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Tableau Serverサイト運営の投稿-25

ある会社のTableau Serverサイト管理者

  • 事業会社でTableau Serverのサイト管理者を担当しています。（Tableau Cloudでない、自前のTableau Server管理です。

  • Server管理者(以下、管理者)のみなさんに役立つと思い、上司を登場させてよくあるパターンを作ってみます。

  • 華麗なでなくてかまいません。管理に必要なシンプルなVizを考えてみましょう。

  • まずは、投稿-15で作成した「Tableau Serverユーザー属性テーブル」を使います。

  • 【事例】ある会社では、上司が1年前に導入したTableau Serverの効果を知りたがっているようです。(上司コメント太字)


1.上司とのやりとり

上司：いま、どれくらいTableauユーザーっているんだっけ？
管理者：データ基準日=2024/10/11時点でCreator〇〇人、Explorer◇◇人、Viewer△△人の合計☆☆☆人です。

●Viz作成方法
①Tableau Serverユーザー属性にデータ接続
②マウス右クリックで[データ基準日時]をフィルターにドラッグ＆ドロップ(月/日/年を指定)
③ワークブックを開いたときに最新の日付値にフィルターしますにチェック
④列に右クリックで[データ基準日時]を、行に[サイトID]と[ライセンス種類]をドラッグ&ドロップ
⑤マーク>テキストに[カウント(TableauServerユーザー属性)]をドラッグ&ドロップ
⑥ヘッダーメニュー>分析>合計>列の総計を表示

●図解

上司：去年のいまごろと比べて、どれくらい増えたの？
管理者：データ基準日今年の10月11日と去年の10月11日を比べたところCreatorで〇'〇'→〇〇人、Explorerで◇'◇'→◇◇人、Viewerで△'△'→△△人で全体では☆’☆’☆’→☆☆☆人ですね。

●Viz作成方法（対象日付を増やす。）
①去年の同日をフィルターで追加

●図解

上司：みんな使っているのかな？
管理者：最終ログイン日時を使って計算しました。90日間ログインしてない人が今年の10月11日で全体の●●人ですね。去年の同日では●'●'人でした。

●Viz作成方法
①(変更できるよう)パラメータを作成する。名前=日数差　データ型=整数
②パラメータの表示をする
③パラメータ.日数差に例えば90を入れる(要件に応じて変更可)
④(わかりやすく)タイトルの編集を行う。「最終ログイン日時より<パラメータ.日数差>日以上前」
⑤計算フィールド[暫くログインしてない]を作成。
式=DATEDIFF('day',[最終ログイン日時 Jst],[データ基準日時])>=[日数差]
⑥列に[暫くログインしてない]をドラッグ&ドロップ。真が暫くログインしていない状況です。

●図解

上司：みんなに利用してもらうにはどうすればいいと思う？

管理者：うまくいっている部署の事例ダッシュボードを示したり、Creator研修したりするといいと思います。Tableauの機能を理解してないと、作れるダッシュボードの発想が出ないと思います。

上司：オーケー。部署の事例はマネジメント間で資料作成を依頼しておくよ。資料の品質にばらつきが出ないように、共通フォーマットを決めてもらってもいいかな？

上司：Creator研修は外部に発注するとお金がかかると思うので、見積もりをとって、予算を調整してみて。

管理者は上司の質問に対して期待通り、またはそれを超える回答をしています。これも時系列でデータを取得し、可視化できていることが大きいです。

質問した上司も次につながるようリソース（ヒト・モノ・カネ）を利用しようと考えています。データに基づく意思決定しているのがいいですね。

2.おまけのTips

セキュリティで気をつけるべき内容を記載します。

Tableau ServerにVizを集約してセキュリティを高めていますが、メール機能で情報がServer外に発信されます。アドレスチェックをしましょう。

a.Tableau操作

①Tableau Serverユーザー属性テーブルへの接続します。
②データペイン>メールアドレスを右クリック>変換>カスタム分割>区切り文字の使用=@>分割=最後1列を実施
③できあがった[メールアドレス - 分割済１]を行に入れます。

b.チェック内容

組織内で許可されてないオープンなフリーアドレスのドメインはないでしょうか？

そのユーザーがサブスクやアラートメールを登録すると、そのフリーアドレスにメールが送信され、情報漏洩になる可能性があります。見つけたら強制削除しましょう。

おことわり

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