就職氷河期にこれで最後と決めた会社で早10年…
新年あけましておめでとうございます。
昨年は新型コロナウイルスの影響で世界中の人達の生活が一変してしまいましたね。
今年は明るいニュースで溢れる1年になることを願いましょう。
さて、ここからは私のテレビ業界歴10年について書かせて頂きたいと思います。
2008年のリーマンショックの煽りを受け、就職活動を始める2010年は“就職氷河期”と言われる年でした。
そんな時代から始まった、2011年入社、アシスタントプロデューサー小原です。
シオンに入社するまで
冒頭でも話した通り、私が就職活動を始めた2010年は“就職氷河期”と言われる年でした。
エントリーシートで落ちまくり、最終面接なんてほぼほぼ縁のないもの…。周りもちらほら内定が出始めた6月「このまま箸にも棒にも掛からないなら来年もう一回やり直そうかな…」と思っていた時、就職サイトで「アメトーーク!」「踊る!さんま御殿!!」など、学生時代から毎週見ていた番組を制作している制作会社の募集記事を見つけました。
当時、テレビ業界に漠然的な興味はあったものの、テレビはテレビ局だけが作っているもの、と思っていた私は“制作会社”というものがある事をこの時初めて知りました。
なので、私はこの時まで制作会社はシオンしか知りませんでした。笑
そして、就職活動最後の記念受験のつもりで「株式会社シオン」にエントリー。自分でもよく分からないまま一次、二次、三次と進み、最終面接で伊藤社長と対面。「昨日はよく寝れた?」「朝ご飯なに食べた?」など生活的な質問から始まり最後は「じゃあ、来年からよろしくね」と、わずか5分ほどで内定を頂いた。
未だになぜ受かったのか謎です。笑
ゆとり世代がテレビの世界へ
“ゆとり世代”と呼ばれた私が晴れて業界スタートをしたのが有吉さんがMCをしていた深夜のアイドル番組でADを約半年間経験、その後、学生時代毎週見ていた「踊る!さんま御殿!!」に転属となり約4年間AD時代をそこで経験しました。
初めて再現VTRのロケに行った時にわずか30秒~1分程度の再現VTRにこんなに何時間もかけて撮影をして、カメラの裏側でこんなにも準備する事があるんだ、と驚きました。
また、収録の前にゲストの皆さんに座席の説明をする仕事があり、ある収録の日に、南海キャンディーズのしずちゃんと女優の高梨 臨さんが並びで座る機会がありました。
私が緊張のあまり“しずちゃんさん”と呼ばなくてはならないところを“しずちゃん”と呼んでしまい、その勢いのまま“高梨 臨ちゃん”と呼んでしまいました。「あっ…」となった瞬間に、同じゲストのオリラジ藤森さんとノブコブ吉村さんに「え?友達なの!?どういう関係よ!」とツッコんで頂き笑いに変えて下さいました。
カメラの回っていない所でのADのミスまで拾ってくれるなんて芸人さんってすごいな、と思いましたね。
ADからAPへ!そして全局制覇!?
AD5年目になるという頃に「ディレクター」の道に進むか「プロデューサー」の道に進むかの進路面談があり、入社した頃はディレクターを目標としていましたが、色々な経験や自分の気持ちと向き合い「プロデューサー」の道「アシスタントプロデューサー」になる事を決めました。
APとして初めてついた番組が全国各地の人々の“自慢”を紹介するフジテレビ「日本全国ご自慢列島 ジマング」というさまぁ~ずさんMCの番組でした。しかし、私が入ってわずか5か月で番組が終わってしまいました…笑
そこからいわゆる「レギュラー番組」というものがなくなってしまい、私の“全局行脚”が始まります。
AP1年目、わずか5か月でレギュラー番組が終了した後は、日本テレビ、テレビ朝日、テレビ東京、NHK、BS12、AbemaTVと各局で特番や短期レギュラーでお世話になり、4年目の2019年にTBS「マツコの知らない世界」に参加する事になり、キー局制覇?を果たしました。笑
この他に2015年~現在まで、毎年秋~春にかけてCSテレ朝チャンネルにて「てんパイQUEEN」という麻雀番組を担当しており、この番組は、制作会社はシオン1社で、番組立ち上げから参加している自分にとって思い入れのある番組です。
今となっては、参加して5か月でレギュラー番組が終わってしまった事によって、色々な番組、色々なテレビ局、色々なスタッフと出会うことができ、いい経験になりました。今後もこの経験を活かし会社の戦力となるプロデューサーを目指していきたいと思っています。
この10年、気づけばあっという間でした。
きっとここからの10年もあっという間なんでしょう。
だけど何かを残せる10年にしたいな、と思います。
今、就職活動中の方々も私とは違った意味で大変な時期だと思いますが、興味本位でエントリーし、10年も続いちゃってる人間もいます。
少しでもテレビ(映像)の世界に興味があればアクセスしてみて下さい。
もしかしたらどこかでお会いする機会があるかもしれません。
その時はよろしくお願いします。
株式会社シオン
アシスタントプロデューサー
小原 佑斗
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