出会いの喜びは、別れの悲しみに勝るのか
筆者のSishです。
いつもなんだか暗い文章なので(結果暗くない、っていうのを目指しているのですが、果たして伝わっているのか。。)、自分について少し綴ってみる。
「出会いの喜びは、別れの悲しみに勝るのか?」
もう早速暗そうなんですけど。。笑
実は十数年前から疑問に思っていたこと。
たくさんの人に出会った大学時代、深い付き合いも増える中、歳を重ねるごとに、別れも繰り返していた。
恋愛なんかしていると、たくさんの楽しい思い出があったはずなのに、理由はどうであれお別れした途端、全部の明るい記憶が悲しみに変わってしまいがちである。
離れていくなら、最初から近づかないで。。なんてイタイ思考も持ち合わせていたあの日々では、どんなに素敵な出会いがたくさんあっても、いつか訪れるかもしれない別れを思うと、暗くなっていたものである。
今思い返せば、そういう経験がその歳でできてよかったね。と思える。
🐈
実家にいたときも、一人暮らしになっても、家族ができても、私はとにかく家にいることが好きである。
人は家にいること・外出がないことを「暇」と呼びがちだが、私にとっては家にいることこそが大事な「予定」である。
掃除洗濯いろいろやることはあるけれど、そうじゃなくて、家という自分の大好きな空間にいることが重要なのである。
例えばカフェが好きで、その空間にコーヒーをのみに行ったり、そこで仕事したりする人もいるだろうが、それがカフェなのではなく、私にとっては家なのだ。
贅沢ではないけど、自分の好きなインテリアや色味でまとめた小さな部屋。
もちろんカフェみたいにおしゃれではないけれど。。
相棒のくまさん、観葉植物、外から聞こえる鳥の声。
お気に入りのソファー、お気に入りのカップでのむコーヒー。
椅子に座ったり、床に座ったり、ソファーに寝転がったり。
お天気がいいから洗濯しちゃおうかな。
あ、ここの埃が気になるから、掃除機かけるか。
自分の好きなものに囲まれて、自分のタイミングで動ける自分だけの空間。
生活感はあるけれど、自分が揃えた自分だけの空間。
旦那さんが帰ってくるまでは、だらだらしちゃおう。
🐈
話は飛んだがきちんと回収しますよ。
会社を辞めて在宅ワーカーになって1年ちょっと。
仕事のストレスは何をやってもあるものの、大好きな家で仕事をさせてもらっていると思うと、気持ちが晴れた。
大好きな空間に仕事を持ち込んでしまうのはデメリットも多いのではとも思ったが、この空間を侵さないようにと仕事を頑張れるのも本当。
バランスよく逃げ場と責任感を与えられたと思っている。
会社員時代よりもプライベートと仕事がごっちゃになっている。
前は仕事からプライベートを守ることに必死だったが、今は攻守交替気味。
仕事が良い意味で生活の一部に溶け込んで、自分の暮らしを大切にするようになった。
さて、冒頭の「出会いの喜びは、別れの悲しみに勝るのか?」という問いだが。
今の私の答えはこうだ。
YES. 勝る。
出会いはたくさんの気付きをくれる。
悲しみで心痛める別れは、それだけ濃い時間を過ごせたということ。
そして何より、自分の大好きな空間が、別れの悲しみを大事な思い出に変えてくれる。
癒えるまでに時間がかかっても、私は家で、時が過ぎるのを待つのだ。
仕事でもプライベートでも、自分が過ごす空間と時間を大切にすること。
これで別れの悲しみよりも、新しい出会いの喜びを期待できるだろう。
若かった自分に、教えてあげたいけど、回り道のおかげで気が付けたのかもしれない。
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