時代が変われば、意義も変わるし興味も変わる
今回は修学旅行をテーマに書いてみようと思います。
小学校・中学校・高校での一大イベントと言ったら修学旅行!ってイメージありますよね?
そんな修学旅行が始まった理由は子供の視野を広げる為だったんです。
1960年代以前日本の一般庶民の所得が低く、高速交通網も発達していなかった頃は、なかなか遠方へ家族旅行に行く機会も持てなかったため、修学旅行によって見聞を広めてもらうことが修学旅行の基本的な目的とされていた。(Wikipediaより)
ですが、今はもう高速通行網も発達しているし手ごろな価格で旅行に行くことが出来るようになりました。
お泊り旅行じゃなくても家族で少し遠い場所に遊びに行ったり、友達と県をまたいで遊びに行くことも全然難しいことじゃなくなりました。
こうなってくると、本来の修学旅行の意義が日常生活の中で果たされてしまうので修学旅行が必要じゃなくなるんです。
このように時代が進んでいく中で、修学旅行という行事自体を廃止する学校も珍しくなくなってきました。
しかし、まだ修学旅行がある学校の方が多いかと思われます。
では、修学旅行のある学校の修学旅行の意義は何なのか。
当たり前の事ですが、時代が変われば考え方や在り方というものは変わっていきます。
修学旅行の意義も変わっているはずです。
もし変わっていないのならば、修学旅行という行事は授業の一環でやるべきものじゃなくなるからです。
今、修学旅行に求められているものは「協調性・自主性」「団体行動」「歴史・文化・環境を知る」だと思われます。
でも、これが目的ならば高校の修学旅行っていらなくない?って私は思ってしまいました。
「ねちっこいなぁ~」って自分でも思いますが、このような違和感を常に持てる人でないとクリエイターにはなれないと思っているので、自ら毎日違和感探しをしています(笑
理由は、高校は一学年の人数がめっちゃ多いから集団行動なんてものはしないし、
普段携帯電話の使用を許可していない学校でも修学旅行の時は使用できる場合が多いため、協力しなくてもスマホ検索で全部分かってしまう。(中学生までの時計係・地図係とかが必要なくなる)
沖縄や北海道は王道過ぎてほとんどの人が行ったことがある。
といったところですかね。
でも、実際に行く生徒たちが行きたいと思うのならば意味のあるものだと思います。
しかし、私は高校の修学旅行は全く楽しみじゃなかったんです。(中学までは凄く楽しみにしていたのですが・・)
私だけが修学旅行に乗り気でないなら自分に問題があると思ったのですが、私の学年は4分の3くらいの生徒が乗り気じゃありませんでした。
なんでこんなに楽しみじゃないんだろう。
理由は単純で、ただ自分たちの行動範囲が広がったからなだけなんです。
スマホ一つでなんでも分かる時代だからこそ高校生にもなれば、友達同士で自由にどこにでも行けてしまう。
要するに、場所に興味がなくなったんです。
修学旅行の意義は別にありますが、学生は修学旅行を思い出作りの行事としか実際思っていません。
場所に興味を示さなくなった学生は(親のお金ですが)高いお金を出して先生が決めたルートを周りに遠くに行く必要がなくなったのです。
思い出作りが目的ならば、学校でのお泊りの方が皆興味あるんです。
個室で少人数より教室で大人数の方がいい。少人数の班で1日行動するより皆で球技大会やゲーム等をしたほうが思い出作りになる。
時代が進み、ある程度の年齢になればどこにでも行ける時代になったからこそ、修学旅行に興味を示さなくなる学生はこれからも増え続けると思います。
私は、学ばすことを目的とするのならばホームステイが良いと思うし、思い出作りを目的とするのならば学校の方が良いのではないのかなと思っています。
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