SRP AJ2mt フロップ考察
AJ2mtについて、二つの内容をみてみる。
一つはBB側の、CBに直面した際の均衡的反応。
AJ2mtでのCBに対するBBの反応は、さすがにAJ2rとはだいぶ違っていて、基本的にはスートがかなり重要になるようだ。ただしUTG側のCB頻度は低く安く、またUTG側のレンジの優位性もそれほど強く無いので、ある程度は守れるようだ。具体的には色持ちのローポケやAヒットは守る一方でJhitのウィークキッカーや2ヒットの弱いところは捨てる。ローポケなんかは捨ててしまいそう。
XRも頻度は低く、ナッツフラッシュをバリューとして低頻度レイズしつつ、34sの色なしなどストレートドローのあるトラッシュハンドをブラフに使うようだ。
二つ目は、オリジナルをBTNにした場合にCB頻度はどのように変化するか?
予想:
まず、AJ2rでみたようにBTNvsBBでは高いCBの頻度が存在し、その理由はよくわからなかったが、仮説としてJJをBTN側しか持たないことが原因の一つ?と考察していた。ボードがモノトーンになることでセットの価値が下がり、高いCBの選択肢は少ない〜なくなる、と予想。
また両者が広いレンジをもっていて、Aヒットの割合はUTGvsBBとBTNvsBBではたぶん前者の方が差が大きく、スーテッドハンドの割合はちょっとどっちが多いかわからないけど前者の方が両側とも多い気がする。となると、ボードがモノトーンであることの影響も前者の方が出やすくて、結果的にはBTNvsBBではそこまでCB率は下がらないのではないか。あとはKやQを含むハンドもBTNの場合お互いがそれなりのコンボ数で保持していそうなので、この点ではCBは打ちづらい気もする。
結果:全然違った。
*6max NL50 simple 2.5x 3b:smaller
*より複雑なソリューションではBB側にドンク頻度があったりで色々違った。
UTG vs BB
BTN vs BB
ベット頻度は後者の方が少なく、またpot66%の選択肢が後者には残る。なぜなのか。
レンジ全体の強さはBTNvsBBはかなり接近している。この辺りが理由になりそう。なぜ接近しているのか?スーテッドの割合に違いがあるのか、それともAヒットの割合に違いがあるのか。
これをみると、どうもAヒットの割合が関係していそうだが、EQグラフをみると全体的に形が違うのでこのことだけが原因でもなさそう。
UTGvsBB
BTNvsBB
雑に理解するなら「BTNvsBBの方がお互い広いレンジなので結果的にレンジ全体でのアドバンテージが少なくなりベット頻度が低下する」としてもよさそう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?