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【車の営業マン】新車ディーラー営業マンにならない方がいい理由【疲弊します】

新車のディーラーに就職しようか迷っている人「ディーラーの営業マンにあこがれるなぁ…。この前おやじの代わりに車を点検に出しに行ったときの、営業のお兄さんカッコよかったな…。スーツをビシッと着こなして、ショールームもきれいだし…。オレもディーラーで働こうかな、、、でも仕事内容ってどうなんだろう?給料や残業は?誰か詳しい人教えてください」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • 新車ディーラーの営業マンにならない方がいい理由

  • 新車ディーラー営業のノルマ・給料・出費面などを説明するよ

  • 車の営業を選ぶなら車買取店をお勧めします

この記事を書いている私は、業界最大手の車買い取り店で2年、国産ディーラーで3年、トータル「車の営業歴は5年」ほど。

新車ディーラーの営業マンてカッコいいですよね。ディーラーの営業マンだった私がいうのもなんですが、そう思います(笑)。笑顔がステキで、スーツが似合っていて、清潔感があって身のこなしも颯爽としているしで、あこがれますよね。

実際、仕事をするとどうなんでしょう。
「仕事内容や勤務時間は?」
「ノルマとかきつくないっすか?」
「とあるディーラーのホームページの”営業スタッフの1日”をみたんですが、閉店~退勤が18時になってますけど、ほんまでっか??」
といろいろと疑問がありますよね。

そこで今回は、実際新車ディーラーで3年働いたことのある私が仕事内容や、給料、ノルマなどを暴露していきたいと思います

※3分ほどで記事は読み終わります。3分後には新車ディーラーの内情がわかり、結果、務めたくなくなるかもしれません、、、責任はとれませんのであしからず、、、。


新車ディーラー営業マンにならないほうがいい理由【疲弊します】

結論からいうと新車ディーラー営業マンにはならないほうがいいです。

理由は「激務」で「疲弊」するからです。

新車ディーラー営業マンの1日の仕事内容をみていただき、どれだけ「激務」か解説とともにみていきましょう。

平日の仕事内容

8:45 出社

朝礼前にまず、展示車、試乗車の洗車をします。

夏はいいですが、冬は手がかじかみます。

9:30 朝礼

朝礼は店舗全員出席(営業・メカニック・事務員)のもとおこないます。

営業マンがローテーションで朝礼当番をし、店長は数字の報告、決意なんかを毎日話します。

内容は要するに「車売るぞ!」みたいなことです。

営業マン以外はみんな眠たそうでテンション低めです。

9:45 営業ミーティング

それぞれ今日の顧客訪問件数や商談予定の報告をします。

こちらも要するに「アポ取りまっせ!」「車売りまっせ!」みたいな内容です。

10:00  ショールーム・オープン 

ローテーションで「ショールーム当番」があり、営業スタッフ1人のみショールームに残り、他の営業マンは外回りに行きます。

ショールーム当番
電話対応、車検・点検・修理に来たお客さん対応。

新規のお客さんが来たら商談をします。

来店の車が見えたら玄関の外まで出て、お客さんを店内に案内します。

電話はいつも鳴りっぱなしです。内容はお客さんからは点検・車検の予約や進捗状況の確認で工場長へ取次ぎ、保険会社などの法人は事務員へ取次ぎします。

外回り
既存客の自宅に行き、お客さんと接触します。

内容は車の調子うかがいですが、日中はほとんど不在の為、名刺にメッセージを書きポストに置いてくるだけです。

外回りついでに車庫証明の「申請・受取り」、たまに「点検・車検」の引き取り納車があります。

1ヶ月、6ヶ月点検で来店するお客さんがいる場合はショールームにもどり接客します。

外回り中も携帯がよく鳴り、内容はお客さんからで、車の不調、故障、「修理に出したがまだ直らないのか」というフォローアップの電話です。

その都度、工場長に確認をしお客さんに折り返しの電話をするので、時間が取られます。

18:30 テレコール 

外回りの営業マンはショールームに戻り、「車検・点検」の誘致のためのテレコールをします。

毎週、土日は「商談会」なので見込み客に来店のアポを取ったりもします。

この時間になるとショールーム内は来店が少なく、ひっそりとした感じになります。

20:00 ショールーム・クローズ

車庫証明や契約書類の作成などをします。

外回りでの顧客訪問先と訪問内容をパソコンに入力します。

雇用契約の勤務時間が19時までなのに「なんでやねん?」とつっこみたくなりますが、この後も仕事はつづきます。

21:00 終礼

営業が集まり1日の結果報告、見込み客や土日のアポ進捗を報告します。

「明日の朝もミーティングやるやん!」とまたまたつっこみたくなります。ほんと意味なしです。

納車前の車がある場合は納車準備、洗車などをします。

このあと何もなければ、だいたい22:00くらいで帰れます。

このあともし車検・点検・車販の成績が悪いと、社長から「○台取るまで帰るな!」といわれしぶしぶ残っていましたね、、、。

夜12時をまわることもしばしばありました。

土日の仕事内容

土日は商談会です。平日にアポイントを取ったお客様に来店してもらい、商談をします。

日中は、営業全員がショールームで待機します。

新規客が来たら、商談の入っていない営業マンが対応します。

土曜日の朝ミーティングで商談のアポイントが入っていないと、店長からすごく詰められます、、、。なので平日で必死にアポイントを取るようにします。

10:00 ショールーム・オープン

アポイント商談や車検・点検で来店する既存客の対応。

新規客の商談。

18:30 後追い訪問

新規に来店したお客さんで商談がその日に決まらなかった場合は、自宅に訪問します。その日来てくれたお礼をいい、サッと帰ります。印象を残すためです。不在の場合は手紙を置いて帰ります。

会社から1時間離れた自宅でも必ず行きます。帰ってくるのが22時を過ぎることも…。はっきりいって時間とガソリンのムダです。

20:00 テレコール 書類作成

車が売れている人は、書類作成など。

車が売れていない人は、気まずさのため車検・点検誘致のテレコールをガンガンします。

21時までが目安ですが、ノルマが達成していないとそれ以降でもかける場合があります。

お客さんからいわせると、はっきりいって迷惑です。

以上1日の仕事内容でした。

以上のことで「とあるディーラーのホームページの”営業スタッフの1日”をみたんですが、閉店~退勤が18時になってますけど、ほんまでっか??」

は「ウソ」ということがわかりました。

次はノルマ、給料、出費面などをみていきましょう。

新車ディーラー営業のノルマ・給料・出費面などを説明するよ

ノルマ

ノルマは以下のとおり

新車販売:1人あたり3台〜6台/月
自動車保険 :1人あたり 2件/月
車検 :1人あたり 5台/月 
12ヶ月点検: 1人あたり 5台/月

新車台数のみならず、別のノルマもあります。

未達成の場合は月例会議で店長が社長からしぼられます。

給料・待遇面

・基本給
・コミッション
・ボーナス

・新卒で手取り20万円くらいです。

中途採用でも同じです。

・新車1台あたりのコミッションが10,000円。

納車した後のアフターケアの手間を考えたらひどい金額です。

・ボーナスは年2回で1回5万円くらいでした

(うーん、びみょー)

・新卒は住宅手当が家賃の半額出ていました、中途はナシです。

(なんでやねん!)

・残業代はありません、、、サービス残業です。

(しゃーなしで)

参考:

出費面

・車
・ガソリン
・スーツ

こちらも当然のことですが、営業マンの車は自分の店で扱うメーカー(トヨタだったらトヨタ車)の車に乗らないといけません。新車、中古車どちらでもOKです。

ですので、車がある人(他メーカー)は乗り換え、無い人は実費で購入(手当なし)する必要があります。

私の場合、買取店からの異動でお気に入りの輸入車を乗っていたのですが、なくなくメーカーの新車に買い替えました。全額ローンです。

・ガソリンは店によりますが自己負担でした。毎月20、000円ほどかかります。

・服装はスーツなので、ここでもムダに出費がかかります。

ディーラー営業の仕事のメリット

あまりないです。とにかく毎日が忙しくて3年経過した時点で疲弊してました、、、。

結論

結論をいうと忙しくて、待遇も良くなく、報われないディーラーの営業はやらない方がいい。

とにかくいつも何かしらの仕事をしているといった感じで、はっきりいって「激務」です。いつも何かに追われている感じがしてました。

携帯にお客さん以外にも上司からも、メカニックからもジャンジャン電話がかかってきて、いつも心が休まる気がしませんでした。

車の営業を選ぶなら車買取店をお勧めする理由

理由は以下の3つです。

・コミッションが高い
・定時で帰れる
・疲弊しない

コミッションが高い

買取り、販売ともにコミッションがつきます。

コミッション例

下記は私がいた店のコミッション例です。

【買取り】「オークションの売却価格」-「買取価格」の10%
(例)50万円で買取りした車がオークションで70万円で売れた場合。
70万円-50万円×10%=2万円

【販売】「販売価格」-「仕入れ価格」-「必要経費」の10%
※必要経費とは、陸送費、登録費用、車検、点検、板金やアクセサリー費用など
(例) 100万円で販売し、 車両仕入れが60万円、必要経費5万円かかった場合
100万円-60万円-5万円×10%=3.5万円

固定給+コミッションなので、給料はディーラの営業マンより上でした。

※固定給は手取りで20万円くらいです。

頑張れば頑張るほど給料が上がるので、やりがいはあります。

ちなみに「車の買取専門店」とうたっているところが多いですが、買取りだけでなく販売もしています。

定時で帰れる

残業はほとんどありません。たまに商談が長引き、閉店時間に食い込むことがありますが、通常は日中で業務が終わるので閉店してからの仕事はほとんどありません。

オークション出品日(土曜日)前日の金曜日に入庫があった場合は、出品準備のため残業になる場合もあります。

疲弊しない

ディーラーと違い来店型営業なので、

・納車、引き取りが無い
・顧客宅訪問が無い
・車庫証明の取得は事務員さんがやる

時間に余裕があり、コミッションも多く稼げる車買取店の営業は疲弊しません。

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まとめ

私は車買取店の営業をしていたとき、系列店の国産ディーラーに配属になり、両方の仕事を経験しています。

ディーラーの仕事にはムダが多く、しかも売れば売るほど仕事量が増え、その割には給料が増えないという悪のスパイラルに陥りました。

携帯もショールームも電話がジャンジャン鳴り、休みの日もところかまわずかけてくるので、心が休まることがありません。

ディーラーの営業マンははたから見ると、スーツをビシッと着ていつもニコニコ笑顔を振りまいてとカッコいいイメージがありますが、

実際一緒に仕事をしてみると、お金がなく借金だらけの人がいたり、精神的にキツい仕事なのか、シャブを打っている人がいたり、仕事中酒を飲んでいる人がいたり、暴力をふるったりとチンピラに近いところがありましたね。

そんなんで、ディーラーの営業はオススメはできませんので、「車の営業をするなら車買取店の方が断然イイ」と経験者からのアドバイスで締めさせていただきたいと思います。

半分以上私のグチにおつきあいいただきありがとうございました。
次回またお会いしましょう。
でわっ!

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