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線維筋痛症パターンの違い

線維筋痛症で「全身が痛い」と言っても全ての患者さんが同じパターンで痛いわけではありません。
細かく診ていくと痛い部位は異なっていて
大きく分けると体派と脳派に分かれます。

体派にも7パターン

・皮膚表面が痛いアロディニアタイプ
・深い所が痛い骨痛タイプ
・筋肉が減り込む陥没タイプ
・筋膜が痛いテントタイプ
・神経そのものが痛いズッキーンタイプ
・気圧で悪化する髄圧タイプ
・怪我の後遺症からくるダメージタイプ

があります。

脳派には3パターン
・心の状態で悪化するメンタルタイプ
・脳過敏による過剰反応タイプ
・虐待や性被害、強烈な自己否定からくるトラウマタイプ
があります。

西洋医学で使われる線維筋痛症の薬は脳派に効果を出しやすく体派には効果が出にくいという特徴があります。

また体派、脳派の両方を持ってしまっている線維筋痛症の方もいます。
例えば、自分の運転で交通事故を起こし同乗者が亡くなってしまった場合脳派のトラウマタイプになり、尚且つ交通事故の後遺症から体派のダメージタイプもかね揃えてしまうといった感じです。

この場合は、カウンセリングで心の修復を手伝い、薬で脳の興奮を抑えます。また肉体のダメージは鍼や灸で修復します。

タイプが単一であれば治療はしやすく
複数にまたがっていると治療は難しくなります。

その他に自己免疫系のタイプがいるのですが
これはリウマチやシェーグレンなどの膠原病を持っている人、もしくは検査では陰性だけど症状が似通っている人がいます。

位置づけ的には体派と脳派の間になるのかもしれません。

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