京都府医薬品登録販売者過去問解説問81~100
薬事に関する法規と制度問題
問81 次の記述は、医薬品医療機器等法第1条の抜粋である。( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、2箇所の( a )及び( b )内にはいずれも同じ字句が入る。 この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び( a )の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による( b )上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行うとともに、( c )の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその必要性が高い医薬品、医療機器及び( a )の研究開発の促進のために必要な措置を講ずることにより、( b )の向上を図ることを目的とする。
a b c
1 再生医療等製品 保健衛生 危険ドラッグ
2 生物由来製品 公衆衛生 危険ドラッグ
3 再生医療等製品 公衆衛生 指定薬物
4 生物由来製品 保健衛生 指定薬物
5 再生医療等製品 保健衛生 指定薬物
正解5
問82 医薬品医療機器等法施行規則第159条の8第1項に規定されている販売従事登録の登録事項について、誤っているものはどれか。
1登録番号及び登録年月日
2本籍地都道府県名、氏名、生年月日及び性別
3登録販売者試験合格の年月
4厚生労働大臣が必要と認める事項
5試験施行地都道府県名
正解4
販売従事登録は都道府県知事の登録を受けなければならない。都道府県知事が登録をするため誤り。厚生労働大臣ではない
必要な正しい登録事項は下記の通りである。
「適正に医薬品を販売するに足るものであることを確認するために都道府県知事が必要と認める事項」
問83 医薬品医療機器等法第50条の規定に基づく、一般用医薬品の表示事項とされているものの正誤について、正しい組み合わせはどれか。ただし、厚生労働省令で定める表示の特例に関する規定は考慮しなくてよい。
a 製造番号又は製造記号
b 製造業者の氏名又は名称及び住所
c 要指導医薬品にあっては、要指導医薬品である旨を示す識別表示
d 用法用量
a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 正 誤 正 正
正解3
医薬品医療機器等法第50条の規定の範囲内では一般用医薬品の表示事項はaからkまでの下記の通りである。
a) 製造販売業者等の氏名又は名称及び住所
(b) 名称(日局に収載されている医薬品では日局において定められた名称、また、その他の医薬品で一般的名称があるものではその一般的名称)
(c) 製造番号又は製造記号
(d) 重量、容量又は個数等の内容量
(e) 日局に収載されている医薬品については「日本薬局方」の文字等
(f) 要指導医薬品である旨を示す識別表示
(g) 一般用医薬品のリスク区分を示す識別表示
(h) 日局に収載されている医薬品以外の医薬品における有効成分の名称及びその分量
(i) 誤って人体に散布、噴霧等された場合に健康被害を生じるおそれがあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品(殺虫剤等)における「注意-人体に使用しないこと」の文字
(j) 適切な保存条件の下で3年を超えて性状及び品質が安定でない医薬品等、厚生労働大臣の指定する医薬品における使用の期限
(k) 配置販売品目以外の一般用医薬品にあっては、「店舗専用」の文字 (l) 指定第二類医薬品にあっては、枠の中に「2」の数字
a正しい
b誤り
法定表示事項は「製造販売業者等の氏名又は名称及び住所 」を記載しなければならない。
製造業者の氏名又は名称及び住所ではないため誤り。
c正しい
d誤り
添付文書、容器等又は外箱等に、当該医薬品に関する最新の論文その他により得られた知見に基づき、用法用量その他使用及び取扱い上必要な注意等が記載されていなければならないと法第52条に記載されてる内容である。法第50条に規定されてない内容のため誤り。法第52条も含まれていれば正解であるが今回の問題では医薬品医療機器等法第50条の規定しか聞いていない。
問84 毒薬及び劇薬に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a医薬品医療機器等法第47条の規定に基づき、毒薬を18歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されている。
b毒薬の直接の容器又は直接の被包には、黒地に白枠、白字をもって、当該医薬品の品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。
c劇薬の直接の容器又は直接の被包には、赤地に白枠、白字をもって、当該医薬品の品名及び「劇」の文字が記載されていなければならない。
d劇薬については、店舗管理者が薬剤師である店舗販売業者及び営業所管理者が薬剤師である卸売販売業者以外の医薬品の販売業者は、開封して販売等してはならない。
1(a、b)2(a、c)3(b、d)
4(c、d)
正解3
a誤り
毒薬又は劇薬を、14歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されている(法第47条)、これに違反した者については、「二年以下の懲役若しくは二百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」(医薬品等法第85条第2号)こととされている。
18歳未満でなく毒薬劇薬ともに14歳未満であるため誤り。
b正しい
c誤り
劇薬については、容器等に白地に赤枠、赤字をもって、当該医薬品の品名及び「劇」の文字が記載されていなければならないとされている(医薬品等法第44条第1項及び第2項)。
d正しい
問85 要指導医薬品又は一般用医薬品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 一般用医薬品は、「薬剤師その他の医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの」である。
b 一般用医薬品では、注射等の侵襲性の高い使用方法は用いられていない。
c 要指導医薬品には、生物由来の原材料が用いられているものがあり、生物由来製品として指定されたものもある。
d 第二類医薬品のうち、「特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するもの」を「指定第二類医薬品」という。
a b c d
1 正 正 誤 正
2 正 正 誤 誤
3 誤 正 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤
正解1
c誤り
生物由来製品として指定された一般用医薬品又は要指導医薬品はないため誤り。
一般用医薬品又は要指導医薬品においても、生物由来の原材料が用いられているものがあるという点は正しい。
問86 日本薬局方に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a日本薬局方とは、厚生労働大臣が医薬品の性状及び品質の適正を図るため、医道審議会の意見を聴いて、保健医療上重要な医薬品について、必要な規格・基準及び標準的試験法等を定めたものである。
b日本薬局方に収められている医薬品は、一般用医薬品として販売されているものはない。
c日本薬局方に収められている医薬品であって、その性状、品質が日本薬局方で定める基準に適合しないものは販売してはならない。
d日本薬局方に収められている医薬品については、直接の容器又は直接の被包に「日本薬局方」の文字等が記載されていなければならない。
1(a、b)2(a、c)3(b、d)
4(c、d)
正解4
a誤り
日本薬局方とは、厚生労働大臣が医薬品の性状及び品質の適正を図るため、「薬事・食品衛生審議会」の意見を保健医療上重要な医薬品について、必要な規格・基準及び標準的試験法等を定めたものである
薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて定めるため誤り。
b誤り
日本薬局方に収められている医薬品であって、その性状、品質が日本薬局方で定める基準に適合しないものは販売できないため誤り。日本薬局方に収められてないといけない。
c正しい
d正しい
問87 医薬部外品に関する記述について、正しいものはどれか。
1脱毛の防止、育毛又は除毛等の目的のために使用される物であり、機械器具等を含む。
2医薬部外品を一般の生活者に販売等する場合、医薬部外品の販売可が必要である。
3薬用化粧品類、薬用けん石鹸業の許、薬用歯みがき類は、医薬部外品である。
4ねずみ、はえ等の衛生害虫類の防除を目的として使用される医薬部外品には、直接の容器又は被包に「指定医薬部外品」と表示しなければならない。
正解3
1誤り
医薬部外品は脱毛の防止、育毛又は除毛等の目的のために使用される物であるが、機械器具等を含まないため誤り。
2誤り
医薬部外品を一般の生活者に販売等する場合、医薬部外品の販売可が不要なため誤り。
医薬品のような販売業の許可は必要なく、一般小売店において販売等することができる。
4誤り
人又は動物の保健のためにするねずみ、はえ、蚊、のみその他これらに類する生物の防除の目的のために使用される医薬部外品(薬事法第2条第2項第2号に規定する医薬部外品)には、「 防除用医薬部外品 」の文字を記載すること。 と記載されている。
「 防除用医薬部外品 」と記載しなければならないため誤り。
かつては医薬品であったが医薬部外品へ移行された製品群を指定医薬部外品と呼ぶ。
問88 保健機能食品等の食品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 特別用途食品は、「特別の用途に適する旨の表示」をする食品であり、厚生労働省の許可等のマークが付されている。
b 特定保健用食品として特定の保健の用途を表示するには、個別に生理的機能や特定の保健機能を示す有効性や安全性等に関する審査を受け、許可又は承認を取得する必要がある。
c 栄養機能食品は、事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示し、販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものである。
d いわゆる健康食品に医薬品的な効能効果を標榜ぼうした場合には、無承認無許可医薬品として、取締りの対象となることがある。
a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 誤 誤 正
3 誤 正 正 正
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正
正解4
a誤り
厚生労働省の許可等のマークでなく消費者庁の許可等のマークが付されているため誤り。
特別用途食品 乳児、幼児、妊産婦又は病者の発育又は健康の保持若しくは回復の用に供することが適当な旨を医学的・栄養学的表現で記載し、かつ、用途を限定したもので、健康増進法第26条 第1項の規定に基づく許可又は同法第29条第1項の規定に基づく承認を受け、「特別の用途に適する旨の表示」をする食品お言い、消費者庁の許可等のマークが付されている。
b正しい
c誤り
選択肢cは機能性表示食品の説明をしているため誤り。
栄養機能食品は1日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分の量が、基準に適合しており、栄養表示しようとする場合には表示するものである
栄養成分の機能表示に関しては、消費者庁長官の許可は要さないが、その表示と併せて、当該栄養成分を摂取する上での注意事項を適正に表示することが求められている。また、消費者庁長官の個別の審査を受けたものではない旨の表示も義務づけられている。
d正しい
問89 医薬品の販売業に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか
a薬局開設者又は医薬品の販売業の許可を受けた者でなければ、業として、医薬品を販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で貯蔵し、若しくは陳列してはならない。
b配置販売業者は、店舗による販売又は授与の方法により、医薬品を販売し、授与し、又はその販売若しくは授与の目的で医薬品を貯蔵し、若しくは陳列することができる。
c薬局における医薬品の販売行為は、薬局の業務に付随して行われる行為であり、医薬品の販売業の許可は必要としない。
d医薬品の販売業の許可は、5年ごとに、その更新を受けなければ、その期間の経過によって、その効力を失う。
1(a、b)2(a、c)3(b、d)
4(c、d)
正解2
a正しい
b誤り
配置販売業では店舗による販売又は授与の方法により、医薬品を販売し、授与し、又はその販売若しくは授与の目的で医薬品を貯蔵し、若しくは陳列することはできないため誤り。店舗販売業の許可が必要となる。
c正しい
d誤り
店舗販売業の許可、配置販売業の許可又は卸売販売業の許可は6年ごとに、その更新を受けなければ、その期間の経過によって、その効力を失う。5年ごとではない。(医薬品医療機器等法第24条第2項)
問90 医薬品医療機器等法施行規則第1条第2項第3号に規定されている薬剤師不在時間に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 薬局の開店時間のうち、当該薬局において調剤に従事する薬剤師が学校薬剤師の業務やあらかじめ予定されている定期的な業務のため恒常的に薬剤師が不在となる時間を薬剤師不在時間という。
b 薬局開設者は、薬剤師不在時間内は、調剤室を閉鎖するとともに、調剤に従事する薬剤師が不在のため調剤に応じることができない旨等を掲示しなければならない。
c 薬剤師不在時間内は、医薬品医療機器等法第7条第1項又は第2項の規定による薬局の管理を行う薬剤師が、薬剤師不在時間内に当該薬局において勤務している従事者と連絡ができる体制を備えていなければならない。
d 薬剤師不在時間内であっても、薬局に登録販売者が勤務している場合には、第一類医薬品を販売することができる。
a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 正 誤 正 正
正解1
a誤り
店時間のうち、当該薬局において調剤に従事する薬剤師が当該薬局以外の場所においてその業務を行うため、やむを得ず、かつ、一時的に当該薬局において薬剤師が不在となる時間を薬剤師不在時間という(規則第1条第2項第3号)
学校薬剤師の業務やあらかじめ予定されている定期的な業務によって恒常的に薬剤師が不在となる時間は認められないため誤り。
b正しい
c正しい
d誤り
一般用医薬品のうち、第一類医薬品については、薬剤師により販売又は授与させなければならない。(法第36条の9)
第一類医薬品は医薬品登録販売者では販売できないため誤り。
また要指導医薬品についても、薬剤師に販売又は授与させなければならないこととされている(法第36条の5第1項)
問91 医薬品の販売業に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 店舗販売業者は、その店舗に薬剤師が従事している場合であっても、要指導医薬品を販売することができない。
b 店舗販売業者は、登録販売者試験に合格した者であれば、業務等に従事した経験に関わらず、医薬品医療機器等法第28条第1項の規定による店舗を実地に管理する者(店舗管理者)とすることができる。
c 配置販売業者は、医薬品を開封して分割販売することは禁止されている。
d 卸売販売業は、医薬品を薬局や他の医薬品の販売業、製薬企業又は医療機関等に対して販売等する業態であり、業として一般の生活者に対して直接医薬品の販売等を行うことは認められていない。
a b c d
1 正 誤 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 正 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正
正解5
a誤り
薬剤師が従事している場合は要指導医薬品を販売できる。できないと言ってる点が誤り。
*どんな点とヒッカケようとしたのか?
許可を受けようとする店舗が必要な構造設備(構造設備規則第2条)を備えていないとき、適切に医薬品を販売し、又は授与するために必要な体制(体制省令第2条)が整っていないとき、又は申請者が薬事に関する法令等に違反し一定期間を経過していないときなどには、許可を与えないことができる(法第26条第4項)。 薬局と異なり、薬剤師が従事していても調剤を行うことはできず、要指導医薬品又は一般用医薬品以外の医薬品の販売等は認められていない(法第27条)。この点とヒッカケようとしたのだと思われる。
b誤り
登録販売者試験に合格しただけでは、業務等に従事した経験に関わらず店舗を実地に管理する者(店舗管理者)とすることができないため誤り。
①一般従事者(その薬局、店舗又は区域において実務に従事する薬剤師又は登録販売者以外の者をいう。いわゆる無資格とも業界では呼ぶ)として薬剤師又は登録販売者の管理及び指導の下に実務に従事した期間
②登録販売者として業務(店舗管理者又は区域管理者としての業務を含む。)に従事した期間 が通算して2年あることが必要である。
c正しい
d正しい
問92 化粧品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 化粧品は、「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つ」の範囲内で定められた効能効果のみを表示、標榜ぼうすることが認められている。
b 化粧品を業として製造販売するには、化粧品製造販売業の許可が必要である。
c 化粧品を販売する場合には、あらかじめ都道府県知事の許可を受けなければならない。
d 化粧品の成分本質(原材料)については、原則として医薬品の成分を配合してはならないこととされている。
a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正
正解2
a正しい
b正しい
c誤り
化粧品を販売する場合には、あらかじめ都道府県知事の許可を受ける必要はないため誤り。
d正しい
問93 要指導医薬品の販売時の対応に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 登録販売者は、要指導医薬品の購入を希望する者が来店したが、薬剤師が不在のため販売しなかった。
b 薬剤師は、以前、要指導医薬品を購入した者が、同じ医薬品の購入を希望したので、説明を行わずに販売した。
c 薬剤師は、要指導医薬品を購入しようとする者による適正な使用を確保することができないと認められたため、販売しなかった。
d 薬剤師は、要指導医薬品を購入しようとする者に情報提供及び指導した後、これらについて質問がないことを確認せずに販売した。
a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 正 正 正 正
4 正 誤 正 誤
5 誤 正 誤 正
正解4
a正しい
b誤り
(d) 情報の提供及び指導を受けた者が当該情報の提供及び指導の内容を理解したこと並びに質問がないことを確認した後に、販売し、又は授与させないといけなため誤り。
c正しい
d誤り
要指導医薬品を購入しようとする者に
情報の提供及び指導を受けた者が当該情報の提供及び指導の内容を理解したこと並びに質問がないことを確認した後に、販売し、又は授与させること。と規定されているため誤り。 質問がないことを確認しなければならない。
問94 一般用医薬品の情報提供に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 配置販売業者については、第一類医薬品を配置する場合には、医薬品の配置販売に従事する薬剤師に、厚生労働省令で定める事項を記載した書面を用いて、必要な情報を提供させなければならない。
b 第一類医薬品の販売に従事する薬剤師は、当該医薬品を購入する者から説明を要しない旨の意思の表明の有無に関わらず、情報提供を行わなければならない。
c 店舗販売業者が、第二類医薬品を販売する場合には、薬剤師又は登録販売者に必要な情報提供をさせるよう努めなければならない。
d 第三類医薬品の販売においては、対面による情報提供を行わなければならない。
a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 誤
3 正 正 誤 正
4 正 誤 誤 誤
5 誤 誤 誤 誤
正解2
a正しい
b誤り
第一類医薬品を購入し、又は譲り受ける者から説明を要しない旨の意思の表明があり、薬剤師が、当該第一類医薬品が適正に使用されると認められると判断した場合には、適用しないこととされているため誤り。(医薬品医療機器等法第36条の10第6項)。
c正しい
d誤り
購入者側から質問等がなくても行う積極的な情報提供の義務は第三類 医薬品 にはないため誤り。
問95 医薬品の陳列等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 店舗販売業者は、医薬品を他の物と区別して貯蔵し、又は陳列しなければならない。
b 要指導医薬品は、鍵をかけた陳列設備に陳列する場合でも薬局等構造設備規則に規定する要指導医薬品陳列区画に陳列しなければならない。
c 薬局開設者は、開店時間のうち、要指導医薬品又は一般用医薬品を販売し、又は授与しない時間は、これらを通常陳列し、又は交付する場所を閉鎖しなければならない。
d 指定第二類医薬品は、鍵をかけて陳列する場合等を除き「情報提供を行うための設備」から10メートル以内の範囲に陳列しなければならない。
a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 正 誤 正
4 正 誤 正 誤
5 正 正 誤 正
正解4
a正しい
b誤り
要指導医薬品は、要指導医薬品陳列区画(構造設備規則に規定する要指導医薬品陳列区画をいう。)の内部の陳列設備に陳列しなければならない。
ただし、次の場合を除く
①かぎをかけた陳列設備に陳列する場合
②要指導医薬品を購入しようとする者等が直接手の触れられない陳列設備に陳列する場合
鍵をかけた陳列設備に陳列する場合は薬局等構造設備規則に規定する要指導医薬品陳列区画に陳列する義務はないため誤り。
c正しい
d誤り
指定第二類医薬品は、構造設備規則に規定する「情報提供を行うための設備」から7メートル以内の範囲に陳列しなければならない。10メートルではない。
例外規定
ただし、次の場合を除くとされる
指定第二類医薬品を陳列する陳列設備から1.2メートルの範囲に、医薬品を購入しようとする者等が進入することができないよう必要な措置が取られている場合
問96
薬局での医薬品の特定販売に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
その薬局におけるその薬局以外の場所にいる者に対する( a )又は( b )(毒薬及び劇薬であるものを( c )。)の販売又は授与を「特定販売」という。
1 医療用医薬品 薬局製造販売医薬品 含む
2 医療用医薬品 薬局医薬品 除く
3 一般用医薬品 薬局医薬品 除く
4 一般用医薬品 薬局製造販売医薬品 含む
5 一般用医薬品 薬局製造販売医薬品 除く
正解5
問97 医薬品医療機器等法施行規則第146条第1項に規定されている店舗販売業者が医薬品を購入したときに書面に記載しなければならない事項について、誤っているものはどれか。
1品名
2数量
3購入等の年月日
4製造販売業者の名称
5購入者等の氏名又は名称
正解4
問98 薬局開設者等の遵守事項に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 薬局開設者は、医薬品の販売等に従事する者が、薬剤師、登録販売者又は一般従事者であることが容易に判別できるよう必要な措置を講じなければならない。
b 薬局開設者は、医薬品を競売に付してはならない。
c 配置販売業者は、一般用医薬品のうち、濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定するものを販売し、又は授与してはならない。
d 店舗販売業者は、医薬品の購入履歴、ホームページの利用の履歴等の情報に基づき、自動的に特定の医薬品の購入を勧誘する方法により医薬品を広告してはならない。
a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 正 誤 誤
4 誤 誤 正 誤
5 誤 正 誤 正
正解2
a正しい
b正しい
c誤り
配置販売業者は、一般用医薬品のうち、濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定するものを販売し、又は授与することはできるため誤り。
d正しい
問99 医薬品の広告に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 堕胎を暗示する広告を行ってはならない。
b 広告の内容については、あらかじめ都道府県知事の許可を受けなければならない。
c 医師が、その医薬品を推薦している旨の広告については、それが事実であれば不適当とみなされることはない。
d 医薬品の製造販売業者は、承認前医薬品の効能・効果の広告を行うことができる。
a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 誤
3 正 正 誤 正
4 正 誤 誤 誤
5 誤 誤 誤 誤
正解4
a正しい
b誤り
広告の内容については、あらかじめ都道府県知事の許可を受ける必要はないため誤り。ただし医薬品等適正広告基準に準拠した広告をしなければならない。
c誤り
医薬関係者、医療機関、公的機関、団体等が、公認、推薦、選用等している旨の広告については、一般の生活者の当該医薬品に対する認識に与える影響が大きいことにかんがみて、仮に事実であったとしても、原則として不適当とされているため誤り。
(厚生省の試験作成の手引ではこう記述されている)
d誤り
承認前医薬品はその名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する広告をしてはならない。」と規定されているため誤り。
また未承認の医薬品も同様に、名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する広告が禁止されている。
問100 医薬品の広告に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
医薬品の広告の該当性については、次の要件のすべてを満たす場合、これを広告に該当するものと判断している。 一 顧客を誘引する(顧客の購入意欲を昂こう進させる)意図が明確であること。 二 特定の医薬品の( a )が明らかにされていること。 三 ( b )が認知できる状態であること。
a b
1 商品名 一般人
2 製造販売業者 一般人
3 製造販売業者 医療関係者
4 製造業者 医療関係者
5 商品名 医療関係者
正解1
*試験作成の手引や薬事日報等で入念に調べた上で作成していますが万一不備がありましてもご容赦願います。自己責任にてご活用お願いいたします