Tableau Serverサイト運営の投稿-21
事業会社でTableau Serverのサイト管理者を担当しています。(Tableau Cloudでない、自前のTableau Server管理です。
今回はTableau Serverでのイベント管理を可視化しましょう。
ユーザー操作としてはAccess、Publishなどよく知られた操作もありますが、DeleteやLoginなどもイベントとしてリポジトリDBには記録されています。これらを使いやすい形で加工することでユーザーの利用状況がわかります。
組織単位やユーザー単位などの、ヒトをベースにしたイベントや、ワークブックやデータソースなどのオブジェクトをベースにしたイベントも管理できます。トレンドで履歴保有する事で、半年前と比較して、組織のデータ利活用がどのように進んでいるかサイト管理者として確認できます。
いろいろなイベントを管理できるものの、パターンが増えると構造化データの設定上Nullも出てきますので、今回は利活用の指標として最も分かりやすいworkbookに注目してみましょう。
TableauServerイベントの管理課題
ズバリ!どれくらい利用されているか?
イベント管理はオブジェクトに対するユーザーのイベントがわかるようになります。「いつ」「誰が」「何を」「どうする」のようなイベントがわかれば組織内でどのような人が(またはどの部署/ゼミ)が利活用されているかわかります。管理者としてはユーザーとオブジェクトの両方の切り口で分析できるようになります。
(例:過去との比較は必須です。)過去との比較で組織内の浸透度が図れます。
時系列で比較することでいろいろな切り口で管理できるようになります。またアクセス数などが増えるとマシンの増強の計画立案にも役立ちます。
管理用のデータの作成
外部のデータベースが存在して、Prepのコネクタ対象の場合はテーブル作成して書き込みしておきましょう。そのようなインフラがない場合は過去の状態を知りたいときなどにTableau Server内に抽出データとして保存しておきましょう。また、もし所属組織がData Management Add Onの契約を保有しているのであれば、スケジュールを登録して自動実行するようにしておきましょう。
管理用データレイアウト例
リポジトリDBを利用して以下のようなレイアウトのデータテーブルを作成します。リポジトリDBの「historical_event」を使えば様々な切り口でデータ作成できますが、なんでも出来るテーブルを作ろうとすると案外何にも使えません。今回のようにworkbookを中心にまずは見ていくとよいと思います。慣れたらdatasourceやflowも検討しましょう。(組織によってほしい項目が変わるかもしれません。まずはPrepBuilderの出力コンポーネントでExcel等に出力して、検証してみてください。)
テーブル名:Tableau Serverワークブックイベント管理テーブル
おことわり
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