C言語で情報オリンピック Day6

配列

変数はデータを格納するボックスと紹介しましたが、場合によって連続した複数のボックスを必要とした時があります。この連続した複数のボックスは、C言語の中に配列というデータ型として定義できます。

サンプルを見てみましょう。

#include <stdio.h>
int main() {
  int a[5] = {1,2,3,4,5};
  int i;
  for (i=0;i<5;i++) {
    printf("%d\n",a[i]);
  }
  return 0;
}

このコードではaという配列を定義し、初期値として1,2,3,4,5を与えました。配列の定義は[ ]を使います。大括弧の中に配列の長さ(どれぐらいの箱をつかうか)を定義します。初期値は省略もできるし、省略しない場合は長さを省略できます。

たとえば

int b[] = {1,2,3};
int c[5];

どれでもエラーになりません。逆に

int d[];

という宣言ではエラーになります。長さも定義できませんし、初期値もないので、どれぐらいのボックスを確保できるかはわからないからです。

なぜ配列が必要でしょうか。それは系列のデータを一時に保持し後の計算につかう必要があるからです。

以下の例題を考えてみましょう。

問題1 クラス全員の算数の成績を標準入力から入力し、クラス全員の算数平均点を計算しましょう。

入力例:

5
95
80
30
100
75

一行目はクラスの人数で、後に続いた5行は5人の算数の成績になります。

出力例:

76.0


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