「やりたいことやったもん勝ち」
サムネイル用の自分の写真を探しはじめて早1時間。
制作あるあると思われるロケハンとシミュレーション写真しかない問題に直面中。
これを送ってくれた友達に感謝。
どうも。この4月でシオンに来て1年、業界歴は丸5年になる綾小路千尋です。
現在は日本テレビ「ニノさん」でアシスタントディレクターをしております。
いつも人からは「話が長い」と言われがちなので、端的に書こうと思いますが、結局長くなると思われます。ご了承くださいませ。
▼私とテレビ、そして就活
冒頭に「話が長い」と明記しましたが、その理由は私が女子校育ちというところにあると思います。
小学生時代、男子のテンションが苦手すぎて、「いっそのこと、男子のいない世界に行きたい…」と願い、中学は女子校に進みました。
女子校出身の人はわかると思いますが、そこはおばちゃん製造工場のようなもので、ずーーーーーーっと喋ってられるという特技を身につけてしまうのです。
職場の人に何度か「綾小路さんって女子校出身でしょ?」ともろバレすることも。
住めば都の女子校も馴染むまでは大変でした。
地元の友達はゼロのスタートなので、とにかく「話さなきゃ!声かけなきゃ!でも話題がない…」
そこで助けてくれたのが「テレビ」でした。
「昨日のキムタクのドラマ見た?」「エンタの神様のエド・はるみ見た?」
これだけで会話は大盛り上がり。自然と友達もできていきました。
「漫画」「雑誌」「服」の話はお金をかけないと得られない話題だけど、「テレビ」は無料で情報を仕入れられるので中学生の私はすごく助けられました。
高校生くらいから「エンタメ系の職に就きたいな」と漠然と思いながら、大学に進学し、いざ就職活動。
就活の軸は「自分の好きなことを仕事にする」
一度きりの人生だから、好きなことを仕事にして人生を楽しみたい、という想いが強くありました。
当時「テレビ」と「化粧品」が好きなもので、この2つの業界に絞って就活をしました。ありがたいことに、どちらの業界からも内定をいただき、すごく選択に悩みました。
最終的な決め手は、自分が人と話す時、「テレビ」の話が大半だということでした。親には「化粧品」の話をしないけど、「テレビ」の話はしている。女友達とは「化粧品」の話はするけど、やっぱり「お金のかかるもの」だから話題に限界がある。
大半の人が平等に触れられて、かつ自分が好きなものって「テレビしかない」と辿り着き、テレビ業界に飛び込む決意をしました。
▼音楽番組を経て、バラエティ番組「ニノさん」へ
前の会社で丸4年、音楽番組のADを経験しました。
予算の少ない番組でしたので、1人AD、2人D、1人局Pという少数精鋭の環境で育てていただきました。
おかげさまで、辛抱強く、物怖じしない、というところでは負けないなと思います。
また、1人でそれなりの量の仕事をこなしていたので、独り言がめちゃくちゃ多い人になってしまいました。副産物と言えるのか、欠点と言えるのか…。
バラエティ番組をやりたいという思いと、30代へ向けてのキャリアステップを視野に入れ始め、縁あって昨年4月、シオンに中途入社しました。
配属先の「ニノさん」はスタジオ収録・ロケ・サブだし(VTRをスタジオで見るやつ)とおそらく今のテレビでやっていることを全て行う番組なので、経験値がめちゃくちゃ上がります。(あ、生放送はやってない…)
「ニノさん」の現場、正直めっちゃ楽しいです。毎日何かしらで笑っています。ここ最近は「プチファインプレーメドレー」という企画がシオン班で続いたので、そのシミュレーションで毎回笑いが起きています。
特にうちの小林Pが毎度おもしろ珍プレーをしてくださるので、毎回スタッフ爆笑です。
ここからはニノさんスタッフ写真館。
密かに隠し撮りしたものたちが日の目を見ます。
こんな感じでちっちゃいことで笑っています!
コロナ禍なのでテレワーク推奨として家で仕事することもありますが、スタッフルームに行くと、こういうおもしろ特典があるので、私はスタッフルームでの仕事が結構好きです。
▼不安な就活生へ
このnoteを見ているのって就活生だと思うので、少しでも何か晴れるようなことを書けたら…なんて思いながら、タイトルに「やりたいことやったもん勝ち」という言葉を掲げました。さも自分が思いついた言葉のように掲げましたが、どこかで聞いたことあるフレーズ…。「勇気100%」の歌詞でした。
こんな感じで「自分が見たもの・聞いたもの」をヒントにして、「ニノさん」は作ることもあります。
いわゆる0を1にする作業というより、1を2にする作業という感じでしょうか。
バラエティって頭おかしい人しかいないんじゃないか…って正直ビビりながら「ニノさん」に来ましたが、決して突飛なものだったり、奇をてらうものだったりをベースにしているわけではなく、日常に寄り添ったものをベースにして、そこからアレンジをしてゲームなどを考えています。
なので普遍的な目線がやはり大切です。
時にはジェネレーションギャップが役に立つこともあります。
ジェネレーションギャップは自然由来の個性だと私は思っているので、自分が見てきたもの知っているものを信じてほしいなって思います。
そろそろ話が長いと怒られる頃なのでお開きです。
ではでは。
株式会社シオン
アシスタントディレクター
綾小路 千尋