![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171374572/rectangle_large_type_2_011cb8964968e0839b3bacad74f9bc5a.jpeg?width=1200)
ボードゲーム:アクワイア(ACQUIRE)ドイツ版BIGBOX
初めまして!siro_masaruです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
私が普段から遊んでいる名作ボードゲーム:アクワイア(ACQUIRE)の中でもレアなバージョンがあります。
箱付きの1993年に発売したドイツシュミット社版の豪華版(通称:BIGBOX版)をご紹介します。
箱の外観 前面と背面と側面、取扱説明書
![](https://assets.st-note.com/img/1737680282-z4RGAHj8alc6MXfnphmur1BW.jpg?width=1200)
A3サイズを大きく超えるBIGサイズ!
シド・サクソン氏の名前がボードゲームの表紙に記載されたのも、この時期からです。
表面に傷はありますが、30年以上前のものとしては状態が良い方です。
![](https://assets.st-note.com/img/1737680342-mESIVJxdLwyWj7s9MaBfGlNz.jpg?width=1200)
背面にもシド・サクソン氏の名前とゲームの概要が記述されています。
残念ながら背面に書かれているコンポーネントはここまで大きくありません(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1737680385-iL1gb8r2hxuQWC3Bz0FoeVRM.png)
アクワイアの文字は金文字と豪華。3Mからアバロンヒル社に権利が移動している名残なごりも感じられます。
対象年齢が12歳~88歳、プレイ人数が2~6人の記載もあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1737680427-Ee5rHlGuM8IAZhsaRt072SvL.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1737680463-FsLdojyv6n9THeZbVWriSPpX.jpg?width=1200)
非常に状態が良く、素晴らしい。ドイツ語なので翻訳機が必要です。
ボード、ホテルマーカー、タイル
![](https://assets.st-note.com/img/1737680494-XiFyOuRk1wGJVn3Q8Klr9tLb.jpg?width=1200)
ボードからしてデカい!
各株券やカード類の配置場所まで用意されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1737680517-VFpUDNdmbPGtq9Wfyj8u07cY.jpg?width=1200)
よく見ると、穴が4か所に空いています。
まさか…いたずら?ということはもちろんありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1737680539-vVWwkImhFnNpg5bO38M4UeDu.jpg?width=1200)
爪のついたプラスチックの格子があり、きれいにハマります。
相手側が厚紙製なので、少しずつ傷ついてしまうのは仕方ない部分ですが…。
![](https://assets.st-note.com/img/1737680631-t2rQcymWdlSqObgMI8phPjFA.jpg?width=1200)
建物コマもバリエーション豊富で全てしっかりとハマります。
![](https://assets.st-note.com/img/1737680681-B2Tnp1W3AfF4JxEU9yhYi6bO.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1737680700-RzmsexLtMfiN6h9aEduo30W5.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1737680718-XWr5fje27GRY0N1Mid8HZlaT.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1737680730-kut4TMmHQ7vWRjUfsErolY3V.jpg?width=1200)
どのタイルも上部に四角い穴が開いており、看板を差し込むことができます。
ではどうやって番地を決めるのかというと…。
![](https://assets.st-note.com/img/1737680765-MSZUzNgmrIxnX4yfiP7DalRV.jpg?width=1200)
なんとカードで決まります。
特徴として、英字が先で数字が後なのも特徴です。
カードの背面は非常にシンプルです。表面は上下どちらから見ても見やすくなっています。
株券、お金、相場表、スペシャルカード
![](https://assets.st-note.com/img/1737680830-6oiH3mJrZPVzb7k5htTfDsLq.jpg?width=1200)
お馴染みなのはフェスティバル、インペリアル、コンチネンタル、そして旧版としてはLUXOR(ルクソール)ですね。
ドイツ版ではエアポート、オリエンタル、プレステージ(名声)にホテル名が変更されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1737680885-x1SdvVgCUXpJBweWuLa2DPmk.jpg?width=1200)
お札のカラーリングも異なります。
最新版では白、青、黄色、緑の順番ですが異なります。
![](https://assets.st-note.com/img/1737680902-pDlxQYUq3cbBzHf7PeuS4R6C.jpg?width=1200)
他のバージョンと比較すると一目瞭然。
サイズもひと回り細いのがわかります。
![](https://assets.st-note.com/img/1737680929-7LC3uftJ9oTQxNX8BKjmdZ6A.jpg?width=1200)
ドイツ語でもなんとなく分かるのは元がシンプルだからですね。相場は変化していません。
青と黄色で見やすく、爽やかな印象です。
衝撃ですが、フェスティバルが低級ホテル。
インペリアルが中級ホテル。コンチネンタルは依然として高級ホテルです。
どういった基準なのかは不明ですが、コンチネンタルが高級ホテルなのは不動のようです。
そして…。
![](https://assets.st-note.com/img/1737681013-aJYPFdhrRwjMf3g2Tk6ymH8n.jpg?width=1200)
このバージョンの目玉であろう特殊能力カードが5種類の6セットあります。
ドイツ語の為、パッと見ではわかりずらいですが、1995年のアメリカで導入された能力と同じです。
表紙に名前があるので、少なくとも、シド・サクソン氏も認めていたルールだと思います。
スペシャルカード 能力一覧
1手番中、株券を3枚無料で購入可能。
1手番中、株券を5枚まで購入可能。(支払いは必要)
3回まで、所有している株券を2枚単位で別の株券に交換可能。
(例:エアポート2枚をインペリアル2枚に交換を2回、オリエンタルをフェスティバルに1回で合計6枚。)
その手番中、通常の株を3枚まで購入できる。建物コマ(タイル)を5枚追加で引く
(手持ちは11枚となり、以後6枚未満になるまでは引くことはできない。)ホテルタイルを連続して4枚まで配置可能。
置くたびに吸収合併がある場合は処理をする。
手番終了時、6枚になるまで建物コマ(タイル)を補給する。
※ゲーム中に各能力は1回ずつ使用できる。また、1度に使用できる能力は1手番中1つまで。
時系列でいえばドイツのシュミット社版が1993年なので、こちらが先ということになります。
シュミット社の豪華版作成時に導入されたものを逆輸入したのでしょうか?
非常に興味深いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1737681100-LDUwSsEv3Rh2WtBQVHPMNyq4.jpg?width=1200)
感想
出すところに出せばそれなりの値段がつきそうです。
個人的な意見ですが、1999年のハズブロ版は出来が良く、そちらの方が人気があります。
現在でもそちらの方が高値(9000円ぐらい)がついている印象があります。
ドイツ語ですので掘り出し物なのか、特殊カードもドイツ語なので日本ではあまりなじみがないので遊びずらいのかもしれません。サイズもA3より大きいので持ち運びにも苦労します(笑)
家族でもボードゲームを遊ぶ文化が根付いているドイツならではの大きさ(BIGBOX)です。
ドイツからはるばると日本までやってきた数はそう多くはないでしょう。
遊ぶ際は最新版で全く問題ありません。
面白いゲームですので、手に取っていただけたらと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1737681217-5XgtNjkp9nYzT4Z8l2BGdPQe.jpg?width=1200)
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!