見出し画像

【御巫スプライト】の展開ルートを模索します(10例)。

  • 神巫1枚でベアトリーチェ成立⇒アンコウを落としてスプライト展開

  • 手札誘発を受けた神巫は星2で残る⇒スプライトをSSして展開可能

という点にシナジーを感じ、【スプライト】に神巫オオヒメを組み込んでみました。結論から言うと失敗だったわけですが・・・。


初動率UP誘発貫通を狙ったのですが、そもそも【スプライト】はこの2点を満たしており、神巫まで採用するのは蛇足でしかありません。

とはいえオオヒメの「コントロール奪取」という除去方法は新鮮で楽しく、盤面のモンスター数がそのまま妨害数に直結する【スプライト】とも、相性は悪くありませんでした。

採用枚数を絞ると、「神巫3枚/オオヒメ1枚/大御巫1枚/誘い1枚」の計6枚で収まるコンパクトさも優秀ですね。それでも事故るという事実には驚きましたが・・・。


【スプライト】では扱いが難しいものの、神巫自体は強力なカードということもあり、採用価値は感じます。やはり1枚からベアトリーチェを出せる点は、他のカードにはない強みですね。

使用感は「少し強いビーバー」といったところでしょうか。エルフから蘇生できるため、単なる初動札以上の活躍を見込めます。


というわけで実際に展開ルートも考えてみたので、興味がある方は覗いてみてください。なお、構築基盤は以下の通りとなります。


※既存の【スプライト】展開は省いております。(ビーバー1枚初動など)

※類似ルートも省いております。

「神巫+キャロット」⇒「神巫+レッド」とほぼ同じ内容のため、省略
ジェット+ビーバー」⇒「ブルー+ビーバー」とほぼ同じ内容のため、省略

などなど。





【御巫スプライト】の展開ルート

〇神巫

【エルフ スプリンド キャシィ キャロット 墓地に神巫】

  1. 神巫を召喚⇒虹光を墓地へ&星6へ

  2. 虹光の墓地効果⇒オオヒメを手札へ

  3. オオヒメの手札効果⇒大御巫を手札へ&手札を1枚捨てる

  4. 大御巫を発動⇒オオヒメをSS

  5. (大御巫の墓地効果⇒誘いを墓地へ)

  6. 神巫+オオヒメ⇒ベアト

  7. ベアトの効果⇒アンコウを墓地へ

  8. アンコウの墓地効果⇒ビーバーを2枚SS

  9. ビーバー+ビーバー⇒ギガン

  10. ギガンの効果⇒ジェットをSS⇒スターターを手札へ

  11. スターターを発動⇒ブルーをSS⇒キャロットを手札へ

  12. キャロットをSS

  13. ギガン+ジェット⇒エルフ

  14. エルフの効果⇒アンコウを蘇生

  15. ベアト+アンコウ⇒スプリンド⇒アンコウを墓地へ

  16. アンコウの墓地効果⇒ビーバーを1枚SS

  17. ブルー+ビーバー⇒森

  18. 森の効果⇒キャシィを手札へ

  19. エンドフェイズ⇒キャシィをSS


エルフで相手ターンに神巫を蘇生させると、ヌトスを落として相手カードを1枚破壊できます。つまり神巫を実質1妨害としてカウントできるのが、【御巫スプライト】の強味となります。

なおビーバーを素引きした場合は、盤面にスプリンドを残せなくなります。その場合はベアトを盤面に残しておき、返しの打点要員にしましょう。

アンコウ素引きに関しては、むしろ盤面強化につながります。オオヒメで捨てて、墓地効果を誘発できるためですね。(※次項参照)


〇神巫+アンコウ

【エルフ スプリンド 森 キャシィ キャロット オオヒメ 墓地に神巫/誘い】

  1. 神巫を召喚⇒虹光を墓地へ&星6へ

  2. 虹光の墓地効果⇒オオヒメを手札へ

  3. オオヒメの手札効果⇒大御巫を手札へ&アンコウを捨てる

  4. アンコウの墓地効果⇒ビーバーを2枚SS

  5. 大御巫を発動⇒オオヒメをSS

  6. 大御巫の墓地効果⇒誘いを墓地へ

  7. 神巫+ビーバー⇒エルフ

  8. エルフの効果⇒アンコウを蘇生

  9. ビーバー+アンコウ⇒ギガン

  10. ギガンの効果⇒ジェットをSS⇒スターターを手札へ

  11. スターターを発動⇒ブルーをSS⇒キャロットを手札へ

  12. キャロットをSS

  13. ギガン+ジェット⇒スプリンド⇒アンコウを墓地へ

  14. アンコウの墓地効果⇒ビーバーを1枚SS

  15. ブルー+ビーバー⇒森

  16. 森の効果⇒キャシィを手札へ

  17. エンドフェイズ⇒キャシィをSS


ベアトを出す必要がなくなり、オオヒメを盤面に残せました。相手ターンにオオヒメ効果を使用すると、「相手モンスターに誘いを装備⇒コントロール奪取」ができます。

ただし大御巫で出したオオヒメは相手エンドフェイズに手札へ戻ってしまうため、そのタイミングで装備モンスターのコントロールも戻ってしまいます・・・。

コントロール奪取したモンスターを有効活用したいのであれば、「奪ったモンスターをマスカレで素材にする」などの工夫が必要となります。

たとえば上記盤面では「スプリンド+森」を妨害の軸に据えていましたが、そこを「オオヒメ+マスカレ」に変更すると、コントロール奪取したモンスターも上手く活かせるようになります。(※次項参照)


〇神巫+アンコウ(マスカレ)

【エルフ マスカレ キャシィ キャロット オオヒメ 墓地に神巫/誘い】

  1. 神巫を召喚⇒虹光を墓地へ&星6へ

  2. 虹光の墓地効果⇒オオヒメを手札へ

  3. オオヒメの手札効果⇒大御巫を手札へ&アンコウを捨てる

  4. アンコウの墓地効果⇒ビーバーを2枚SS

  5. 大御巫を発動⇒オオヒメをSS

  6. 大御巫の墓地効果⇒誘いを墓地へ

  7. 神巫+ビーバー⇒エルフ

  8. エルフの効果⇒アンコウを蘇生

  9. ビーバー+アンコウ⇒ギガン

  10. ギガンの効果⇒ジェットをSS⇒スターターを手札へ

  11. スターターを発動⇒ブルーをSS⇒キャロットを手札へ

  12. キャロットをSS

  13. ジェット+ブルー⇒森

  14. 森の効果⇒キャシィを手札へ

  15. ビーバー+森⇒マスカレ

  16. エンドフェイズ⇒キャシィをSS


こちらの盤面であれば、最大4除去を狙えます。

  • エルフで神巫からのヌトス墓地⇒1枚破壊

  • キャシィからのラッシィうきうき⇒相手モンスターをバウンス

  • オオヒメで誘い装備⇒相手モンスターのコントロール奪取

  • マスカレでクルヌギアス⇒奪取モンスター&相手盤面モンスターを素材

オオヒメが2素材分を賄ってくれるのが偉いですね。マスカレを使いやすくなります。


・・・ちなみにメインゾーンが埋まっている状態で相手モンスターのコントロールを奪うと、そのモンスターは墓地へ送られます。

つまりマスカレに頼らずとも、盤面を埋めた状態でオオヒメ効果を使うだけでも、「エンドフェイズにコントロールが戻る」問題を解決できます。

メインゾーンを埋められる場合は「スプリンド+森」、埋められない場合は「マスカレ+オオヒメ」、といった具合に使い分けても面白そうですね。



さて、神巫初動の大筋は語り尽くしてしまったので、ここからは巻きで進めましょう。既存のスプライト展開は省き、【御巫スプライト】でのみ使用する展開ルートを並べていきます。


〇神巫+レッド

【エルフ スプリンド 森 キャシィ キャロット レッド 墓地に神巫】

「神巫1枚初動」の最終盤面にレッドを置いただけなので、展開ルートは割愛します。ベアトでアンコウを落とし、ビーバーを2枚並べたタイミングで、レッドを出しましょう。

なおスプリンドではなく、マスカレを出す択もあります。(※次項参照)


・・・ちなみに「神巫+スターター」の組み合わせは、盤面を伸ばせそうで伸ばせません。ジェットのサーチ先がスマッシャーズになる程度でしょうか。


〇神巫+レッド(マスカレ)

【エルフ マスカレ キャシィ キャロット レッド 墓地に神巫】

  1. 神巫を召喚⇒虹光を墓地へ&星6へ

  2. 虹光の墓地効果⇒オオヒメを手札へ

  3. オオヒメの手札効果⇒大御巫を手札へ&手札を1枚捨てる

  4. 大御巫を発動⇒オオヒメをSS

  5. (大御巫の墓地効果⇒誘いを墓地へ)

  6. 神巫+オオヒメ⇒ベアト

  7. ベアトの効果⇒アンコウを墓地へ

  8. アンコウの墓地効果⇒ビーバーを2枚SS

  9. レッドをSS

  10. ベアト+ビーバー⇒エルフ

  11. エルフの効果⇒アンコウを蘇生

  12. ビーバー+アンコウ⇒ギガン

  13. ギガンの効果⇒ジェットをSS⇒スターターを手札へ

  14. スターターを発動⇒ブルーをSS⇒キャロットを手札へ

  15. ジェット+ブルー⇒森

  16. 森の効果⇒キャシィをSS

  17. ギガン+森⇒マスカレ

  18. エンドフェイズ⇒キャシィをSS


〇神巫+ブルー

【エルフ スプリンド 森 キャシィ キャロット レッド 墓地に神巫】

ベアトを経由した場合は、最終盤面が「神巫+レッド」と同じになります。ギガンのリクルート先が変わるだけですね。

なお、神巫の召喚効果を破棄すると、ベアトを経由せずに展開できます。
(※次項参照)

その場合は最終盤面にオオヒメを残せるので、マスカレを添えましょう。


〇神巫+ブルー(マスカレ)

【エルフ マスカレ キャシィ キャロット オオヒメ 墓地に神巫/誘い】

  1. 神巫を召喚(効果破棄)

  2. ブルーをSS⇒ジェットを手札へ

  3. ジェットをSS⇒スターターを手札へ

  4. 神巫+ブルー⇒エルフ

  5. エルフの効果⇒神巫を蘇生⇒虹光を墓地へ

  6. 虹光の墓地効果⇒オオヒメを手札へ

  7. オオヒメの手札効果⇒大御巫を手札へ&手札を1枚捨てる

  8. 大御巫を発動⇒オオヒメをSS

  9. 大御巫の墓地効果⇒誘いを墓地へ

  10. スターターを発動⇒キャロットをSS

  11. ジェット+神巫⇒スプリンド⇒アンコウ墓地へ

  12. アンコウの墓地効果⇒ビーバー2枚SS

  13. スプリンド+ビーバー⇒ギガン

  14. ギガンの効果⇒アンコウをSS

  15. ビーバー+アンコウ⇒森

  16. 森の効果⇒キャシィを手札へ

  17. ギガン+森⇒マスカレ

  18. エンドフェイズ⇒キャシィをSS


ただしこの展開ルートには穴があります。神巫を効果破棄してしまうと、手札誘発への受けは悪くなってしまうのです・・・。

〇神巫+ブルー(マスカレ展開 2妨害で撃沈)
【ギガン】

  1. 神巫を召喚(効果破棄)

  2. ブルーをSS⇒効果発動⇒無限泡影で無効

  3. 神巫+ブルー⇒ギガン

  4. ギガン効果⇒うららで無効


〇神巫+ブルー(従来展開 2妨害貫通)

【エルフ 森 キャシィ キャロット 墓地に神巫/スプリンド】

  1. 神巫を召喚⇒効果発動⇒無限泡影で無効

  2. ブルーをSS⇒効果発動⇒うららで無効

  3. 神巫+ブル-⇒スプリンド⇒アンコウを墓地へ

  4. アンコウの墓地効果⇒ビーバーを2枚SS

  5. スプリンド+ビーバー⇒ギガン

  6. ギガン効果⇒ジェットSS⇒スターターを手札へ

  7. スターターを発動⇒キャロットをSS

  8. ギガン+ビーバー⇒エルフ

  9. エルフの効果⇒アンコウを蘇生

  10. ジェット+アンコウ⇒森

  11. 森の効果⇒キャシィを手札へ

  12. ターンエンド⇒キャシィをSS


・・・やはり神巫は、召喚時に効果発動しておくのが無難でしょうか。指名者やレッドも合わせて引いている場合のみ、オオヒメ&マスカレを目指すのが良さそうです。


〇オオヒメ+アンコウ

【エルフ 森 キャシィ キャロット オオヒメ】

  1. オオヒメの手札効果⇒大御巫を手札へ&アンコウを捨てる

  2. アンコウの墓地効果⇒ビーバーを2枚SS

  3. 大御巫を発動⇒オオヒメをSS

  4. 大御巫の墓地効果⇒誘いを墓地へ

  5. ビーバー+ビーバー⇒ギガン

  6. ギガンの効果⇒ジェットをSS⇒スターターを手札へ

  7. スターターを発動⇒ブルーをSS⇒キャロットを手札へ

  8. キャロットをSS

  9. ギガン+ジェット⇒エルフ

  10. エルフの効果⇒アンコウを蘇生

  11. ブルー+アンコウ⇒森

  12. 森の効果⇒キャシィを手札へ

  13. エンドフェイズ⇒キャシィをSS


オオヒメ効果にチェーンしてエルフ効果を発動すると、メインゾーンが埋まった状態で、相手モンスターに誘いを装備できます。(つまりコントロールを奪っても場に置けず、そのまま墓地へ送られる)


〇ブルー+ビーバー

【エルフ マスカレ 森 キャシィ キャロット 墓地に神巫/スプリンド 手札にオオヒメ】

  1. ビーバーを召喚⇒アンコウをSS

  2. ブルーをSS⇒ジェットを手札へ

  3. ジェットをSS⇒スターターを手札へ

  4. スターターを発動⇒キャロットをSS

  5. ビーバー+アンコウ⇒スプリンド⇒アンコウを墓地へ

  6. アンコウの墓地効果⇒ビーバーを2枚SS

  7. スプリンド+ビーバー⇒ギガン

  8. ギガンの効果⇒神巫をSS⇒虹光を墓地へ

  9. 虹光の墓地効果⇒オオヒメを手札へ

  10. ギガン+神巫⇒エルフ

  11. エルフの効果⇒アンコウを蘇生

  12. ブルー+ジェット⇒マスカレ

  13. ビーバー+アンコウ⇒森

  14. 森の効果⇒キャシィを手札へ

  15. エンドフェイズ⇒キャシィをSS


ブルー&ジェットにアクセスできている場合は、ギガンから神巫をリクルートしてきます。ただしスプライトの制約に引っかかるため、神巫でサーチしてきたオオヒメは出せません・・・。【御巫スプライト】が抱える欠陥のひとつですね。


〇ブルー+G

【エルフ スプリンド 森 キャシィ キャロット 墓地に神巫 手札にオオヒメ】

  1. Gを召喚

  2. ブルーをSS⇒ジェットを手札へ

  3. ジェットをSS⇒スターターを手札へ

  4. スターターを発動⇒キャロットをSS

  5. ブルー+ジェット⇒ギガン

  6. ギガンの効果⇒神巫をSS⇒虹光を墓地へ

  7. 虹光の墓地効果⇒オオヒメを手札へ

  8. ギガン+神巫⇒エルフ

  9. エルフの効果⇒神巫を蘇生

  10. G+神巫⇒スプリンド⇒アンコウを墓地へ

  11. アンコウの墓地効果⇒ビーバーを2枚SS

  12. ビーバー+ビーバー⇒森

  13. 森の効果⇒キャシィを手札へ

  14. エンドフェイズ⇒キャシィをSS


以上、御巫スプライトの展開ルートでした。ここからは実際に触ってみた雑感を綴ります。


【御巫スプライト】の使用感

御巫を混ぜるメリット

1枚初動が増える
神巫で手札誘発を吸える
神巫をエルフで蘇生させて1妨害
神巫をギガンで呼んで1除去、からのエルフ
オオヒメを素引きして妨害追加
オオヒメを素引きして誘発貫通
オオヒメで後手を捲りやすくなる
オオヒメで素引きアンコウを捨てられる
オオヒメにGを受けても1ドローで1妨害

御巫を混ぜるデメリット

EX枠が圧迫される
召喚権が被りやすくなる
ニビルをケアできなくなる
ドロバが刺さりやすくなる
ビーステッドが刺さりやすくなる
アトラクターが刺さりやすくなる
ベアトに誘発を当てられると止まる
神巫(星6)/オオヒメが並んでいるタイミングで除去をもらうと、手札のスプライトが腐る
オオヒメと一緒に引かないと大御巫/誘いが腐る
オオヒメと一緒に引くと神巫のサーチ先がなくなる
オオヒメの手札コストが重たい


総評

メリット/デメリットを鑑みて総評すると、「オオヒメは強いが、神巫は事故要因」といったところでしょうか。

オオヒメは妨害を受けた後からもSSできるため、奇襲気味に誘発貫通を狙えました。

また後攻時は、除去を吸ってくれる点が優秀です。能動的に相手モンスターを処理できるため、相手目線では放置するわけにはいきません。

結果的として除去を打たせることができ、安全にスプライト展開を始められました。【スプライト】が苦手とする着地狩りを緩和できるのは、喜ばしい限りですね。


一方で神巫は怪しい場面が多々ありました・・・。たとえば、【ガエル】ギミックと比較してみましょうか。

手札事故

〇神巫
神巫/ビーバーを複数枚引いてしまうと、召喚権が被ってしまう。また大御巫、誘いが手札で腐ることもある。2枚目以降の神巫はただのバニラになってしまう点も辛い。

〇ガエル
「鬼ガエル+水属性」であれば、水属性をコストにしてSSできる(召喚権被りをケア)。また粋カエルを素引きした場合も、ギガンから呼んだ鬼ガエルで捨ててケア可能。展開後はデッキからカエルが居なくなるため、2枚目以降をドローして腐る心配もない。

展開補助

〇神巫
ギガンから呼んでもリンク値+1にしかならない。エルフで神巫を蘇生させて妨害すると、後続確保は厳しくなる。

〇ガエル
ギガンから呼ぶとリンク値+2。盤面を強固に伸ばせるため、エルフでジェットを蘇生して後続確保する余裕が生まれる。

EXデッキの自由度

〇神巫
虹光/ベアトで枠を喰ってしまう。虹光を1枚採用に抑える手もあるが、その場合は【メルフィー】ギミックから虹光を出せなくなり、制圧力が落ちてしまう。またEX枠がキツイ関係上、金謙も採用できなくなり、安定感ないし捲り力が落ちてしまう。

〇ガエル
EXに特別採用すべきカードはない。自由枠の広さを活かせば、メタカード(罠デッキに対するゼロヴォロスなど)を採用する余裕もある。当然、金謙も採用可能。



軽く比較してみても、とにかく神巫の弱さが目立ちます。というよりも【ガエル】ギミックが強すぎました。23/9/1より鬼ガエルが制限指定されたことにも納得がいきます。

現状では【スプライト】がまだ安定感を保っていることもあり、わざわざ神巫を採用する必要性は感じませんでした。


【スプライト】は強デッキゆえ、採用札へ求めるパワーも上がってしまう点が頂けませんね。神巫も単体性能だけで見ると強力ですが、手札事故の可能性を秘めているというだけで、採用が躊躇われてしまいます・・・。

水舞踏を採用して後攻特化させる手もありますが、その場合はハレが主軸となるため、オオヒメ―――延いては神巫を採用する理由も失われます。


制限強化がさらに進んだ場合は、【御巫スプライト】も採用候補となるやもしれません。弱体化を望むのは不健全な気もしますが、その時はその時で、「楽しければ良し!」と考えましょう。

もっとも、デッキパワー的には【鉄獣スプライト】や【リチュアスプライト(未実装)】あたりに呑まれてしまう気もしますが・・・。


とはいえ【御巫スプライト】も決して弱いデッキではないので、オオヒメの使用感を確かめたいだけならば、触って損はありません。

特に、「オオヒメ相手モンスターを奪う⇒マスカレの素材にする」という動きは楽しいので、ぜひ体験して欲しいところです。


私個人としては、かつて【竜輝巧】で活躍してくれた神巫を活躍させることができ、懐かしさも味わえたので大満足です。

・・・そういえばオオヒメのおかげで【竜輝巧】も新たな展開ルートを得たようですね。従来の構築では「神巫+バン」の組み合わせでは動けなかったのですが、オオヒメを採用することで、「ベアトでアルを落として、バン&アルを揃える」動きが実現しました。

神巫1枚からベアトを出せるのは、やはり強力ということでしょうか。【御巫】はまだまだ可能性を秘めているため、遊び甲斐がありそうです。他のデッキにも混ぜてみて、相性を確かめてみたいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?