
インターネットは群れ。(2021/07/11)
・こんにちは、sirasuです。
・今日も今日とて、勉強勉強...。人生において一回たりとも学ばない日はないと言うが、そういう勉強とは本質の違う、知識を詰め込む勉強。面白くね〜。
・一応英語の勉強と称して、ホロライブENを垂れ流していたが、文化の違いってそんなにない気がしてきた。ゲーム実況だったんだけど「I’m super forcus mode.」って多用するんだね。直訳すると「私はとても集中したモードです」なんだけど、ゲーム実況でよくある「今めっちゃ集中してるわ!」みたいな扱いになる。大して変わってねー。
・他にもすぐに「No!No!No!」っていったり、(日本語で言うなら「オイオイオイ!」みたいな感じ)、死んだりすると「what!?」(なんで!?みたいな感じ。僕も死にゲーするときはよく使う)が出たり、文化の垣根に、普遍性ってあるなーっと心ながらに思った。
・ある程度見ていると、自動翻訳の文章が微妙に違う様に気づける様になったりする。ここまでくるとなんか気持ちいいまである。
・しかし、ただゲーム実況を見ているだけに過ぎない。なんかカッコつけてるが、外国の人のゲーム実況を垂れ流しているだけなので、特に意味はない。生産性のないスピードラーニング。
・昨日の恐山のnoteと日記、あとはYouTube配信?すっごく面白かった。
・いや、面白かったは語弊を招くな...。すごく衝撃的だったとでも言うべきか。
・特に最後の「自分自身を「その他大勢」に押し込めるような生き方からいつか脱してほしいと思う。」と言う切実な願い。頭をハンマーでぶん殴られるどころか、ショベルカーで脳みそをかき混ぜられたかのような衝撃を受けたなー。
・順を追って話すと、昨日かな?いろいろと世間を騒がせた作品「100日間生きたワニ」という作品の映画版が公開されたのであった。もともとTwitterに100日間連載されてた漫画で、一時期はムーヴメントを引き起こすくらいには勃興したが、のちに商業展開に失敗し、大きく炎上することになってしまった作品である。
・僕も詳しいことはわからんのだが、なんか最終話が公開されたすぐ直後に単行本化の宣伝がされて、なんか冷めた、みたいな意見があったり、広告かなんかを電通に依頼したせいで反感を買ったとか、作者はTwitter上の誹謗中傷を訴えたが敗訴した?みたいな感じらしい。本当になんとなくで話しているので、鵜呑みしないように。
・僕も恐山と概ね同意見だな。いや、映画は見に行けてないんだけど、今の時代の人間の作品の受け取り方の部分で、大きく同意できる。
・上の通り大きく炎上した100ワニだが、炎上に留まらず、映画館の座席を勝手にジャックして、「ワニ」の文字を書くとか、あることないこと無茶苦茶な映画のレビューを公開していたYouTubeの動画もあった。そして、それを見て笑うコメント欄。
・正直100ワニのことはあえて(その時は)意識的に遠ざけたんだけど、やっぱ外部から見てて気持ちがいいなんてもんじゃないですよあれは。正直、自分がこう言った事例に嫌悪感を示せる人間であることに安心してる。
・つまりは、過激なインターネットの住民は100ワニの本当の面白さなんてものはどうでもよく、自分たちが叩いたり誹謗中傷していいターゲットとして100ワニが現れたので、ボクシングジムにあるサンドバックを当然のように殴るのと同様に殴りまくっているだけなのだ。
・この事実に恐ろしく震える。どういう思考回路をしているんだろうか。今のインターネットの担い手たちは。
・たしかにサンドバックは殴るためのものであるが、ジムのサンドバックコーナーで人が吊るされていたら、殴りますか?ええ、殴りませんね、少なくとも僕は。たしかに論理的にはあってるかもしれない。サンドバックコーナーにあるわけだし。しかし、その上で人間を理由無しに殴ってはいけないという倫理観もあるのは当然だからだ。
・心ない人間たちが、「みんなやってるから」を言い訳に各々の正義を振りかざして、当然の如く悪行を跋扈する。正直世紀末でしかない。
・あんまここでしていい話ではないかもしれないけど、インターネットのミームとして「野獣先輩」というのがいる。ゲイのポルノビデオに出演して、そのビデオが面白おかしかったのでインターネット上で散々擦られまくっているというものだ。僕はあれが大嫌いで。
・たしかにビデオの内容自体は滑稽だったかもしれないが、それを理由にあれこれしていい理由もない。ましてや、アニメやゲームのキャラクターではなく実際にいる人間にだ。そして自分たちはインターネットの匿名性を傘にして、自分たちの行為を正当化する。そこらへんの感情が全く理解できない。村八分といえばそこまでだが、今の日本は完全なる法治国家だ。そもそも性的マイノリティの人に。未だにそんなことがあっていいのだろうか。
・インターネットは多くの人間が匿名的に利用して、発信できる媒体、いわば大きな群れだ。その一匹があちらを見ればそれに付随する他の大多数も同じくあちらを見ている。
・その予定調和性というか、同調圧力的なものがすごく苦手だ。今回でいうならば、インターネットでみんながワニについて叩いているならば、同じ群れに属する僕もワニを叩いてもいいんだ、という考えがめちゃくちゃ気持ちの悪いものであると僕は感じるのだ。
・今もネット上で大きく話題となっている、「ウマ娘」、かくいう僕もある程度は触っていた。実際ストーリーはアイマスシリーズを踏襲していて面白いし、3Dモデルは可愛いし、キャラクターもみんな良かったのだが、Twitter上のみんなが群れている感じを見て、なんだか嫌気がさしてあまりやっていない。Twitter上でウマ娘自警団みたいなのがいるのをみて、なんだか怖くなってきたからだ。
・結局逆張りオタクの選り好みだろ、と言われたらあんまり言い返せないんだけど、とにかく僕はこの100ワニの件も含めて、最近のインターネットの「群れる」感じにすごく嫌悪感を示しているのだ。
・それをうまく言語化して、もう一度問い直してくれた恐山には感謝することしかできない。自分をまだ正常な人間のラインで引き止めてくれた。
・そんな愚痴を長々と書いておこう。今後自分がその群れに飲み込まれない様な戒めとして。
・長くなってしまったし、けっこうネガティブな内容でごめんなさい。読んでくれてありがとう。
・では、また。