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元医療系営業女、テレビ業界にドボン。

どうも、ADの髙木です!
つい先日まではテレビ東京「ヤギと大悟」やその他特番、最近「スクール革命!」に配属になった者です。

タイトルの通り、私は2023年春に業界未経験で中途入社したADでして、業界歴は丁度1年半を突破したところになります。長かった。いや、短かったかも。ちょっとわからんですね。

見たことなかったもの・知らなかったことに加えて、前の業界や会社との違いで面食らった物事が多くて、とにかく、濃く深い1年半だったなと思います。

せっかくの業界未経験の中途採用ということなので、その観点でシオンに入社してからの1年半をざっくり振り返ってみたいなと思います。

お付き合い頂けたら幸いです。

(なお、投稿のサムネは、毎年楽しみにしている美大芸祭時の写真であり、仕事とは無縁の写真です。仕事でも行ってみたい。)

異業種の営業職からの転職

元々は医療関係の営業職をゴリゴリとやっておりました。
前の会社もなかなかに特殊なところではあったので、月の半分以上は飛行機やら新幹線やら車やら、全国飛び回る感じで、今と変わらないくらいには多忙だったかなと思います。(ただワーカホリック女なのでそれすら楽しかった記憶)

そこから巡り巡って、転職した理由は色々とあるのですが、好きだった営業という仕事を自分なりに突き詰めて、いろんなものに触れながら考えた時、「自分の好きなことや気になること全部に、触れることなく死ぬのはやだな〜」と思ったところから転職を決めました。

医療業界からエンタメ業界へ。
はたから見たら意味の分からない転職だったと思います。
今まで学んできたことも使えるか分からない、常識もきっと覆される環境に身一つで飛び込む。
親にも「突拍子もない!」とまぁ怒られました。それはそう。私が親でも怒ります。

でも、私の人生の軸はブレていないと勝手に思っています。
死ぬ間際に振り返った時、「ジェットコースターみたいな人生だったな」と思えるのが目標なので。

初めてのテレビ業界→未知との遭遇祭り

転職活動を経てシオンに無事入社、最初の配属先はテレビ東京「ヤギと大悟」。
「ヤギと大悟…?」
実は大学で動物について学んでいた私、面を食らう。

「そこ、繋がるんや…」と。それありきで採用されたかとさえ思いました。
実際、ヤギのポポ達のおかげで、業界に対する緊張感はかなり緩和されたな〜と思います。

(動物は偉大ですね……ポポ、ありがとうねぇ……)

ですが、やはり初めて触れるテレビ業界のあれそれには何度も驚かされました。
関わっている人の人数、撮影準備からOAまでに行われる工程の多さ、確認しなければいけないこと・配慮しなければいけないことの多さ、業界用語の多さ、もう未知との遭遇でした。

テレビ局・チーム・人によってもやり方が違うこと、いろんな関係性があって成り立つ現場なこと、思ったよりも構造が複雑な形をしているよう。
きっと言葉で表すよりもより複雑なので、実際に味わってみないと分からないところかもしれません。
入社して、一から学ぶのに一苦労したなという印象です。(その節は先輩方、ありがとうございました)
でも、関わる人の色がすごく出る業界なんだなと、その点はすごく面白いなと感じましたね。

演者さんは勿論のこと、担当するディレクターやプロデューサー、そしてAP・ADによっても、その番組の色が変わる。
視聴者の見やすさを重視する方が作るとテンポの良いVTRが、一癖つけるのが好きな方が作ると独特な感じのVTRが、人柄を重視して見せたい方が作るとドキュメンタリー要素の強いVTRが。
勿論番組の統一感が必要なので微々たるものにはなりますが、そういった要素の違いがあり、日々「ほぇ〜」となる毎日でした。実際にそういう違いに遭遇すると、より面白い。

まさに、“エンタメの面白さ”を目の当たりにしたわけです。

(↑その頃にはすっかりADらしい姿に…)

エンタメへの解像度が上がっていく毎日、楽しい。

テレビ業界へ転職してから、どんな工程・関わる人を経てテレビ番組が作られていくのか、どんなことを考えながらVTRが作られていくのかを知ったことで、毎日何気無く見ていた動画・熱心に見ていた番組への解像度が上がりました。
と同時に、「面白いな」「その切り口から取り上げるの、発想がすごいな」と好きな番組への尊敬心は爆上がり。改めて、過去の放送とかも見返してしまいました。以前より色んな発見があって楽しいです、ほんと。

また幸いなことに、1年半という短い業界歴にしては、なかなかご一緒できない色んな演者さんと一緒にお仕事をさせていただけて、その点も非常に有意義で。
テレビ越しに見て勝手に「素敵だな」とか「尊敬してしまうな」と感じていた演者さんが、実際にお仕事でご一緒しても素敵なままで、なんなら素敵さがカンストしていて。
ご一緒した時からより尊敬心が上がっています。人生、得してますね。

より深く、エンタメのことを好きになれたことをありがたく思います。
転職を選んだ自分、よくやった。
大変なことは多々ありますが、その点は人生の財産だなと思います。

(↑ロケハンでは運よく動物とも触れ合えましたし…)

ブレずに走りたい

とまぁ、こんな感じで異業種からの転職からざっくり1年半走ってきました。
正直きつくてしんどいことは多いです。人なので。

でも、きつかったりするとき程、自分の中で譲りたくないところとか、好きだなと思うことに出会えている気がしています。あと、脳汁が出る瞬間にも。
この業界でそういう色んな経験して、考えて、まだまだペーペーの私ですが、転職した当初よりはこの先がやっと具体的に見え始めたので、良きところで色んなチャレンジできたらなって思ってます。企画とか、工夫とか、諸々。
事によっては、また突拍子もないと言われてしまうかもしれません。

むしろ「突拍子もない」と言われたいですね、関わる人にたくさん言われるのがある種、目標なのかもしれません。
ただ、「好きな人間たちが楽しそうにしているのが好き」「良い気付きのきっかけになれるように」という自分の軸はブラさずで。
好きな物事がより深められる仕事になりますように!!!!!!

株式会社シオン
アシスタントディレクター
高木 もも花


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