しらおい食育防災センター 視察
白老町で平成27年から開設している「しらおい食育防災センター」に視察に行ってきた。
今の人口が15000人ほどの白老町、小学校、中学校の生徒先生へ一日800食近くの給食を提供している、センターの能力的に1日1300食を作れる施設、20数人の調理師で運用しているという。
防災などの非常時の際の食料供給、平常時は学校給食を提供する場所として位置づけられている、自衛隊の日本一大きな弾薬庫のあるこの町、防衛費を活用しているという事もあり、この施設をいろいろな形で利用することを考えていたが、防衛費からの縛りがあり、何でもかんでも取り入れることができなかったという。収益に上がるような事は認められなく、何かを作るとしても材料費のみでしか提供できない公共の施設の歯がゆさが思われる。
学校の食育の面では、アイヌ文化の教育からアイヌ給食の日があるという事、また、衛生面に関してはやりすぎなくらい徹底しているという。 そして、現代で多いアレルギーに関する面もアレルギー対応調理室をもうけ、そこに専属に調理員を一人つけ徹底している。 見学、体験できるように作られているこの施設をこの先も有効活用して欲しいし、長沼町と食数の規模が同じくらいなので、いろいろな面で情報共有できたらと思いました。