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旅について


<あらすじ>

旅に行きたかった。行ってないことが失敗。33歳のあの時、全てを捨てて行っておけば、、、。

どうして今の選択肢を選んだのだろう。それはもちろん色々あった。だけど7年経って悔いはちゃーんと残った。

本当の失敗というのは、後悔なんだろう。もう戻れないことを言うのだろう。あの時、あの瞬間にはもう戻れない。

どうしたって戻れない。
戻りたい自分にとって、これはすごく困る。


よし、聞いてみよう。
今の自分ならもしあの時に戻ったら、どんな選択をするの?

僕は答える「一緒に旅に出て、家族になっていただろう。」と。


でもさ、「それって今からできないの?」
「今からやったら後悔は無くなるんじゃない?」僕の中の自分は問いかけてくる。(最近心の声を大切にしています。)


<本編>

当時結婚しようかを迷っていて、いつものように居酒屋で飲みながら、将来の話などしていました。そこで僕が旅に行こうと思っていることをカミングアウトしたら、、、なんと当時お付き合いしていた人に泣かれてしまったことがあって、それが今回の失敗です。

とにかく旅に行きたかったのです。33歳、もうギリギリかなと思っていました。定番的な無期限の放浪に出たかったのです。アジア、ヨーロッパ、南米と。一人で出たいなと。初めて南米を旅した夏から7年後の夜でした。

で、そんなことをお酒飲みながら、すごくフランクに話したら、当時付き合っていた奥さんは餃子を投げ捨てて出て行ってしまったのです。

慌てて追いかけて、店に戻りまして、話を聞いたら「私のことを考えていない!」とすごく怒られたわけです。

で、その後色々あって、旅には行かず結婚して今に至るわけです。


<あとがき>

文中にあります、その時の悔い=「旅に行きたかった」という後悔が、年々大きくなりまして、最近になって、あ、これは失敗したなと思ったわけです!

いやーどうしましょうこれ。困った。
失敗屋は最近、直感屋みたいな感性もありまして、直感的には家族で旅に行こうかなと思っています。

旅に出るときっとたくさん失敗できるのも失敗屋的には嬉しいですし、何より後悔を抱えたまま生きることを辞めて、ちょいとリスクはあるが家族で旅をしたほうが、長い目で人生を見たときにいいのではと考え始めました。


<いつも見てくれている人へ>

ありがとう!!
休日の朝にこんなテーマを書いている自分がいて、これを見る人がいてという中で、何だか複雑な気持ちです。さて、失敗屋としての記事は3本目になりまして、ありがたいことに何人かの読者と、そして書くことによって「なるべくなら、したくないであろう失敗」というものの捉え方が圧倒的に変わってきています。いつか失敗屋のツイッターで「失敗することを恐れなければ、怖いものなど何もない。https://twitter.com/sippaiya/status/1646784648264175618と呟きましたが、最近は本当にそう思います。世の中世知辛いことばかりのような気がしますが、これからも失敗して生きていこうと思います。では引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

失敗屋

(ps.この物語は、続きが書けるのだとすれば、限りなくフィクションに近いノンフィクションになる予定です。そして書けるか書けないかも自分次第です。)





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