管理用データレイアウト例

リポジトリDBを利用して以下のようなレイアウトのデータテーブルを作成します。トレンド分析中心なので、レイアウトそのままに外部(出力コネクタのあるDB又はTableauServer上のHyperファイルへ保存します。)
※リポジトリDBそのものがトレンド計測できるように「record_timestamp」を保有しています。いつものようにデータ基準日時は保有しなくても大丈夫です。(Tableau Server設定により変わるかもしれませんので、運営しているServerのデータの保有は「historical_disk_usage.record_timestamp」で確認してみてください。)

テーブル名:Tableau Server Disk容量管理テーブル

おことわり

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