三方よしの視点を持つためには
こんにちは、SISです。
先ほど金融業界のコンサルの方と
会ってきたのですが
最近のNISAや資産運用を後押しする風潮を
とても危惧していました。
私は以前からFPの試験を取ったりなんかして
NISAもやっていましたし
少し前からそういったことに
興味があったので
YouTubeの広告などで
よく金融系の広告が出てきていたのですが
その人たちも同じようなことを言っていました。
要は「流行り廃りや人から聞いた話を
簡単に信用して、深く考えず
資産運用をしている人が多い」という点です。
たしかに銀行預金とは違って
NISAも投資デ実際にリスクはありますから。
私は騙されやすそうに見えて
実は今までそういった詐欺などに
騙されたことなどはないのですが
今までの投稿で伝えてきたように
「今から騙されようかなー」というノリで
怪しげなセミナーに行ったりすることは
何度もありましたが
結果違和感や矛盾点に気づいて
帰ってきてしまうことが多いという話をしました。
思い返すと私は
物心ついた時から
ナチュラルに人と違う選択をすることが多く
少数派になりがちだったので
そのお陰で自分の選択を疑う機会を
何度も与えられたと思っています。
だからこそ何かを選択するときに
多数派と少数派の意見に流されず
メタ的にメリットとデメリットを
天秤にかけて判断が出来たので
環境に影響されない
盤石な判断軸が出来たようです。
昨今無料お菓子付きのマネーセミナーが
流行っていますが
無料で、しかもお菓子を食べながら
マネーリテラシーを高めることが
出来るのはビジネスモデルとして
虫が良すぎる話だと思っていました。
その辺りはどうなのか、と質問したら
「必ず保険を勧めるわけではない。
講師としてのブランディングだとか
権威を作るだとかそういう広告の狙いもある」
という回答でした。
また、金融という観点では
多少公益の分を含んでいるとのこと。
確かに日本は総資産でいうと
決して貧しいわけではないのに
貯金としてお金を腐らせている比率が多く
それを投資に回せば
運用益だけで解決できる問題が出てくる
と聞いたことがあります。
また、国の制度を知ってうまく使えば
助かるはずだった命が
未だにたくさん失われている
という事実もあります。
だからこそ教育の場で
金融の授業を取り入れていくことも
求められているのですが
民間企業を経験することがなく
新卒で教職になっている人が多い現状で
なかなかそれを取り入れる余裕が現場に
ないとも聞きます。
だから日本人のマネーリテラシーを
上げることは
公益を担っている部分がある
という視点も初めて知りました。
企業が大きくなるにつれ
こういった公益に貢献することに対しての
リターンが大きくなるということも。
そういった意味では私は
利益重視のベンチャーとか
中小企業など
それも営業や接客がメインだったので
どうしても相手のメリットが見えないと
信用しきれない所があったのですが
「公益」という第三のメリットに関して
学べました。
いつも三方よしと口では言っていたのですが
非営利団体に対して
身の回りにいなかったこともあり
理解が深まらなかったのが現実でした。
だからこそこれからは
少し大きな組織に属している人から
「公益」の視点を学べることで
本当の三方よしを理解できるのではないかと
考えました。
ムシのいい話を信じて
思考を放棄して搾取するのが
傍若無人な自分だけよし
相手のメリットと自分のメリットを
考えながら進めていくのが
WINWIN
三方よしというのは
このもっと広い視野でいう
「公益」の視点を持つと言うこと
今まで非営利団体と縁のなかった私ですが
気がつけばそういった団体も
顧客として持つようになった
そんな今この状況に改めて気づきました。