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ドラえもんの道具考察①もしもボックス

もしもボックスは電話ボックスの形状をしていてそこで自分の望む世界をリクエストすると願いを叶えてくれるというチートアイテムです

のび太が「お金のいらない世界を」と望んだらお金がなくても物がもらえる世界になりました、しかしその物をもらった分のお金をもらうことになります

例えば5000円分のおもちゃを受け取ると5000円札も受け取ることになります、そして人は働いて労働の分お金を返却していくという世界です

のび太は「お金がいらないなら焼けばいいじゃないか」と焼こうとすると警察がでてきて「お金を焼くのは犯罪だ!」と言われます

そんな道具なのですが、重要なのは「世界は書き変わっているのか?」という点です

仮に、22世紀の世界で誰かがもしもボックスで世界のルールを書き換えたとします、別の誰かがもしもボックスでまた別のルールにした場合、先に書き換えた者のルールは消去されるのではないでしょうか?

無題

最初に作ったルールのあとに別の誰かがまったく別のルールを選択したときに最初のルールは消さないと成立しません

もし成立されるとしたら・・・というかきっと成立するようになっているはずです、だってもしもボックスなんだから

そんなわけで考えられる理由をいくつか挙げていきます

1.空間限定

最初にAさんがルールを作ったとします、Aさんは動物のいない世界を作ったので一度動物はいなくなります、そして世界中の人から動物の記憶が消えます(この時点で恐ろしいことがおきてますが作中そういうルールです)そしてBさんが動物が10倍になるルールを願ったときにBさん付近では動物が大量に現れますがAさん付近には動物は存在しません、そしてAさんに近づく人は動物の記憶が無くなります、ルールを作った本人にとってはその世界はキャンセルしない限り永遠に続くのです

2.世界は変わらず自分だけが催眠状態になるだけ

もしもボックスを使うと使った本人だけが世界が書き換えられたような世界に住みます、ヴァーチャル世界のようなものです、他の人間も世界もそのままです、のび太が使ったときにドラえもんの記憶がそのままなのは、のび太がドラえもんにだけはそのままでいてもらいたいと願ったからです、もしくは近くで見ていた者にだけは変わらないというルールです

3.パラレルワールドに連れていかれてる

のび太の魔界大冒険で「もしも魔法の世界になったら」と願うことでとんでもない事件になります、そしてもしもボックスで元にもどすんだけどももう一方の魔法の世界は残ったままなので結局解決しにいくんです、もしもボックスによって新たな世界が生まれたのかもしくは、もしもボックスを使った者が無数にある宇宙のパラレルワールドに転移しているのか、映画を観る限り確実に別の世界というのが存在しています、しかしテレビシリーズだとわりとしょうもないことを願っています、あらゆる人間のしょうもない願いも全て叶えてしまうというということはそれこそ宇宙が無限に存在していないと叶わないでしょう、ということはすごいでっかい願いの場合だけパラレルワールド行きという制限があるのかもしれません

新魔界大冒険ではドラミちゃんはあらゆるパラレルワールドから願いにあった世界に連れて行かれると言っていたそうですが、では元の世界にいた自分はどうなっているんでしょうか?それは無数にあるパラレルワールドにいる自分がやはりもしもボックスで普通の世界を望んで入れ替えになるとも考えられます、スペースダンディのワープ論みたいなのです

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スペースダンディ

しかしそう都合よく交換する願いがあるとしたら本当に宇宙の無限具合がハンパなくなります・・・

無限の宇宙か洗脳か書き換えか、もしもボックスがもしも出来たとしても使う前によく考えたほうがよさそうです

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