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ネガティブを否定しない

愚痴なんて言わずに
毎日ポジティブなことを考えて
ポジティブなことを言って
生きていきたいと考えたりしますよね。

愚痴ばかり言っている自分なんて
なんだか好きになれないし。

ネガティブ発言をしている人も
根本はそんな欲求を誰しも抱えていると
私は思っています。

ですが人生はそんなに甘くありません。

だからなんだかよく言語化できないけど
空元気なポジティブを
強要される会社や組織って
うさんくさくて敬遠されがちです。

「じゃあみんなでハッピー!」

いや、ハッピーじゃねぇし
みたいな。笑

ちょっとそれを言語化してみようと
思います。

ポジティブ=善
ネガティブ=悪
という風潮がありますが
そもそもその二項対立こそが
間違っており
人間自体がポジティブもネガティブも
善も悪も両方持っていて然るべきなのです。

アンパンマンとばいきんまんみたいな
そんな単純な世界ではありません。

ただ東洋医学の概念に近いのですが
陽と陰のようなものは
あると思っています。

太陽と月みたいな。

わかりやすいそういった
「正義と悪」で解決させようとする人は
陽の性質を持つポジティブと
言われる人が多いように感じます。

ただポジティブもネガティブも
必要性があるように
陰の性質を持つ人の考え方も
必ず必要になってくる場面があります。

努力や根性でイケイケなポジティブで
解決できる問題だけでなく
少し肩の力を抜いて引いた目線で
冷静に物事を分析する引きの力で
時には悲観的とも捉えられる考え方で
ないと解決できない問題などもあります。

例をあげるとすると
ストレスが溜まって爆発しそうな人に
「がんばれ」とか「気合いだ」と
言うのは簡単ですが

心身に溜まるネガティブを
一度デトックスのように
吐き出させることによるアプローチの方が
効果が抜群に出ることもあります。

最近になってこの考え方は
やっと浸透してきたようで

「がんばらない戦略」や
ミニマリズム、マインドフルネス
ファスティングなどに
現れています。

不自然なポジティブより
自然なニュートラルの方が
本当の意味でポジティブなように
感じています。

ネガティブは封じるのではなく
吐き出させて
そのあと自ずと湧き出てくるものです。

根性論で行き詰まっていた方も
少しリラックスして
吐き出して自然にポジティブが
湧いてくるのを待つ方法を
これからは取り入れてみてもいいかもしれません。

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