僕の初めて見た時の感想は「なんだこれ」だった。
Maison Martin Margiela spring1998
Naoto Kajisaki
コレクションはプレゼンテーションのように進み、ハンガーに吊るされた服を披露するというものだった。モデルの起用は映像内のみで、“ショーは洋服を着たモデルが歩く”というファッションショーの常識を見事に壊してくれた。ショーの演出を見て「こんなのありかよ。」とワクワクしたのを覚えているくらいに。
ショーの演出もそうだが、コレクション最大の特徴とも言えるのが洋服一つ一つのシルエット