在宅医療にできる事
先日、長沼町議会の有志で医療についての勉強会を行いました。 千歳市のしののめクリニックの熊木院長をお招きしての勉強会、長沼町は町営の町立病院があり、毎年数億の赤字を出していることもあり、審議会を経て改革をしなければいけません。現在の60床を段階的に30床、19床へとダウンサイジングする計画を先日の審議会で話し合われました。雇用の問題、患者数の問題、建物の老朽化の問題、救急医療の問題、医師不足の問題、抱える問題がいつまでも光明が見えない中、これから進んでいく中での私たちの知識のためにご教授頂きました。 在宅医療は本来、外来に来ていた患者さんが病気の進行具合、高齢化などにより病院に通う事が困難になった人が、スライド的に在宅医療へと移行するのだと、かかりつけ医が継続して付き合う事が一番望ましいという事です。診てもらう人も自分の体の事を理解してくれる医者に診てもらいたいのが常だと思います。 訪問医療と往診という言葉も最初私は何が違うのかなと思いましたが、訪問医療は定期的に訪問し、感謝の診察、処方等を通じて計画的な健康管理を行う事であり、往診は患者の容体に基づき、予定外に訪問、診察等を行う事だそうです。
今の長沼町立病院は訪問医療は行っていません、やりたくても医師の人数が足りなく、町民の要望があるが、叶えられない状態。常勤の意思が院長一人だと、何も新しいことができないのがもどかしい。だけれど、意識の改革はできると思います、高齢化が進んでいる以上町立病院としての在り方、接し方、対応の仕方、地域のかかりつけ医として、しっかりとした人間関係や患者への対応をしていれば、建物が古かろうと患者数は減らないでしょう。
本気で考えるならば、建物の建替えや病床数のダウンサイジングより先に、病院に働く人たちの意識を高めることが先決だと思います。
町の動向にきちんと意見を言えるようにしっかりと勉強したいと思います。