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惑星のさみだれ(2021/08/05)
・こんにちは、sirasuです。
・なんか最近最寄駅とか目的地の駅とかがすげー遅延してんだよね。いま朝駅で日記書いてるけど、一時停止ボタンを押したどアホがいるらしく、10分ほど遅れが発生した。
・昨日は線路内に立ち入ったひとがいたせいでこれまた遅延した。塾に30分くらい遅刻しちゃった。
・電車って公共交通機関だし、道路と違って道が一本しかない。だから何かしらトラブルがあると一瞬で全てが壊滅するのだ。本当にやめてくれ。
・電車に乗っている全員からかなり強めの怒りをもらえるので、ヘイトを集めたい時に便利そう。嘘です。間違ってもしないように。
・昨日は漫画をいっぱい読んだ。
・vtuberのプレゼンした漫画もあれば、前から読みたかったやつもあるので、いろいろ知見が増えた。
・「惑星のさみだれ」を読んだ。
・前からずーっと読みたかった漫画で最近やっとこさ読んだ。
・一個言っておくと、泣いた。最後に泣いたのっていつだったかな〜。ヴァイオレットエヴァーガーデンを観に行ったとき以来ではなかろうか。普段結構涙は出ない僕が言うので、涙もろいひとなら泣いちゃうかもな。
・ストーリーをば。
主人公の雨宮夕日は普通の冴えない大学生だったが、ある日いきなり喋るトカゲが目の前に現れる。
そいつが言うには、世界は魔法使いによって脅かされており、地球が滅びるのはあとわずかと言う。
そして、騎士となり「姫」を守り抜く、という使命があるということを聞かされるも、夕日は冗談と捉えて無視をしていた。
しかし、ある日魔法使いの傀儡である「泥人形」が夕日を襲おうと攻撃を仕掛けてきた。絶体絶命のピンチの状況を砕いたのは、夕日の隣に住む少女、朝日奈さみだれ。
彼女こそ、トカゲが言った守るべき「姫」であると知らされる。しかし、彼女は地球を守るはずの「姫」でありながら、地球を破壊しようと計画する「魔王」でもあった。
さみだれの強さと可愛さに一目惚れした夕日は、「姫」をまもる本当の「騎士」として、彼女の地球破壊計画に加担する契約を交わす。
しかし、そんなところに第二の騎士が現れて...?
・というのがおおまかなストーリー。
・まず、正直に言っておくと、これ序盤はすごくわかりにくいです。ここでやめちゃった人も多そう。
・まず、騎士と姫の関係がまだよくわからないのに話がどんどん進むし、主人公の行動に若干一貫性を感じないし、主人公がウザいと感じる人も多いらしい。主人公がひねくれてる理由がそこまで強くないし。
・まあ確かに2巻かな?そこらへんまでは読んでて「これ面白いのか?」と思ったことは否定はしない。しかし、序盤がおわり中盤に差し掛かったあたりまで読めたあなた、祝福します。こっからめちゃ面白くなります。
・なぜ一気に面白くなるのか?それは、作者が「死」について描くのがはちゃめちゃに上手いから。
・バトルものなので、まあ他のキャラクターが死ぬ描写はある。これは仕方ない。しかし、その死に様がカッコよかったり、後続に想いを託して死んだり、「死」をとても丁寧に描く。わかりやすく言うとハガレンくらい丁寧に描かれている。ヒューズが死んだことは言うまでもないが、ヒューズの死はほかのキャラクターを大きく成長させた。そんな感じ。
・それでいて、キャラクターがみんなクセ強い感じで面白い。まあ序盤はそれがアクという形で出てしまっているのも良くないが、キャラを掴み始めたらどんどんキャラが好きになっていく。そんな作品。
・恋愛要素もあるし、最後は結構大円団で終わる。なにより終わったあとにキャラクターのその後のエピローグをちゃんといっぱい描いてくれるのも嬉しい。なんと最終巻の半分はエピローグなのだ。
・絵柄はすこし癖はあるものの、絵は普通に上手いし、なんなら最終巻になるにつれ成長しているのでそっちも楽しめる。
・こんだけてんこ盛りで10巻キッチリでおわるのもすごい。ささっと読めるのもいいね。
・僕は東雲半月さんのシーンと師匠、茜とロキのシーンが大好きです。なんのこっちゃよーわからん人は震えて読め!!!
・一番好きな名言を置いておきます。
・「天才とは!!無限の肯定!!“ラッキーパンチを千回決めるすげー自分“の直感を!!
ありえねーと否定せずそれもアリだと千回肯定する者!!
直感を肯定するうちラッキーパンチを千回実現するすげー自分!!
それが天才!!技なんてオマケ!!おれすげーの瞬間を!!すげーおれの存在を!!
肯定し肯定し肯定に肯定を重ねろ!!
考えるな!!直感し続け肯定し続け確定し続けろ!!」
・というわけで、「惑星のさみだれ」ぜひ読んで欲しい。多分読んだ漫画ベスト10には食い込んだような気がする。
・では、また。