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ベアレンビール見学&ベアレンビール堪能旅行

岩手のベアレンビールの醸造所見学に行ってきた!

ここ数年は、ふるさと納税で毎年ベアレンビールを頼んでいる。麦っぽい味が強くコクがあって大好きだ。(味の表現が下手…。)しかもクマがプリントされた瓶や缶もかわいい。今回岩手に旅行に行くことに決めた時に調べてみると、なんと平日のみ醸造所見学をしている!ということで、平日にありがたく有給を取得して行ってきた!

ちなみに、岩手(盛岡)に行った理由は、作家のくどうれいんさんが、Podcast「味な副音声」にゲスト出演した時の宣伝があまりにも上手すぎて、どうしてもウニと冷麺を食べたくなってしまったからである。食べ物だけを目的に旅行に行ったのは初めてかもしれない。

準備

予約

ベアレンビールのサイトから予約できる。試飲1杯付きは600円、30分飲み放題付きは1200円。

予習

ベアレンの創業メンバーで、現社長の本があったので、読みながら向かった。2015年と少し前の出版だが、よ市やベアレン直営店舗では、この時から続く流れを感じることができ、少し感動した。文章も上手く純粋に読み物としても楽しめるおすすめの一冊。

当日

盛岡駅から歩く

時間があったので、お昼に食べた焼肉&冷麺を消化がてら歩いていった。30分くらい。少し遠い。かなり早めについて、売店を見たり前をうろうろしたり。後でわかったことだが、実は2階に座って待つことのできるスペースがある。早く着いた場合は、受付をして2階で待っていた方がよさそう。(先客の方も知らずにずっとうろうろしていた。)

入り口
オリジナル自販機もかわいい

いざ見学

ベアレンビールは、クラフトビールの中ではかなり有名な印象だが、想像以上に手作業で作っていることに驚いた。今回見学した北山工場では、手作業が多く主に瓶のビールを作っており、雫石工場では最新の設備を使い、主に缶のビールを作っているとのこと。なので、同じ種類でも缶と瓶では中身が違うんですよ、とおっしゃっていた。

以下は教えてもらった工程。今まで流し読みしていたが、実はふるさと納税でもらえる冊子にも書いてあった。また写真はOKとのことだった。

  • 麦芽を粉砕する

    • 麦芽(モルト)は主にイギリス・カナダ・ドイツから輸入している

    • 粉砕した後、自動で釜に送るような仕組みはないので、2階で粉砕して、1階に落ちたものを釜に運ぶ。

  • 麦汁を煮出す

銅100%のドイツから輸入した古い窯で煮出す。コンピューターは使っておらず、職人さんが仕込み具合をチェックするらしい。
  • 濾過する

  • 冷やす

  • 発酵する

    • 発酵タンクは、あえて蓋のないものを使っている。酵母が動きやすい。

大体1種類のビールを作るのに、1ヶ月半ほどかかるそう。見学が終わると試飲タイム。Nクラシックとビアせんべいがもらえた。Nクラシックは特にコクがあり本当においしい。一番好きだ。

生ビールをついでもらえる。プラカップではなくグラスなのもうれしい。

直売所で、せっかく来たからとかプレゼント用にもとか言い訳をして、たくさんビールを買い込んだ。ホテルまで30分以上歩いたので、非常にリュックが重たかった。

戦利品!

直営店(菜園マイクロブルワリー)

夕食は楽しみにしていた生ウニを食べたのだが、金曜の夜ということもありお店が混んでいたので、別のお店を探しているうちに、ベアレンの直営店である菜園マイクロブルワリーに辿り着く。お店の中にもビアタンクがあった。

このサイズのグラスはかなりいい
トイレにあったマークの説明

翌日

実は翌日もベアレンビールをたくさんいただいた。

よ市

市内観光の後、夕方はくどうれいんさんが紹介しているのを見て楽しみにしていた「よ市」に行った。土曜の夕方に行われる夕市のようなものだ。迷わずベアレンのお店に行き、気になっていたがまだ飲めていなかったかぼすラードラーを注文した。事前に本で、環境への配慮のためにカップは再利用できるもので回収していると読んでいたが、本当に回収していた。回収したら200円を返してくれる仕組みだ。手間がかかるのに実践しているのは信念を感じる。店の前には会員になるともらえるらしいジョッキで楽しむ人々も見られた。あと値段もすごい。他のお店で普通のビールを買っても500円くらいする中、ベアレンは確か中サイズ600円→カップ返却で200円キャッシュバックのため、実質400円なのである。他にも食べ物やお酒の屋台がたくさん出ていて楽しかった。ワイン屋さんのシードルも気になって飲んでしまった。

返却するカップ(飲みかけですみません)

直営店(ビアベースベアレン盛岡駅前)

最後に新幹線の時間までと、盛岡駅前の直営店に行った。1時間ちょっとくらいだったので、1杯2杯のつもりだったが、なんと飲み放題+前菜3品つきで3,200円のプランがあった。これはお得すぎでは…ということで、頼んでしまった。1人で飲み放題なんてと若干緊張していたが、お店の方がグラスが空く頃になるとこちらを気にしてくださり非常に頼みやすかった。ビールはどれも非常においしく、3杯も飲んでしまった。締めは一番好きだったNクラシックにした。時間いっぱいまでいられなかったのが非常に残念だ。ちなみに前菜も結構お腹いっぱいになるくらいの量があった。東京にあったら絶対に通ってしまう。

目の前でタップからついでもらえる


ソーセージもおいしかった

おわり

ぎりぎりまで飲んでしまい新幹線に飛び込んだ。冷麺とウニ目当てでいったはずが、おもいがけずベアレンビール漬けの旅行となった。冷蔵庫にまだお土産に買ってきた瓶が残っていて幸せだ。

おまけ1

くどんれいんさんは、前述の「味な副音声」で初めて知ったが、以降大好きになってしまった。エッセイは「コーヒーにミルクを入れるような愛」を始め、Amazonで購入できるものは読み、今回の盛岡旅でBOOKNERDに行き、「わたしを空腹にしないほうがいい」も無事入手した。FM岩手のレギュラー番組の「丸顔たちは、きょうも空腹」も毎週楽しみに聴いている。同年代(ちょっと年下)で大活躍されていて、がんばらなきゃ、と思わされる。

偶然入ったカフェで、れいんさんのサインも発見!さらにご本人のXを見ていたら、同じ日によ市の写真があがっていた。もしかするとすれ違っていたかもしれない…。

おまけ2

盛岡はすてきな近代建築も多い場所だった。特に東京駅を設計した辰野金吾設計の岩手銀行は、少しおとなしい東京駅のような雰囲気で非常によかった。

ここだけ見るとほとんど東京駅のよう。2012年まで現役だったらしい。
ドーム型は東京駅を彷彿とさせるが、緑と茶色ベースで親しみやすい
岩手県公会堂
旧石井県令邸

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