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ボードゲーム:アクワイア(ACQUIRE)でお手軽な2人用ゲームをしようvol.4

初めまして!siro_masaruです。

知ることで、人生はもっと楽しくなる!

私が普段から遊んでいる名作ボードゲーム:アクワイア(ACQUIRE)を使った別の遊び方を紹介します。

皆さんにボードゲームのアクワイアを触っていただきたい!

アクワイア(ACQUIRE)を遊ぶけど、2人しかいない…。
でも、2人用ルールは飽きてしまった…。

ということで、お手軽な遊び方を4つもご紹介!

  • ナイト・チェイス プレイ人数:2人用 所要時間:10分ほど

  • アクウィジション プレイ人数:2人用 所要時間:15分ほど

  • スクェア(Squqre)プレイ人数:2人用 所要時間:15分ほど

  • バトルライン プレイ人数:2人用 所要時間:30分ほど


❶ナイト・チェイス

プレイ人数は2人用 プレイ時間:10分 対象年齢:12歳以上

■勝利条件

勝利条件は追いかける側と逃げる側で違います。

・追いかける側
自分のホテルマーカーが相手のホテルマーカーがいるマスまで移動できれば勝利!

・逃げる側
自分のホテルマーカーが捕獲されなければ勝利!
タイムリミットは30ヵ所のタイルが外されたのちに、10回移動するまで。
または、どちらかのホテルマーカーが手番で動けなくなった場合も逃げる側の勝利です。

■必要なもの

必要なもの一覧

  • アクワイア(ACQUIRE)のボード1つ 1A~8Hの建物タイルを入れた状態で。

  • ホテルマーカ―7種のうち好きな2種 大きい方がつかみやすいです。

  • 建物タイル 1A~8H以外の10枚(手番の計算用)

■ゲーム準備

逃げる側(今回は赤のサクソン)は1A追いかける側(今回は緑のフェスティバル)は8Hに置きます。

先手は常に逃げる側(赤のサクソン)です。
そして互いに動かしていきます。

手番時の動き

手番でホテルマーカーは「チェス」における「ナイト」の移動方法で空きマスへ移動します。

ホテルマーカーの移動後は、移動元のタイルと任意のタイルをボードから外します。
今回は1A(移動元)と7F(相手の移動を制限)を外しました。
外された場所には移動できず、ゲーム中戻ることはありません。
次に追う側(フェスティバル)の番です。

図では追う側(フェスティバル)がサクソンの動きを制限するために3Aを外しました。
このような形でゲームを進めていきます。

追う側の勝利 詰みの例

サクソンはどちらに移動してもフェスティバルに取られてしまうので詰みです。

逃げる側の勝利 時間切れの例

タイルが30個取り外したのちに、10回分移動があります。
(1回は両方が動かし終わったら。)
間違いが無ければ、逃げる側が最後の2マスを外すことになります。

この際に、計算としてボード外の建物タイルを縦列で1枚ずつ外して(置いて)いきましょう。

ボード上にある10Aからの縦列がちょうどよいでしょう。11Aを取ったら時間切れです。

なお、相手の移動先が1つしかないのに、タイルを外してしまった場合は禁じ手(反則負け)です。

❷アクウィジション

こちらは元々チェッカーゲームの一種です。

■必要なもの

建物タイル63枚をボードに付けた状態で遊びます。
1Aを除いた2A~8A、1H~8Hまでをボードに付けた状態で遊びます。

■ゲーム準備

写真のように配置します。

■ゲームの目的

プレイヤーは相手よりも多くタイルを獲得(アクワイア)することを目指します。

■ゲームの手番

1Cを選択。
1Cのタイルを1Aの位置に移動
1C~1Aと動かして、1Bのタイルを獲得する。

各プレイヤーは自分の手番時、建物タイルをジャンプさせて、盤上のタイルを獲得し、盤上から取り除いていきます。取ったタイルは相手と区別できるようにしておきましょう。
写真では1Cを動かして、1Bのタイルを獲得しています。

タイルの獲得方法

1Dのタイルを選択。
斜め(3B)に移動させることも可能。

タイルは隣接したタイル(1個)の向こう側にマス目が空いているときに、そのタイルを飛び越して飛び越したタイルを回収できます。縦横斜めの移動ができます。写真では1Dを3Bに動かし、2Cを獲得。

3Aのタイルを選択。
3Cに移動。
続けて、1Cに移動できた。

また、同一のタイルが連続ジャンプすることもできます。
ひとつのジャンプが終った後に移動先でも動ければ、さらにジャンプすることができます。

■ゲームの終わり

お互いに続けていき、タイルが動かせなくなった時、ゲーム終了します。
最も獲得したプレイヤーの勝利です。

ヴァリアントルール

アクワイアは9×9もできます。また、9~やI列のマスを使うのも良いでしょう。
2016年版なら10×10マスができます。

範囲が広がれば、3人プレイも面白いと思います。
シンプルゆえに暇つぶしには最適です。

また、A~Hまで(数字は問わない)を獲得出来たらボーナスで5枚分プラスとするなんてのも良いでしょう。

シンプルなゲームは小さなアレンジを楽しむことができます。


❸スクェア(Squqre)

こちらも、チェッカーゲームの一種です。

■必要なもの

建物タイルを外した状態で遊びます。
数字は特に関係ありません。

ゲーム準備

ボード上、全体を活かして遊ぶものです。

ゲームの目的

ボード上に正方形を作った方が負けです。

ゲームの手番

着手は交互に行います。

自分の手番時にボード上の空きマスにタイルを1つ置きます。
シンプルな手順です。

同じマス目にタイルを重ねておくことは不可能です。
特にボード上の数字とタイルを合わせる必要はありません。

正方形の条件

正方形は位置、サイズ、向きは自由です。
斜めでもです。4点が同じ距離なら正方形となります。
相手に指摘された場合も敗北です。

ゲームの終わり

お互いに続けていき、タイルが動かせなくなった時、ゲーム終了します。
最も獲得したプレイヤーの勝利です。

❹バトルライン

バトルラインとは?

「2人用ボードゲームといえば?」と聞かれたら、名前が挙がらないほうが難しい作品です。
何度か再版されている2人用の傑作カードゲームです。

名作:交易王のゲームデザイナーであるライナー・クニツィア(Reiner Knizia)の作品です。

過去に恐れ多くも、紹介しています。

■導入 

古代の戦いから数千年の時が流れ…現代では入札(誇大解釈)でホテル建設の権利を競り合っています。
相手よりも適正な建設計画(建物コマ)を提示できればホテル建設権を獲得アクワイアできます。
ホテルを大量に建設できれば、大きな富を得ることができるでしょう!

配置例

■必要なもの

建物コマ60枚(部隊カードの代用)
内訳:1A~10Fまで(1A~10Aの1セットでアルファベットが6種)
ホテルマーカー7種(フラッグの代用)上記以外の建物コマ6つ 
3個ずつ積み重ね、疑似ホテルとして2つ置きます。

これで合計9個のフラッグが用意できます。

建物コマ用の袋があると遊びやすいでしょう。

■ゲームの流れ

建物コマをよく混ぜてから各プレイヤーに7枚ずつ配ります。
(シビアに行くならアクワイアと同じ6枚でもいいですよ。)

順番決め:アクワイア流で行くなら互いに別に建物コマを引いて、プレイします。
1Aに近いプレイヤーから始めましょう。引いた建物コマは袋に戻しましょう。
(これでお互いに持っていないコマの情報が2枚わかります。)

建物コマを任意の位置に配置後、袋から建物コマを1枚引いて手札を7枚にして相手の手番となります。
アクワイアに似てますね(笑)

■勝利判定

もはやバトルラインを知っている人には不必要かもしれませんが、説明します。

建物コマは各ホテルマーカー(フラッグ)の前に最大3個まで配置できます。
より強いフォーメーションを完成させたプレイヤーが獲得アクワイアできます。

建物コマが出た順番はフォーメーションには関係ありません。
建設計画(フォーメーション)の強さは以下の通りです。
ストレートフラッシュが一番強い役となります。連番に関して、出す順番は関係ありません。

両者が3個ずつ配置した場合、より強いプレイヤーがホテルを獲得します。
同じフォーメーションであれば数字の合計が大きい方が、合計も同じ場合は先にフォーメーションを完成させたプレイヤーが獲得します。

相手のフォーメーションが完成する前に、場に出ている建物コマのみで負ける可能性が無いことを証明できればホテルを獲得します。

獲得したホテルは建物コマの後ろに置きます。
すでに獲得した場所には建物コマを並べることはできません。

■ゲームの終わり

一方のプレイヤーが連続する3つのホテルを確保した場合。
または5つのホテルを確保した場合、そのプレイヤーが勝者となります。

ヴァリアントルール

獲得したホテルごとに点数を設けます。
高級ホテル 3点:コンチネンタル、インペリアル
中級ホテル 2点:フェスティバル、アメリカン、ワールドワイド
低級ホテル 1点:タワー、サクソン、疑似ホテル

ホテル配置のランダム化

先手はホテル(フラッグ)の配置を決めます。
両端は疑似ホテルとし、株券7種をシャッフルして1枚ずつ引きます。
それが先手から見て左から置くホテルの順番です。

1ラウンドごとに点数を計算します。(負けた側も獲得したホテルは点数を得ます。)
3ラウンド行い、合計点が最も多いプレイヤーの勝利です。

原作とは異なり、フラッグに点数がついています。
利益に惑わされぬように。

短縮ルール
ホテル(フラッグ)が9個で多いと感じる場合は7種で遊びましょう。
ナイツポーカーのルールで遊ぶのも良いでしょう。

終わりに

アクワイア(ACQUIRE)には無限の可能性があるのだ。

小学校高学年ぐらいから気軽に楽しめます。
ボードゲームを嗜むなら、知っていて損のないゲームです。

アクワイア(ACQUIRE)をまだ楽しめない場合はこうして遊んでも良いですね!
原作よりもコンパクトに遊べるのが魅力です。
もっともっと、アクワイア(ACQUIRE)を頻繁に取り出しちゃいましょう!

是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!

見ていただきありがとうございました!

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