うつ病になったときのこと㊸
嫁は補佐と連絡を取り、週末の土曜にに課長の自宅で面談することとなりました。
課長の家かよ・・・・課長って単身赴任だから家族は来ていないな・・・。
完全なる二人だけの空間じゃんかよ・・・・。
考えただけで頭痛がひどくなる一方です。
嫁は、
課長さんと会えばとりあえず一区切りつくんやから考えすぎんとハイハイ言うとけばええんやで。あんた病人なんやからな。
そもそも嫁が私を病人扱いしていないのにそのセリフはなかろうと疑問に感じましたが、言い返す気力もありません。
嫁は追い打ちをかけるように
金曜日、産婦人科行くから車運転してや~あんたも一緒に先生の話聞くんやで
もうなにも言えねえ・・・
自己嫌悪の塊です。なんでこんなことになったしまったのか・・・・
生きるのも嫌だ、でも自分に死ぬ覚悟はどこまであるのか?
死んだら楽だな・・・間違いない。
そう考えていると、
あんた今日は水曜日だから残されている時間はないで。
来週の今頃はフェリー乗り場にむかってGoやで。
支度はしといてあげるからのんびりしときや~
死ぬ暇すら与えてくれないな、コイツ・・・私はのっそり立ち上がって水を飲みました。
水を飲む行為自体が生きることへの渇望なのか・・・。
もうよくわからなくなってきたな、寝よう。
つづく
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