承認、すごい#90

承認とは、そこにあるものを解釈・判断なしに認めること、と捉えています。

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今朝、午前９時よりともに探究をしている方と対話をした。この方との対話は不思議なことがよく起こる。前回は、自分がしゃべっているのか、それとも相手に喋らされているのかよくわからなくなるという体験があった。これは最近よく目にする中動態という考え方でもしかしたら説明できるのかもしれない。

今日もまた起こった。

といっても相手の方がそれはそれはとても大きな気づきを得たというだけのことだ。詰まっていたものが一気に解放されていくのを目の当たりにしながら、何が起こったんだと不思議に思っていた。

それは単にタイミングの問題だったのかもしれない。つまり、この対話までの積み重ねがあっただけで、特別この対話が何かを起こしたわけではないということだ。

確かに、特別なことをしたという認識はなかった。

でも、なのだ。それでも何かが起こって、そして生まれた。

積み重ねがあったとしても、あれほどのものはそう簡単に生まれるもんか。そう思う自分もいる。

何が起こったかやっぱり気になったので、直接聞いてみると「存在承認がすごい」というフィードバックがあった。存在承認は４つの承認の中で自分がもっとも大事にしているものだ。（※コーチ・エィで存在承認、行動承認、成長承認、成果承認というものを学習した。）

それを聞いて、思った。

承認、すごい。

「なぜ、あの人は挑戦できるのだろう」

「なぜ、あの人はあんなにも頑張れるのだろう」

「なぜ、自分はこんなにもできないのだろう」

たくさん思ってきた。そして攻撃していた。

今思えば、自己承認が足りなかったのだ。といっても自己承認は簡単にできるものではない。発達していく中で親などの重要な他者から承認されるのを真似て承認することを覚えるらしい。

幸運にもコーチングを受け続けたり多くの仲間に出会ったりする中で、たくさんの承認をされてきたと思う。

いつもだったら感傷的な気分だけになっていたはずだ。だが、そこには冷静な落ち着いた自分もちゃんといた。

こんなことも起こるのだ。こんな自分でも。

まずはこの事実を受け入れることを承認したい。もう、自分は以前の自分とは違う。いつまで経っても自分の能力を認めない自分とは違う。

たくさん受け取ったものがある。貰ったものがある。

全ての人に恩返しはできないかもしれないけれど、せめて目の前の人だけにでも手渡していきたい。

2022.2.6.19:18