zehitomoというサービス②
(zehitomoというマッチングサービスを利用した記録をまとめた2つめの記録です。ぜひ①からお読みください。有料エリアまで読むと、私がこのサービスをいくらでお願いしたのか、がわかります、というか有料エリアにはそれしか書いてないので興味ない人は読まなくて大丈夫ですよ。)
2人から、こちらの言い値でオファーをもらえるというラッキーに出会え、私は自分が選んだ女性のカメラマン、Aさんとメールアドレスを交換し、当日に向けて準備を開始した。
当日は、東京駅までAさんの車で迎えに来てくれること、少し早めに現地の近くまで行き、軽く打ち合わせをしてから現地入りすること、私の言い値の薄謝の他に、駐車場代のみお願いしたいことなどがAさんから提案され、先方にストロボ用の電源をお借りしたい旨を伝えておくよう言付かった。
私からは、相手が相手だけに、時間は一応決まってはいるが、多少後ろにずれる可能性があることを了承してほしいとお願いをした。
取材先から言われていたのは、朝の稽古が終わった後の時間でお願いしたいということで、稽古は大抵11時半~12時の間に終わる、ということだった。
Aさんと私は、11時過ぎには現地の近くに移動できるよう、早めに東京駅で待ち合わせをして、伊勢ヶ濱部屋近くのファミレスで打ち合わせをし、現地にて待機することとなった。
打ち合わせを済ませ部屋の近くまで行くと、その日が伊勢ヶ濱一門の連合稽古の初日だったからだろうか。部屋の前にも力士があふれていて、稽古途中か稽古後かはわからないが、髪が乱れ、汗まみれの疲れ切った表情をしていた。その力士に交じって、白シャツにネクタイのビジネスマンが数人たむろしている。きっと番記者に違いない。そろそろ、稽古がおわるのかな、そんな予想をしながら、部屋から極近くの路地裏に見つけたコインパーキングに駐車した。
とりあえず、先方からの連絡を待った。この取材、連絡はすべて、呼出しの照矢さんが担当してくれていた。当日は近くで待機しているので取材オッケーになったら電話をもらって部屋を訪問することになっていたので、緊張で吐きそうなのを抑えながら、取材の準備シートを何度も何度も見直していた。
12時少し前に、照矢さんから連絡が入った。
「すみません、ちょっと問題がありまして…予定では照ノ富士関、今日は稽古に参加する予定だったんですが、朝から病院に行ってしまっていてまだ帰ってきていないんです」
なんとなくそんなこともあるだろうと予感はしていたので、後の時間が大丈夫なのであれば、駿馬さん、照矢さんにお話を聞くことを先に始めることで、照ノ富士関は戻り次第お話をきくこととし、駿馬さん、照屋さんが食事を終えられてから再びお電話いただくことになった。
結局お部屋に訪問したのは13時ころ。Aさんと東京駅で待ち合わせたのは10時半頃だったので、もうその時点で2時間半も拘束していた。
部屋に上がるとAさんは手際よくストロボを設置し、すぐに撮影できる状況になった。私は駿馬さん、照矢さんの前に置かれた座布団に座り、取材を始める。
はじまって1時間経った頃に照ノ富士関が部屋に戻り、そこからまた1時間ほど。Aさんは2時間強の間、ずっと、いろんな表情の3人を撮り続けてくれた。取材が終わり、身体中から力が抜けた私を、再び東京駅まで送り届けてくれて、無事に取材が終わった。
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