42歳・自然妊娠までにやったこと【⑥手術〜大学病院での不妊治療って】
本当に、高齢妊活の病院選びだけは始めから気合を入れすぎでいい、病院選びの間違いほど遠回りなことはない、と実感した前回。
〜前回までにやったこと〜
①一般検査
②タイミング法
③卵管造影検査
④人工授精
⑤ステップアップの為の転院…ポリープ発見
体外受精への挑戦を決めて、新宿の有名不妊専門クリニックの門を叩くと、予想外のポリープ指摘とそれに伴う転院受入お断りとなったのでした。
妊娠に向けて大きな一歩を踏み出したはずが、最後の望みを打ち砕かれた妊活1年目の年末でした。
一番ショックだったのは、これまで通ってた病院たち(検査入れれば3つ)は何だったんだ?ということ。妊娠しにくい状態でずっと不妊治療してたのか…という悔しさ。
大学病院へ
落ち込んでいても仕方がないので、紹介してもらった大学病院へ。
それまでの妊活クリニックとは違い、午前中縛りの予約。患者は少ないのだが、一人一人にかけてくれる時間が長く、予約していてもかなり待つ。
先生は、ポリープがあることともに、子宮の入口が柵のように癒着してることを教えてくれました。
「これまで色んな検査で、気絶しちゃうほど痛かったのはこのせいだったんだね。あなたが特別痛みに弱いんじゃなくて、本当に痛かったんだと思うよ。」
と言っていただき、優しい説明に涙😭
そして、そーだったのかと初めて納得😭
何回かの検査の後、入院して手術し、無事にポリープや子宮口の癒着をとる処置をしてもらうことができました。いざ手術するとなると、麻酔科や様々な設備が整った大学病院はやっぱり安心で、ポリープを発見し、このような治療ルートをひいてくれた新宿の不妊クリニックの先生への感謝を感じたのでした。
手術後の驚き
手術が終わり麻酔が醒めきらない中、先生から「終わりましたよ。取れたもの、見る?」
と聞かれた私、
血が苦手なので普段だったら見ない気がするのですが、ボンヤリした頭で気づいたら
「見ます…!」
と答えていました。
シャーレのような透明な容器の中に、キラキラした赤い何かがぷかぷかと沢山浮いていました。
先生「たくさん取れたでしょうー。ムーミン谷みたいに沢山あったよ!」
私「…こんなに?」
ポリープって一個じゃなかったんだなぁ。
とって良かったぁ😭
退院時、先生から、この後生理が来たら3回見送ってまた病院来てね。と言われ、3回も見送らないといけないのか…!!と術後の長さにまたショックを受けた記憶があります。
しかし!驚いたのは約3ヶ月後。
生理を見送って久しぶりに大学病院に行き、血液検査など一通り受けると
先生「…妊娠してるね!」
私「……?!?!?!」
これが産まれて初めての妊娠反応になったのでした。
ポリープが不妊の原因の一つになっていたことが分かるね、と先生にも言われ、驚きと喜びで震えながら話を聞いたのを覚えています。
先に言ってしまうと、この時の妊娠は心拍確認前に稽留流産となってしまいます。
ショックはショックでしたが、初めて妊娠できたという事実が、妊娠できる体であることを証明してくれたようで、これからまた治療を頑張っていこうと思えたのでした。
教訓
不妊治療は、やみくもに治療を進めるのでなく、不妊の原因となっているものをしつこいくらいに探していい。
と思う。