【覇王眷竜】を触っているうちに展開ルートも固まってきたので、前記事を改修しました。しらつちです。
前記事は「奇跡+マスカレ+ボルテックス」を最終盤面に定めていたのですが、実践では「ペンデュラム召喚前にウーサを出す」ことがほとんどだったので、ほぼすべてのルートを書き直しました。というのもニビルが怖すぎて、P召喚前に無効を立てないと落ち着かないのですよね・・・。
また今回は天魂ギミックを採用しています。「魔術師のサーチ択を増やせる」「Gを通されても1ドローで妨害を用意できる」という2点を評価して、採用に踏み切った形です。
天魂はEXを圧迫するのが玉に瑕ですが、これ1枚で相手を詰ませることもあるので採用価値は高めです。
ズァークの高打点&破壊耐性&対象耐性がとにかく偉いのですよね。サロスやジーランティス、アクセスなど、高リンクモンスターを出されない限りは突破されません。
しかもズァークは出たときに相手カードをすべて破壊してくれるので、リンク値もごっそり削いでくれます。ズァークの前では、高リンクを用意することも容易ではないわけです。
とまれ、「P召喚前ウーサ」「天魂で妥協盤面」という2要素を加えたことで、展開ルートも複雑化してしまいました・・・。
「【覇王眷竜】は展開ルートが簡単!」と考えていたのも最初だけ。探れば探るほど展開ルートが増えていき、最終的には24ルートまで膨れました。ペンデュラムテーマはやはり複雑、ということでしょうか・・・。
とはいえ目指すべき盤面が定まっているおかげか、他の【ペンデュラムテーマ】より考えることが少ないのも事実です。「異なる組み合わせ」でも「同じ展開ルートを通る」ことが多々ありますし、覚えることはそう多くありません。
「簡単!」とはいかないまでも、せめて”2枚初動”くらいはスラスラ回せるようになりたいところ。そうなるためにも、【覇王眷竜】の基本的な展開ルートを確認していきましょうか。
ドクロ+α
〇ドクロ+ドクロ(天魂)
場:エレクトラム アストロ 天魂
Pゾーン:零門
手札:1ドロー ドクロ
※召喚4回に留まるのでニビルを受けません。なお、他の誘発も警戒するのであれば、エレクトラムを出さずにターンを返す手もあります。
〇ドクロ+ドクロ(ボルテックス)
場:ウーサ ボルテックス
P:零門 ドクロ
手札:1ドロー
※ドクロの制約で覇王眷竜をP召喚できなくなるので、次ターン以降の展開に支障がでます・・・。
※奇跡の回収先をアストロにすると、EXに魔術師を残せます。次ターンに魔術師をP召喚して動けるのは魅力的ですが、墓地に落ちたアストロをダルクで奪われる裏目も生じることは覚えておきましょう。
〇ドクロ+ドクロ(マスカレ)
場:奇跡 マスカレ
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー
※スケールからドクロをどかせるので、次ターンに動きやすくなります。ただし妨害が弱いので、「そもそも次ターンを迎えられるのか?」という問題が生じるわけですが・・・。
〇ドクロ+ヴルム
場:2ウーサ マスカレ ボルテックス ドクロ
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー 魔術師
〇ドクロ+ヴルム(P前ウーサ)
場:2ウーサ リトルナイト バグースカ
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー 魔術師
〇ドクロ+光ヴルム(天魂)
場:2ウーサ 魔術師 天魂
Pゾーン:零門 光ヴルム
手札:1ドロー
〇ドクロ+光ヴルム(ボルテックス)
場:2ウーサ ボルテックス
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー
※奇跡を出さずに温存しておく手もあります。その場合はエレクトラムとアブソリュートを素材にしてリトルナイトを出しましょう。
〇ドクロ+魔術師
場:2ウーサ マスカレ ボルテックス アストロ
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー 魔術師
※P召喚前にウーサを出す場合は、手札に魔術師を残せなくなります。
〇ドクロ+零門
「ドクロ+魔術師」とほぼ同様。ただしEXに魔術師を2枚用意できないので、P召喚できるモンスター数も減ってしまいます。というわけで奇跡を維持したままP召喚することは諦めて、P召喚前ウーサでEXにモンスターを3枚用意しましょう。
〇ドクロ+アストロ
場:2ウーサ マスカレ ボルテックス サベージ
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー 魔術師
ヴルム+α
〇ヴルム+ヴルム
「ドクロバット+ヴルム」とほぼ同様
〇ヴルム+光ヴルム
場:2ウーサ リトルナイト ボルテックス
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー 魔術師
※リトルナイトでエレクトラムを墓地除外しておくと、ヒータに奪われてリンク値を稼がれるのを防げます。
※ウーサを諦めて「奇跡 マスカレ ボルテックス ヴルム」でターンを返す手もあります。
〇ヴルム+魔術師(ヴルムセット)
「ドクロ+ヴルム」とほぼ同様
〇ヴルム +魔術師(ヴルム召喚)
「ドクロ+魔術師」とほぼ同様
〇ヴルム+零門
「ドクロ+零門」とほぼ同様
〇ヴルム+アストロ(ヴルム召喚)
「ドクロ+アストロ」とほぼ同様。手札に魔術師を残せなくなるだけ。
〇ヴルム+アストロ(ヴルムセット)
場:2ウーサ マスカレ ボルテックス ドクロ
Pゾーン:零門 光ヴルム
墓地:魔術師
手札:1ドロー
ヴルム召喚から入るよりもP召喚を通しやすくなりますが、エレクトラムを無効にされると、結局まともに妨害を用意できません。展開を通せても妨害数が減りますし、素直にヴルム召喚から入るのが良さそうです。
魔術師+α
〇魔術師+光ヴルム
場:2ウーサ マスカレ ボルテックス 魔術師
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー
※光ヴルムを3枚採用している場合は、魔術師②で光ヴルムをサーチする択も採れます。その場合は、エレクトラムを無効にされて上スケールがヴルムで固定化してしまう裏目をなくせます。
〇魔術師+魔術師(エレクトラム)
場:2ウーサ マスカレ ボルテックス アストロ
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー
※エレクトラムを無効にされると、スケールが0~1で固定されて詰んでしまいます。
〇魔術師+魔術師(軌跡)
場:奇跡 リトルナイト ボルテックス
P:零門 光ヴルム
墓地:魔術師
手札:1ドロー
※Pスケールで詰むことはなくなりますが、エレクトラム展開に比べると妨害数がかなり減ってしまいます。
※「虹彩&時空」や「死天使&黒角笛」を採用すると、軌跡展開でも妨害数を伸ばせます。
※LPが1200減ることを利用して、パニッシャーにつなげても面白そうです。
〇魔術師+零門
「魔術師+魔術師(軌跡)」とほぼ同様
〇魔術師+アストロ
場:2ウーサ マスカレ ボルテックス サベージ
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー
霊廟+α
〇霊廟+ドクロ
場:2ウーサ マスカレ サベージ ボルテックス 魔術師
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー
※光ヴルムを3枚採用している場合は、エレクトラム②で光ヴルムを破壊しましょう。魔術師のスケール効果を残しながらアストロ①を起動できるので、アストロにうららを投げられても貫通できます。もっとも、そこにうららを投げられることは稀でしょうが・・・。
〇霊廟+ドクロ(天魂)
場:奇跡 マスカレ サベージ ボルテックス アストロ 天魂
P:零門 光ヴルム
墓地:魔術師
手札:1ドロー
〇霊廟+ヴルム(ヴルム召喚)
場:2ウーサ マスカレ ボルテックス 魔術師 魔術師
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー
※魔術師を盤面に2枚残す意味はないので、先ウーサでニビル警戒したほうが良さそうです。
〇霊廟+ヴルム(ヴルムセット)
場:2ウーサ マスカレ ボルテックス ヴルム
手札:1ドロー
〇霊廟+光ヴルム
場:2ウーサ マスカレ アブソリュート ヴルム
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー
※光ヴルムを3枚採用していない場合は、魔術師②でヴルムにアクセスします。その場合は光ヴルムを場に供給できないので、サベージが出ません。
※ストライカーを採用している場合は、ヴルムに無効を当てられても妨害を残せます。
〇霊廟+光ヴルム(無効貫通)
場:奇跡 魔術師 天魂
P:零門 ヴルム
〇霊廟+魔術師
場:2ウーサ マスカレ サベージ ボルテックス
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー
〇霊廟+零門
「魔術師+魔術師」とほぼ同様。ただしP召喚できるモンスター数が減るので、サベージまでは出せません。
〇霊廟+アストロ
場:2ウーサ マスカレ サベージ ボルテックス 魔術師
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー
〇霊廟+モンスター
場:奇跡 リトルナイト ボルテックス
手札:1ドロー
墓地:魔術師
〇霊廟+モンスター(天魂)
場:2ウーサ エレクトラム 魔術師 天魂
P:零門 光ヴルム
手札:1ドロー
以上となります。
同じ手札でも展開ルートが複数存在するテーマは珍しくありませんが、【覇王眷竜】もその類のテーマだと感じました。
「ヴルムセット⇒スケールを揃える」or「ヴルム召喚⇒最大盤面を目指す」「ウーサを出してP召喚⇒ニビル警戒」or「奇跡を残してP召喚⇒最大盤面」
といった択に始まり、「γを受けて0妨害になるくらいならば、天魂をサーチしておいてエレクトラム展開は諦めよう」など、イレギュラーな択にも振り回されます。
特に、天魂が絡むと展開ルートも歪んでしまうのが悩みの種ですね。魔術師かアストロを場に残さなければ撃てない関係上、「天魂を優先して展開を抑える」のか、「天魂を諦めて妨害モンスターを立てる」のか、トレードオフを強いられます・・・。
こうした択から最善手を導くためにも、【覇王眷竜】の動きをさらに詳しく掌握しておきたいところ。今後もソロモードにランク戦にと勤しんで、新たな展開ルートを探っていきたいですね。