ウクライナ・ロシア紛争についての意見引用 1
危機管理コンサルタント 丸谷元人 氏(youtube 松田政策研究所チャンネル 2022.3.4での言説)
ウクライナ侵攻前より自社のチームを現地に派遣して、調査を行った。
その調査の内容は以下の通り。
・プーチンは領土的野心はない、これは本当だと思っている。なぜかというとウクライナを占領することは「百害あって一利なし」である。ウクライナは財政破綻国家であり、政権が腐敗している。全土を占領して支配下に置くと、大規模なコストや兵力が必要になる。なので、東部2ヶ国(ドネツク、ルガンスク)を独立させる形にして、代わりに戦わせるのが一番良いと判断した。大東亜戦争前の日本が朝鮮を併合し、その先に満州国を作ったのと考え方は同じである。ウクライナはロシアにとって西側諸国との「緩衝地帯」と考えている。
・ウクライナの通信インフラは破壊されていない。
・プーチンは「麻薬中毒のネオナチ政権を打倒する」と言っていた。これはウクライナ政権内のことを表しており、ネオナチの動きは大変な状況になっている。
・ゼレンスキー大統領はマスコミやネット上では英雄のように扱われているが、実際にはネオナチと仲が良い。
・ゼレンスキー大統領は去年の2月、自分に反対する野党の影響力が強かったテレビ局を3社を閉鎖させた。言論の自由もへったくれもない。
・ロシアの全体主義とウクライナの民主主義との闘いであるかのような言い方があるが、ウクライナには言論の自由すらない状態。
・現地の人へ聞き込みをした。みんなロシアの行い(侵攻)に怒ってるが、かといってゼレンスキー政権を信用している人は少ない。
・ウクライナの政権の中枢にはギャング集団のような「ネオナチ」がたくさんいる。
・ネオナチはアジア人嫌い、ロシア人嫌い、黒人嫌い、白人が劣等人種をやっつけるんだ、というような人たち。
・プーチンの言うウクライナによるロシア人の虐殺(ジェノサイド)は実際に起こっている。2014年にオデッサというところでロシア系住民の虐殺事件があった。
・オデッサ事件とはネオナチがロシア系住民を労働組合ビルに放り込んで、男性は拷問、女性はレイプされ最後はビルごと50人ぐらい焼き殺すという事件
・この事件を起こしたネオナチのトップとゼレンスキーは仲良し。去年にはこの大量殺人を起こした犯人をゼレンスキーは釈放したうえ、その犯人をオデッサの治安当局のトップに任命した。
・オデッサ事件の追悼式典をネオナチはずっと暴力的に妨害している。
・プーチンの侵攻の動機としては、こういったロシア系住民の安全を確保するという目的がある思う。
・ウクライナ軍の中のネオナチは「アゾフ連隊」である。いまだに紋章に鍵十字を使用する連中。親ナチス。
・ウクライナの内務省高官にはアゾフ連隊の人間が務めている
・プーチンを「悪魔化」する情報戦(プロパガンダ)はすごい。あまりに不気味。
・2019年アメリカのネイションという雑誌に「ウクライナは世界で唯一正規軍にネオナチがいる」と掲載。アルジャジーラもアゾフ連隊のことを散々書いている。
・アメリカにもネオナチがいる。これらは訓練を受け、現在ウクライナ正規軍に編入されている。これは海外ではよく知られている。
・2014年にアメリカやイギリスの情報機関が資金援助(何十億ドル)を行い、ネオナチやギャング集団の働きで親露派大統領政権を転覆させた。
・国連高等弁務官事務所が2016年の報告書で、ドンバス地方でアゾフ連隊が民間財産を略奪し、女性を強姦し、男性を拷問していることに対して非難文書を出している。
・アゾフ連隊は2018年にも首都キエフの秩序を回復するという名目でパトロール部隊を作りすさまじい人権侵害を行っている。
・今回の一連は典型的なプロパガンダ、背後にあるものを見ないと見誤る。
・今回の仕掛けの理由として1つは「武器を売りたい」、1つは「プーチン政権の破壊」これによりロシアの利権を奪うこと。アゾフ連隊に金を出しているのはウクライナの「オルガリヒ(財閥)」国際金融資本とガチガチの関係であり、これらはユダヤ人。
・アゾフ連隊は22か国から集まっている集団
・アゾフ連隊の存在はミンスク合意違反
・FACEBOOKは犯罪集団であるアゾフ連隊を賞賛する投稿は禁止しないと決定(インターセプトという雑誌が報じた)ところがワクチンに懐疑的な投稿に対しては検閲を行っている。また、何万もあるISのアカウントについても全く検閲無し。
・プーチンの頭が狂ったとかいう話は幼稚。単なるプロパガンダ。
・メディアは世論戦の「兵器」として作用する。