【閉鎖病棟】摂食障害で入院した話⑤
↑のつづきです。
今回は、入院中の行動制限について書こうと思います。
あくまでわたしが入院していた病棟の話です。
入院してしばらくは、24時間ベッド上安静でした。ベッドから動いてはダメ。
寝たきりだったので動きたくても動けませんでした。
最初は尿道カテーテルが留置されていました。
体重の増加とリハビリの調子に合わせて、尿道カテーテルを卒業し、ポータブルトイレ生活が始まりました。
しばらくして、車椅子でトイレに行けるようになりました。
食事も、自分の部屋ではなくデイルームという共用スペースで他の患者さんと同じ場所で食べるようになりました。
まだ歩くには心もとなかったので、トイレと食事以外はベッド上で過ごしていました。
次第に、体重の増加に合わせて行動制限が緩和していくようになりました。
まずは室内フリーになりました。
ベッド上に限らず自分の病室内なら自由に動いてOK。大部屋だったのでわずかなスペースでしたが。
あくまで室内フリーなので、トイレに行くとき、トイレから帰ってきたときはナースコールで伝えなければいけませんでした。
それから病棟フリーになり、病棟内なら自由に動いていいことになりました。
そのかわり、食後2時間はベッド上安静。その間は基本的にトイレに行ってはいけませんでした。
体重の増加に伴って食後の安静時間は減っていき、退院間近の頃には安静時間もなくなりました。
他にも行動制限はいろいろありました。
最初は週3回の体拭きに1回の洗髪でしたが、それが週1回のシャワーと週2回の体拭き、次は週2回のシャワーと週1回の体拭き…と、だんだんシャワーの回数が増えていきました。
あと、大きかったのは連絡手段です。
しばらく家族とも友達とも、連絡手段は手紙しかありませんでした。が、設定された体重を突破すると公衆電話が使えるようになり、最終的にはスマホが使えるようになりました。
つづく
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