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Tableau Serverサイト運営の投稿-16
事業会社でTableau Serverのサイト管理者を担当しています。(Tableau Cloudでない、自前のTableau Server管理です。
前回はTableau Server利用ユーザー属性を例として挙げましたが、今回は利用ユーザーの所属するグループ管理を考えましょう。
TableauServerグループの管理課題
現在のグループ数は?グループ名は?
現在のグループはいくつあるか?どの名称で登録されているか?これも普遍的な管理課題ですよね。もちろんサイト管理者はWebUIで調べればすぐわかります。
(例えば半年前と比較して)グループ数は増加または減少したか?
これはWebUIではわかりません。半年前の情報との比較が必要です。
各グループにユーザーは何人?どのユーザーが所属しているか?
グループ数が多いと一つ一つ人数をWebUIで見るのはつらいですね。WebUIをマウスでCRTL+A→CTRL+C→CTRL+Vしても上手く貼り付けできません。また所属しているユーザー名は一覧で取得したいですよね。
そのグループはいつ登録された?又は更新された
ユーザーと同じです。台帳でもない限り、データを見た方が早いです。
グループの所有者は?
グループの窓口になる人です。管理者からするとコンタクト先ですね。
管理用のデータの作成
前回同様ですが、Tableau Desktopで必要に応じて参照してもいいですが、できればTableau Prep Builderの機能によりデータベースにテーブル出力しておきましょう。出力できるデータベースソフトの種類はTableau Prep Builder(又はTableau ServerのPrep機能)に実装されているコネクタに依存します。組織内で利用しているデータベースソフトが対象外の場合はTableau Server内に抽出データとして保存しておきましょう。またもし所属組織がData Management Add Onの契約を保有しているのであれば、スケジュールを登録して自動実行するようにしておきましょう。
管理用データレイアウト例
リポジトリDBを利用して以下のようなレイアウトのデータテーブルを作成します。テーブル名やレイアウト例です。グループの内容を示すものはグループ属性テーブル、グループとユーザーを紐付ける場合はグループ対ユーザーのテーブルを利用します。
テーブル名:Tableau Serverグループ属性テーブル
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テーブル名:Tableau Serverグループ対ユーザー
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