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ぐうたら日記(11月11日):いい漫画に出逢った日
今日は急いでやらなきゃいけないこともなくて、
結構、のんびり仕事していた。
やる気のない月曜ほど、気怠いものはない。
緊急ではないリサーチやら資料作成をゆるりと
こなして定時5分前から帰る準備をして、
定時にそそくさと退勤。
カメラ部分のカバーが割れてしまったから、
カバーだけ買いに行って、近くの本屋に寄った。
本屋は私のパワースポットである。
行くだけで元気をもらえる場所。
ちょっと気分が下がってたから、
折角だし何か漫画でも買って帰ろうと思って
「新刊」をチェック。
「書くなる我ら」…タイトル面白そうだぞ。
絵のタッチとか優しくて好きな感じだなぁ。
…というか、帯の紹介文を、
三浦しをんさんと一穂ミチさんが書かれている?!?!と目が止まった。
散々、「有名人の推薦文で帯作るんどうなん?」って文句垂れてたのに、案の定、目が入ったので
出版社の策略に敗北した気分になりながら(!)
マンガを手にして、裏面のあらすじを読む。
どうやら、文芸誌の編集部が舞台らしい。
「物語ってね、生きる目印になるんだよ」
文芸誌「群青」で働く天城勇芽(31)は「小説界に熱い風を吹かせたい」と望む女性編集者。理想のラインナップで新文芸誌を作るため、勇芽は作家集めに奔走!女優、ミュージシャン、前科者に酪農家…。さまざまな人生を生きる「書く人」たちと出会い、物語を送り出していく。お仕事群像劇、はじまりはじまり!
最初の一文を読んで「このマンガ、信頼できる」と思って、即決。帰りの電車のおともにすることにした。
結果、3回くらい泣いた…(笑)
ここ数年、「熱量」を感じるものづくりの話がテーマのもの触れると、結構ぐっときてしまう体になっているようで自分の感情が揺れ動かされているのを痛烈に感じた。…救いと残酷さと熱量と、そのどれもが混じって押し寄せてきた。
「物語」を愛する全ての人へ、と安易につけて広報したくなるようなそんな熱量を秘めていた。とにかく心理描写が丁寧だし、残酷さがリアルで。
すごい良いなぁと思ったのは、作家が書き続けるために必要なものへの言及。精神論ではなくて、
ある種の冷静なトーンで語られるそれがすごく魅力的だし、真摯だなと思った。個人的には漫画の入りはそれなの?(ダイナミックに見せたかったんだろうなってところ)だったけど、そこからの展開はとても惹きつけられて、ワクワクした。
もちろん物語だから、その抽出度は違えども、
誰かしら引っ掛かる部分はあるかなと思いましたね……。それこそ、「ルックバック」みたいな残酷さもあるし。優しいだけじゃない、弱くて強い人たちの物語ってところだろうか。
⬇️1、2話読めるので、ぜひお試しを…!
(ああ、文芸編集憧れるなぁ…なりたかったなぁ…とか思ったのは内緒です。)