つめ切りseaside
ボーイッシュな髪を切った
何かのためによどんだ爪
黒く染る癖を散らす
ありがとうと弾く音が
水辺に沈む愛が
切ってもらった時間でも
肌を傷つける才能も無ければ
時間だけが戸惑うだけで
seaside
海辺で鳴らす声
美味しい君の血を吹き込むだけ
どうしようも無い
部屋に散らばった
つめきりの残骸は愛
逢いたくなった昼間では
想いだすだけで吐いてしまった
首を切られる戦場での汚れ
頭ん中では金曜日
厚そうに笑う
君を食べたい
言わないとわかんないよ
見つからない
絞めあった手首はもう探せないよ
suicide
言わないで
顔だけ見てる
きみと想う
思い出す
つめ切りsuicide