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答え合わせ
NONSTYLE石田さんの本「答え合わせ」の出版イベントに行ってきました。
大吉先生をゲストに、全部記録しておきたいほど聞き応えのある90分…5回鳥肌が立ちました。
大吉先生との関係を振り返っている時に「このへんトラベラー」という懐かしすぎるワードが出て一鳥肌。
漫才とコントの垣根を取っ払ったのが和牛であるという説にニ鳥肌。(本にもあり)
大吉先生M-1初審査員の舞台裏が想像を超えていて三鳥肌。
ノンスタがイキリ漫才でのM-1挑戦を諦めた理由にコンビの歴史と苦悩を感じて四鳥肌。(どころか泣きそうになった)
お二人が笑い飯こそM-1審査員をやるべきと考える熱い想いに五鳥肌。
漫才論、M-1論、芸人論について余すことなく書かれた一冊だけあって、漫才好き、M-1好き、そして何よりノンスタ好きにとってたまらない話ばかりでした。
私にとって最初にリアルタイムで観たM-1は2006年。チュートリアルのチリンチリンに衝撃を受けたのをはっきり覚えています。
翌年、サンドウィッチマンが面白すぎて雑誌「マンスリーよしもと」のM-1グランプリ2007特集を買いました。そこに載っていたコンビがNONSTYLEでした。
知らない、けど人気者っぽい。敗者復活でとろサーモンと並んで圧巻だったと記されている。気になる。そこでルミネに観に行ったのが2008年春。
ノンスタはM-1優勝を目指し東京進出した頃でした。東京ではまだ無名でしたが、会場は大ウケ。2人を応援したいと思い、「NONSTYLE 絶対M-1優勝」と書いた重い紙を壁に貼り一年を過ごしました。
そして年末、本当に優勝。それ以来、もっと2人の漫才を観に行くようになり、劇場の楽しさ、たくさんの芸人さんの面白さに触れました。
あれから16年経ってもなお、まだまだノンスタを好きでいられるのは「寄席のノンスタ最強」と思う舞台を見せ続ける強さだけでなく、単独では常に新しいスタイルの漫才を試し続けるオタクな姿勢があるからだと思います。
長年好きな人をやっぱり好きだと思える瞬間って本当に幸せです。
イベントの最後に石田さんが語ったこの本を書いた理由。
「漫才は所詮娯楽なので。
劇場に漫才を見に来て笑ってほしい。」
これは大吉先生がTHE MANZAI優勝時に仰っていた「本当に面白い漫才師さんは劇場にいますんで、皆さんぜひ劇場に足を運んでください」に通じる言葉だったように思います。
寄席や劇場を大事に思う、楽しいと思う気持ちが一緒だから
このコンビを好きなんだなと
思い返すと好きになる漫才師は皆さん、寄席や劇場で輝く人たちで、結局私は寄席が好きなんだなと。
まさに答え合わせができたような感覚です。
昨日の『あちこちオードリー』での「一緒に頑張ろう。5年頑張ろう」(金文字)を受けてまだまだワクワクしているし。
とにかく今また劇場に行きたいと強く思います。