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俺より強い奴に会いたくない

そう泣き叫んでいるのに、どうしてもやめられないゲームに出会いました。
ストリートファイター6っていうんですけど。

あまりにも有名すぎて皆さん名前くらいは知っていると思いますので、説明は割愛しますね。
世界でいちばん有名な格ゲーとわたしが勝手に呼んでいる、超ビッグタイトルの最新作です。

最初に言っておきますが、わたしは格ゲーどころか対戦ゲームもほぼ未経験です。
ソニックは人生マジバケは原点と言い続けその2作に傾倒し、他ジャンルには目もくれなかったもので。
あ、嘘です。ポケモンは全地方制覇してます(マイナーチェンジは除く)。

話を戻そう。

辛うじてやったことある対戦ゲームらしきものは、スマブラX「亜空の使者」だけです。

スマブラXのストーリーモード、亜空の使者。
当時スマブラ初実装のソニックをわたしの技術で解放させるには、亜空の使者クリアしかありませんでした(あとは対戦100勝とかだった気が)。
亜空の使者以外のモードはほとんどやったことがありません。

ソニックVSソニックVSソニックVSソニックでCPU対戦はした

YouTube配信ラインナップを見てもらえば分かるんだけど、格ゲーをやるようなタイプじゃないと自分でも思っていたし、一生縁がないつもりだった。

格ゲーはプロゲーマー達がやるものだと思ってたし、プレイ動画見ても何やってるか分からんし、大体白背景だし(トレーニングルーム)、格ゲーマー同士の会話、他国の言語みたいだし。

とにかく、敷居高すぎ大問題。
選ばれし者しか入ることを許されない得体の知れない謎の村のように思ってて、それを遠くからぼんやり見ていた感じ。

そんなわたしが。
な~んで急に、修羅と混沌の蔓延る格ゲー村へ足を踏み入れることになったのか。

ゴールデンボンバー・歌広場淳さんのせいです。

わたしは歌広さんの配信リスナー(通称:歌ガール)をやっているんですけども、歌広さんが頻繁に配信するゲームのひとつにストリートファイター6があります。

↑のnoteでも触れたんですが歌広さんは結構なゲーマーで、ストリートファイターにおいては大会に出場するほどのガチ勢です。
レジェンド帯に何度か足を突っ込んでいると言えば、経験者の皆さんにはその凄さが分かるかと思います。

そんなガチ勢たる歌広さんが戦う様子を見ていた歌ガール達が、こぞってスト6を始めるわけですね。

スト6には「バトルハブ」というオンラインモードがあって、プレイヤー同士で対戦やらコミュニケーションやらができる機能があるんですけど、そこで歌広さんと歌ガールが対戦するということが配信内で起こり始める。
格ゲーマー歌広さんにボコボコにされながらも、アドバイスがもらえる。
それも、リアルタイムで。

わたしも最初は見ているだけだったんですけど、そのうち「楽しそうやん……」と思うようになってくる。

そこに、歌広さんのリアルサウンド連載記事。

ついでに当時、ダウンロード版がセール中。

は~~~~~よろしくない。よろしくないよ。
やらん理由が、もう無いやんか。

ようこそ!修羅と混沌の蔓延る格ゲー村へ!!
まあ、オタクの悲しい性には抗えなかったってことですね。

……ここまで見ると、ただ「推しが好きなゲームだから始めた」という安直な動機に見えるんですけど。
いや、入り口は確かに歌広さんだったんだよ。
格ゲー村にいざなってくれた歌広さんには、本当に感謝してる。

しかしながら。
However。

泣き叫びながらもやめられないほどこのゲームに囚われてしまった理由は、別にあるわけで。

さあ、ここからが本題!
右も左も分からぬままスト6を始めたわたしは、開始5秒でとある男に性癖を狂わされることになります。

そうです。
ルーク・サリバンという男です。

前作・ストV最後の追加キャラクターにして、スト6で満を持してジャケットを飾った彼のことです。

本作のストーリーモード「ワールドツアー」にて、プレイヤーが最初に弟子入りするのがルーク。
そのままチュートリアルに付き合ってくれるので「教官」と呼ばれています。

陽キャ。元軍人。父は死別。
同僚には容赦ないが弟子には優しい。
家には7色に光るゲーミングキーボードがあり、格ゲーはアケコン派。
ホラゲは苦手だが、弟子がくれたとなれば1日5分でもプレイしてクリアを目指す。
最近は猫を集めるゲームにハマっているらしい。

なお、別コスチュームは私服と上裸。

上裸ことOutfit3はストV時のものらしい。

は~~~~~よろしくない。よろしくないよ。
好きにならないわけがないんだわ。

↑ファーストインプレッションで気が狂いまくったオタクの図

ちなみにワールドツアーは、ストーリーついでにストリートファイターのキャラクター達と会話して絆を深めて仲良くなれる(ついでに技も習得するしスチルもあるしコスチュームもゲットできる)という、とんでもないモードです。
ギャルゲかな……?

スト6を始めたばかりの頃はオンライン対戦が怖くてワールドツアーばかりをやっていたのですが、あまりにも教官の弟子に対する距離が近すぎて狂いましたね。
パーソナルスペースって言葉知ってる?

↑あまりにも爆速で絆MAXにしてしまい孤高の輝きを見せる教官。

そんで、満を持して絆MAXにした時に聞ける台詞が、

これです。

軽率に自分の部屋に誘うな

告白か?告白と思っていいんだな??(やめなさい)

↑過去一キャラメに時間かけて過去一上手くいったスト6世界のわたし。
格ゲー界にあるまじきクソガリ体格が特徴

こんなセンセーショナルでエモーショナルな出会いを果たしたわたしが、使用キャラにルークを選ぶのに時間はかかりませんでした。
というか、即決でした。それはそう。

そもそも「ルークは初心者向きで使いやすい」と各方面で言われていましたし。
ワールドツアーで狂わされなくても、ルークを選んでいたとは思います。
ちなみにモダン操作です。クラシックはハードル高すぎ大問題。

そんなわけで教官の部屋に出入りする権利を得た(語弊)わたしは、教官と共にビビりながらもオンライン対戦、もっぱらランクマッチの世界へと足を踏み入れていきます。

しかしながら。
However。
ここは、修羅と混沌の蔓延る格ゲー村。

マッチングしてはボコボコにされ、トレモに潜り、またマッチングしてはたまに勝ったと思いきやボコボコにされ、またトレモに戻って……の、繰り返し。

は~~~~~~~勝てねえ~~~~~~~~~~~!!!

元々「ゴリ押しゃいける」のクソ脳筋スタイルで数々のゲームをプレイしてきたのがわたしです。
レベルを上げまくるか、ダメージ食らいながら突き進むかの2択しかしたことがない人間にとって、格ゲーはまるで真逆の世界。

読み合いと技術がものを言う格ゲーにおいて、ゴリ押しはいちばん通用しないんです。

どれだけ相手の動作を読めて、自分がどれだけ使用キャラのプレイスタイルを知り尽くしているか。
それがすべてです。

その事実を戦う度にまざまざと見せつけられ、その度に「俺より強いやつに会いたくねえ……!」と咽び泣いています。
向いてるか向いてないかで言えば、絶対にわたしは格ゲー向いてません。

そんなわたしの現在のランクが、こちらです。

ちゃっかりアーケードはクリアしている

☆圧倒的アイアン――!!(下から2番目)

スト6を始めて3ヶ月経ちましたが、未だにアイアン☆2~3をうろうろしまくっているという事実。
歌広さんとは天と地ほどの差があります。もはや比べるのも烏滸がましい。

上述の通り格ゲー未経験なので、所謂「格ゲー用語」も分からずじまい。
ルークの戦い方を調べても、用語の意味が分かっていなくてハテナマークばかりになる始末。

「投げとは?」「リバサとは?」「生ラッシュとキャンセルラッシュの違いは?」「起き攻めってなに?」「投げ抜けって?」「後方受け身と普通の受け身の違いは?」「フレームってなに?」「そもそも何がダウンなの?」

などなど、格ゲー界の常識を一歩一歩学ぶところからのスタート。
難しいことが苦手なので、本当に理解も上達も遅いです。
そもそも、ランクがあるゲームに良い思い出がなかったですし。

「ランク=そのゲームの上手さ」みたいなところは拭えないし、なかなか結果が出なくてよく馬鹿にされていました。
みんなはこんな大人になっちゃだめだぞ!

それでも、やめられない。
どれだけボコボコにされても、次の日にはまたランクマにいる。

やめようと思えばいつでもやめられるし、「向いてない」で片づけてコントローラーを置くこともできる。
でもやめられないのは、覚えたことやトレモで練習したことが、実戦でできたらそれだけで楽しいから。

↑とある日に歌広さんから頂いたありがたいお言葉

読み合いと技術がものを言うけど、それ以上に努力がいちばんものを言う。
それが、ストリートファイター6というゲーム。奥が深い……!

そんな感じで、今日もひいひい言いながら教官と一緒に戦っています。
目下の目標は「アイアン帯を抜けること」「歌広さんのスト6イベントに出ること」です。

おれも歌ガールのみんなとコントローラーガチャガチャしたいんだ(安直)。
過去2回開催してますが、どちらも配信勢です。いつも仕事。何故。

咽び泣きながらもランクマに挑み続ける様は「日課スト6」と題してTwitchで配信していますので、もしよかったら見に来てあげてくださいね。
格ゲーが分からなくても大丈夫です。
だってプレイしてるわたしが分かってないんだからな!!

大体週2~3くらいで配信しています。
ともに生きよう。この修羅と混沌の蔓延る格ゲー村で。

おわり!


【2024/5/17追記】さらに3か月経ちましたので続報を書きました。

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椎瑠(しいる)
美味しい肉を食べます