見出し画像

デジタルデュープというものが

あるらしい。
デュープ、つまり複製だ。カメラでフィルムを撮影することでフィルムを複製するのだ。デジタルでやれば、フィルムをデータ化できるということだ。

(※この記事は覚え書きのため、機材名があちこちに出てくる。気にせず読み流していただきたい)

手間はかかるが、そこいらのフィルムスキャナよりずっと精細な、フィルムの解像力を余すところ無く活かした画像が得られるらしい。

必要なものはマクロレンズとフルサイズカメラ。そして三脚。うむ、ある。コピースタンド。うむ、ない。手持ちの機材をゴソゴソ…… む、ベローズを発見。これで何とかなるのではなかろうか。

ベローズにレンズとカメラを装着し、ライトボックスの上にベローズを立てて無反射ガラス(前に、120フィルムのスキャンをやろうとして購入したものだ。そっちはライティングがうまくいかず失敗した)でフィルムを挟んで…… む、ベローズが安定しない。

そんなことをやっていると、不意に思い出した。あるじゃないか、コピースタンド。このベローズにはスライドコピーアダプタがついていたのだ。すっかり存在を忘れていた。

リバースレンズであれこれ遊ぼうと思って買ったものが、今になって本来の目的で役に立つとは。何があるか分からないものだ。

ベローズにカメラとマクロレンズをセットし、ライトボックスを照明替わりにして、スライドコピーアダプタにフィルムをセット。む、ちとフィルムからレンズまでの距離が長い。間に調節リング(K2)をかまして調節する。

そこまでやって、レンズが等倍マクロではなく、ハーフマクロであることを思い出した。フィルム全面が撮影できない。ううむ。

手元にある28mmレンズを逆付けすれば等倍が出るはずなのだが、リバースリング(BR-2A)が見当たらない。探すか。レンズを整理したときに、誤ってつけたまま売っていなければいいのだが。


そうこうして撮った写真がこれである。上がフィルムスキャナ(安物だ)、下がデジタルデュープ。確かに少し精細になっているような気がす… る?

写真が青いのは、ネガフィルムの色を補正しないで反転したからだ。補正したのが見出しの写真だ。

画像1

画像2

実は引き伸ばしレンズ(EL-NIKKOR)も持っているのだが、こちらはマウントアダプタがNikon 1用しかない。無限遠が出る必要はないので、Fマウント用のL39マウントアダプタを買うか。

しかしこのライトボックス、ルーペに照明替わりにと大活躍している。スイッチの類が何もない(通電すると光る。単純だ)分だけ、軽量なのもいい方向に働いている。


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