そよそよと さらさらと かぜにのる 1つ 2つ たくさんに 白い綿毛が ふわふわと ゆらゆらと 北へ 南へ 東へ 西へ 1つめは愛のある家に 笑顔あふれる 2つめは悲しみくれる家に 涙流れる 3つめは楽しそうな家に 笑い声響く 色んな所へ 世界中へ 1つ 2つと ふわふわと 家の庭に 山に 水のほとりに 時が流れて 芽が出て 黄色い花が咲き 悲しみに暮れる家にも 涙流れる家にも 暗い家にも 幸せの黄色い花が咲く そして白い綿毛になって また ふわふ
未知との中学生生活は とても楽しく過ぎていった。 3年生になると、今後の進路をきめなくてはいけない。 私は、高校へ進学。 未知も、高校へ進学すると本人から聞いていた。 私は、高校で陸上部へ入部した。 当時は、携帯電話なんてなかったから 未知と連絡を取る手段は家の電話のみ。。 高校生活や部活に必死で 未知との連絡はだんだんとなくなっていった。 でも「未知は元気かな?」と 常に心で心配はしていました。 そんなとき、電車の中で聞き覚えのある声で 呼び止められた。 「え!
君に咲く花 ずっとずっと 心に宿る やさしく ただ やさしく 一つの輝(ひかり)として 幸せの証(しるし) いつか 開くだろう 忘れられない 花として 一生にのこる 花として 生涯 大切な 華として・・・ー
サラサラと流れる河 浮かぶ花ビラ 透き通った風 キレイでありたい 澄んだ心で居たい いつまでも いつまでも 心を広くして 空よりも 心を深くして 海よりも 豊かな緑 香り薫る花 キラキラ光る川に 一輪の花を 浮かべてみた
あなたを想うだけで ただ愛する事だけで 幸せだと信じてた 出会えたことに めぐり逢えた事に 話してる時も 待ち合わせてる時間も 頭の中はあなただけ 待ってるから いつもの場所(ところ)で ずっと ずっと あなたはもう居ないのに・・・
私の住む街は蓮根が有名です。 夏になると必ず見る風景があります。 毎年この風景を 私はとても楽しみにしています。 この蓮の葉の道は、両サイド一面に広がり わざわざ車を停めて写真を撮る方も居ます。 雨上がりは、特に蓮の葉の緑が とても綺麗です。 夏しか観れない光景です。
幼い頃の願(ねがい) 叶いますように・・・ 手をあわせてみた 目を閉じてみた 心で願ってみた 叶うと信じて・・・ 幼き頃の夢 口にせず 心の中でとなえてみる 「空で輝く星達が 願い(ねがい)を月へ届けてくれる」 と母が聞かせてくれた 母の言葉をこれから未来(さき)の 子供たちへ聞かせたい ”夢”もつ子へと育てたいから・・・
夜空の月 聴こえますか 月の歌 星々の詩 きれいな音色 月に合わせて星が歌い 星に合わせて大地が歌い 大地とともに海が歌う 地球(ほし)を”愛して”いると・・・ やがて朝になり 青く澄んだ空が見え 優しい風と共に 山が鳥と詩う 命の源 ”誕生”も”消えゆく時”も 地球(ほし)は全てと共にあり 願(ねがい)も共にする やまぬ歌声 ”母”なる詩を聴き眠る星達(こどもたち)・・・
いつか 夢を話そう 君と一緒に ずっとずっと 伝えたかった出来事を 忘れられなかった時 愛した時 そして 出会った時 約束するよ いつか 君と ”夢を語ろう”・・・
がんばらず せのびをせず 自分らしくあるために
未知との友達の時間が再スタートした。 未知はあまり自分の事は話さないし 私も未知に対して何も聞かない だって、 話したくないことをわざわざ聞くことはない と思っているから。 でもある日、未知が自分の事を自ら話し始めた。 お母さんは自分の本当の「母親ではない」こと。 未知は、父親とは血がつながっているけど 母親とは血がつながっておらず父親が再婚したのだった。 そして、母親にも娘がいて 未知にとっては「妹」になるということ。 未知は、「妹」のことがとても可愛いようだっ
一面の蓮に囲まれた道を 自転車を漕いで走らせた。 どこまでもどこまでも、 ずーっと続く蓮の道を罪悪感と 心の痛みを感じながら未知の家へ向かった。 未知の家に着き門の前でチャイムを鳴らすと 「はーい」と声が聞こえた。 私は、未知に何を言われても それは自分がやったことなのだからと 覚悟していた。 扉を開け、家から出てきた未知は 笑顔だった。 「どうしたの?」と言われ、 私はすぐに「あんなことしてごめんなさい!」と 深く頭を下げて誤った。 未知から何を言われてもいいと覚
「未知に謝ろう!」 私は、自転車を未知の家に走らせる 我が家がある町は、「田んぼ」が広がる 夏は、蓮根の蓮の葉と蓮の花が 青々と そして薄ピンクの花が一面に広がる その、蓮に挟まれた道は 一面の蓮の葉と蓮の花を眺めることができる この道が、幼稚園・小中学校の通学路でもある 幼い頃は、登下校に見るこの景色を「当たり前」と思っていた 大人になった今、この景色がとても美しく 毎年夏になると青々と薄ピンクの景色が楽しみでもある 私の住む町の蓮根はおいしいと有名だ うちは農
私は、私の友達である未知に過ちを犯した 一生の過ち 忘れることはない これは、私にとって忘れてはいけない過ち 周りの友人たちと一緒になって言ってしまった。 私は、そのあと後悔した なぜ、あんなことを言ったの? 私はなんて弱いの? 友達を傷つけてしまった。 頭の中で、未知を傷つけたことを 後悔しながら、どうしようどうしようと考えていた。 自宅に帰る、蓮根田に挟まれた通学路 家に着く間も、未知の事が頭から離れなかった。 家に着いて母に その日の出来事を話した。 母
小学生の時、彼女が転校してきた。 転校して来た当初から彼女はクラスメート達から イジメられていた。 制服のシャツは真っ黒・アイロンもかかてなくてシワシワ。。 クラスメートたちは、そんな彼女の外見をイジメた。 私は、おそらくその子にとって 唯一なかよくしていた一人だったと思う。 彼女をここでは仮名の未知と呼ぶことにする。 未知は、イジメられていても 泣くことも、怒ることもしなかった。 ずっと、笑顔だった。 笑顔を絶やさない、人の悪口も言わない優しい子。 私は、彼女から
君を抱きしめる 腕が欲しい 愛という名の 時間が欲しい 二度と会えなくても 君を照らす月に 優しく包む風に そして 抱きしめる太陽に なりたい でも 抱きしめるための 腕がたりない