2020年を忘れないうちに振りかえる
2020年もあと約40分。SNSは一年の振り返りや年末のあいさつであふれていますね。みなさん総じてコロナがあっていろいろと大変だった特別な一年だったようですが、少なくともうちのクラブはそうではありませんでした。
サッカーに限った話では、学校や公共施設が使えなり活動が行えなくなったり、リーグ戦や大会ができないなど、さまざま影響がありましたが、そもそもボールひとつあればどこでもできるのがサッカー。多少の不便はありましたが、そこは協力と工夫で乗り越えることが出来ました。
大会が無いことでモチベーション維持が難しいという話を聞きましたが、そもそもそこだけに重きを置くことに疑問を感じ、2年前から公式戦に出ないことを選び、サッカーそのものに対して純粋に心を向けるようにしてきたので、練習の質が下がるわけでもなく、むしろ時間的余裕があるので、いつも以上に充実した練習が出来ました。さすがにこれだけ長期に試合ができないのはもう経験したいとは思いませんが。
一律の自粛を求められ、一切の活動を停止したチームも多いでしょうが、それはしませんでした。決して甘く見ていたわけではなく、他人ごとに感じていたわけでもなく、可能な限りの情報を集め、できるのかやらない方がいいのか、その都度自分で判断して決めました。
『○○がこう言ってたから』『みんな○○だから』そんな理由で決めるんじゃないよ。わからないことは自分で調べること、大事なことは自分で決めること。いつもそう言っている大人の代表として、そこはしっかりやらねばと。こんな時は、「どんなことが起きても教育の機会にしなければいけないのです」と、金八先生が言っていたのを思い出します。
今年はいろいろ新しいご縁がありました。そして、新しい縁をいただいた皆さんから、うちの選手が褒められることがたくさんありました。それはまさに日々大事にしてきた部分だったので、素直に有難かったです。いわゆるボトムアップ理論とはだいぶかけ離れたほったらかし主義ですが、各家庭の理解も合わさって、成長につながっているのかなと思います。
普段から、シリウスでサッカーをしていたことが、将来なにかの力の元になったらいいな、というのが子どもたちや保護者と接する際の判断基準になっていますが、試合の勝ち負けや、短期的な成果を離れてから、少しずつですが良いクラブに変わってきているように思います。
2020年は、当たり前が当たり前で無くなり、そもそも1秒先ですら未知の世界ということを再認識させられました。そして、いつも通りは『有難い』。未知を楽しむ心こそ、これから何十年も生きていくうえで大事なものになってくるかもしれませんね。
最後に、、、
2020年は確実にいい年でした。
2021年も絶対にいい年になるでしょう。