ハーシーさんがイケメンだった
チョコレートのハーシーさん
彼はミルクチョコレートを作るんだ!と起業をするんですが
その前に従業員の町を作ることからはじめます
いい仕事をするにはいい環境だと
そういう従業員を大切にすることを考えていました
それでほんとに街づくりからしちゃうんです
チョコのレシピができてないのに先に街を作るっていうのがすごいですね
でまあチョコは完成して大ヒットします
従業員の娯楽施設も建設して、子供がいないハーシーさんは孤児など恵まれない子供を保護する施設なども作ります、ものっすごい人格者です
しかし大恐慌のときアメリカでストが各地で起きてハーシーさんの従業員もストをします、ハーシーさん、大ショックで精神を病み引退します
しかし戦争がはじまるとハーシーさんふたたび復帰します、国に頼まれたのです、戦争は食料供給が必須ですから、ハーシーさんは兵士の1日分のカロリーを補うチョコを考案し、後に国から賞賛されます
顔がもうイケメンなんですよ、でも従業員のことを大切にしてたのは事実なんでしょうがそういうの伝わってなかったんですね、なんでかなって考えたらやりすぎて逆にダメだったんじゃないでしょうか?発想がドSですよね街を作っちゃうって
弱い経営者だったら社員と一体になって「みんなで力を合わせて難局を乗り越えよう!」ってなって旧日本型の家族経営みたいな空気ができたのでしょう、でも当時のアメリカだとそういう風潮もなかったでしょうしアメリカ人も基本いまでも会社に帰依するような人種じゃないので、いかに職場環境がよくても、ストしたくなったんでしょう、ブームだということもあって
手塚治虫はハーシーチョコが大好きでした、ハーシーがないと描けない!といって担当編集に買いにいかせるんだけども、売ってる地域まで指定したそうです、編集者は「ハーシーチョコってどこで買っても同じ味なのでは?」と疑問を抱きながらもちゃんと言われた場所まで行ったそうです、手塚治虫にしかわからない味の世界があったのかもしれません
ハーシーチョコのレシピができた瞬間、開発者は「酸味がまだある」と言ってまだ完成してないと伝えましたがハーシーは「これでいい!完成だ!」とオーケーを出しました、ハーシーチョコはこのわずかな酸味がウケてヒットした・・・のかどうかはわかりませんが実際売れたからその味で完成だったんでしょう、ハーシーの味覚はきっとすごかったはずです、なぜならイケメンだから、すごい経営者ってのはそういうのがわかるんです
だから手塚治虫レベルの天才は売ってる場所の違いまでわかるのです