白くま

日記感覚で、誰の得にもならない長い文章を書きたくなった時に使います

白くま

日記感覚で、誰の得にもならない長い文章を書きたくなった時に使います

最近の記事

人類、頼むから歯を大切にしろ

毎日毎日患者と向き合いながらいつも思う。 あと10年早く来てくれれば、と。 ただしこうも思う。 10年前に来ていたとしても、この人は私の言葉に耳を貸さなかっただろうなと。 人類、頼むから歯を大切にしろ。 歯科治療は全て不可逆だ。 後から取り戻すことはできない。 メスを入れなければ整形じゃないと言って顎ヒアルやエラボトには手を出し、骨を削る整形には一線を引いている美容界隈、それと同じだ。 歯を削ることには、顔を削ることに等しい抵抗感を持って欲しい。 虫歯で歯を削るってこと

    • 配信系の漫画に感じるストレス

      (これは漫画を一気に読み切る若い集中力も自由な時間も失ってしまった人間のぼやきであり、どこかの特定の漫画サイトや配信アプリを批判するものではないという前提です) 結論から言うと、全ページ数におけるおおよその現在地の把握がしにくい所が配信系の漫画を読み続けることを疲れさせる原因だと考えている。 紙の漫画に慣れた世代としてはこれが大きなストレスなのだ。 例えるなら『句読点がひとつも無い長い文章を読まされる感覚』に近い。 今でも電子書籍市場は1巻ごとの購入制だ。よって電子書籍

      • 完璧な隣人はいない

        最近はこの言葉を念仏ように繰り返し心の中で唱えている。 家族であっても、友人であっても、職場の人間であっても、恋人であっても、私の理想の隣人たりえる人など、他人にとっての私がそうでないのと同じように、この世界のどこを探しても存在しないのだ。 以前職場で体験したこと。 こんな人格者が居たとは、人事は大当たりを引いたものだなと感心した中途採用の上司は、誰とでもコミュニケーションが取れて、年下にも気を使うことができ、知識が豊富で、面倒な仕事を率先して引き受けてくれるような人だった

        • キルフェボンの買い物袋が無料であるべきかどうかについて

          今日も今日とてツイッターが燃えている。 いまだにⅩと呼ぶのに抵抗のある時代遅れの人間です。 本日の議題は、少し高めのケーキ屋は多少値上げをしてでも買い物袋を無料にして「ストレスのない購入体験」を提供するべきである、というものだ。 なるほどその意見はよくわかる。 そもそもケーキというものは特別だ。それを買って帰ることすなわち、特別なお祝いを意味する。 更にキルフェボンと言えば、季節のフルーツをふんだんに盛り込んだオシャレなタルトがシーズンごとに新作として話題になり、手に入れる