見出し画像

10月29日(火曜日)映画「ひとりぼっちじゃない」考察

コミュニケーションが苦手な歯科医師・ススムと、アロマショップを営む宮子のラブストーリー。宮子はマンションの101号室に住んでいて、なぜか鍵をかけない。ススムがふらりと彼女の部屋を訪れると、見知らぬ女性が寝ていたり、監視していると別の男性が出入りする姿を目撃したりする。こうした奇妙な出来事が特に解明されないまま物語は終わるため、レビューでは賛否が割れていたけれど、私はこの映画が結構好きだ。

それにしても、あの二人がどうやって出会えたのかが一番の謎。性格的に引きこもり気質な二人が、どんなきっかけで接点を持ったのか……そこを描かずに物語が途中からポンと始まるのが、この映画の面白いところでもある。物語に入り込むきっかけが無くて戸惑う人も多いだろうけど、私はそういう不親切さも含めて「あり」だと思う。

たまにこういう、全部を説明してくれない映画が観たくなる。考察しながら自分なりの答えを探す時間って、案外贅沢かもしれない。

皆さんはこの映画、どう感じましたか?

今日読んだ本
古川真人「背高泡立草」
村上春樹「風の歌を聴け」

#古川真人
#村上春樹
#芥川賞
#映画レビュー
#KingGnu
#映画好きと繋がりたい
#日常の謎
#人間関係の難しさ

いいなと思ったら応援しよう!

愛と勇気だけが友達です
いただいたチップは書籍購入に使わせていただきます。いつも応援ありがとうございます。読書を通じて、より多くの物語を形にしていきます。