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JTC僻地工場の思い出 (2) --退職者バイアスと日本的甘えの構造--
はじめに
この増田の記事を読んでちょっと書きたくなったので書く。
この増田は典型的な僻地工場ディスを書いてて、そういう具体例の提示ももう飽きたなと思う所なのだが、よくよく読んでいくと別に僻地関係なくねっ?そもそも増田の問題じゃね?っていうのもあるし、若干釣りっぽい感じもあるのだが、つられて書くことにした。
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退職者バイアスと生存者バイアス
よく見るネットミームに、生存者バイアスと戦闘機の被弾箇所を取りまとめた絵がある。
ある戦闘機の生還率を上げるために、帰還した戦闘機の損傷部位の装甲を厚くする対策を施そうとした。しかしその対策を講じても特に生還率は上がらない。なぜなら生還した機体の損傷は生還できる程度の損傷しか受けておらず、墜落した機体は生還した機体がダメージを受けてた以外のところで致命的な損傷を受けていたからだ。つまり生還した機体で損傷を受けたやつは、損傷したにはしたが大したダメージではなかった。といやつだ。
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確かによく見るとダメージを受けた個所は翼面ばかりであり、駆動系の重要箇所であるエンジンや、動翼部分には損傷を受けていない。
これは当たり前の話で、例えば、動翼 (プロペラ翼) が損傷すると動翼周りの流れ場がかわり、期待した推進力が得られなくなり、失速し墜落しそうだし、エンジンがやられるとやはり同じように墜落する。一方で翼面はちょっと穴が開いたくらいでは飛び続けられる。つまり、 この絵が示しているのはダメージを受けても生還できる箇所のまとめであると理解できる。そしてこれから示唆されることは、インターネットでよくいわれているように、バイアス (かたより) のかかったデータを見ても全体の状況をみて有効な対策がうてるわけじゃないってことだ。
墜落した機体と、損傷した機体という集合を作って、それを適当なイメージで書くと下の絵のようになるのがわかると思う。
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本当は「損傷して墜落した機体」の数を減らしたかったが、生還して損傷データが取れたのは「損傷したけど墜落しなかった機体」のものだけだった。
同じように、JTCの僻地工場ディスを考えてみると、ディスってるわけだから嫌な思い出があったのだろうと解釈できるのだけれど、軒並みそれらはJTCやめた、あるいは、JTCやめそう、うまく行ってない人たちが言ってることだ。
では、上の飛行機の事例と同じように考えてみよう。
上の図の集合を次のように入れ替えてやってみよう。
「墜落した機体」を「仕事が上手くいってない人」に入れ替える。
「損傷した機体」を「JTC僻地工場勤務者」に入れ替える。
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JTC僻地工場勤務だけど、そんなに不満があるわけじゃない人もいる。
インターネットではJTC僻地工場勤務で仕事が上手くいってない人の事例がよく集まる。
こうすると当たり前のことだが、JTC僻地工場勤務者の中でも仕事が上手くいってる人もいることが 認識 できる。この認識できるっていうのは実はそれなりに大事だ。
そして、JTC僻地工場に勤めてる訳でもないが、仕事が上手くいってない人もいる。
最後に、インターネットでよく見る「JTC僻地工場勤務者で仕事が上手くいってない人」が改めて 認識 。できる。このうちインターネットというか、 X (旧ツイッター) でよく見るのが「JTC僻地工場勤務者で仕事が上手くいってない人」 である。ここで敢えてそういう事象を 退職者バイアス と呼ぼう。そして、JTC僻地工場をな仕事がうまくいかなくて退職した人の言うことばかりをみててもJTC僻地工場の全貌は見えてこない。本当はJTC僻地工場にもいい所があるはずなのである。
かくいう僕はJTC僻地工場で楽しくやっていたし、実情は、この工場マジ僻地だよなとか自嘲しながら楽しくJTCソルジャー生活を送る若者が多かったように思う。というか、文句あるやつはやめてるので、残ってないか、JTC僻地工場に染まって居ついている。
外資系企業とか商社の場合
これまでJTC僻地工場退職者の僻地disについて考えてきた。
比較のため、JTCよりずっといいといわれる外資系企業とか商社の場合を考えてみよう。
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さて、X (旧ツイッター) 上で「JTC僻地工場よりマシな会社に勤めてる人」のポストはどこにいる人から発信されたものだろうか?
X (旧ツイッター) でもいくらかのJTC僻地工場よりいいと思われる職場で働いているたちのアカウントを見ることができる。
そして、これまでの検討と同じように、「仕事が上手くいってない人」と「JTC僻地工場よりマシな会社に勤めてる人」という観点で分類ができそうだ。では「JTC僻地工場よりマシな会社に勤めてる人」達でX (旧ツイッター)でなんかポストしてる人たちはどこに該当するのだろうか?
書き振りから見ると、「商社はマジで人生の墓場」とか、「コンサル入ったの3日で後悔した」みたいのはあまり見ない (たまに見る) 。まあJTC僻地工場勤務より人の数が少ないのもあるのかもしれないが。
しかし、それよりはもっと別の観点で、「コンサル勤務だけど、最近の新人なってない」とか、金融の人たちの斜め上からの京言葉のような悪口が目立つように思う。商社の人は忙しくてポストしてないのかもしれない。
いずれにしろ「JTC僻地工場よりマシな会社に勤めてる人」というのはあまりX (旧ツイッター)でネガティブなことをつぶやく頻度は低そうだ。
では、何故JTC僻地工場ではうまくやれてない人たちがやたらたとつぶやき、JTC僻地工場勤務ではない人はそうしないのか?
会社ヒエラルキーと日本的甘えの構造
甘ったれたJTC退職者
日本のバブル経済が崩壊して、日本の会社が業績を落としていく中で、いつしかJTCオワコン説が流れてきた。すなわち、JTCのような古臭い体質をいつまでもひきずっているから日本の景気は上向かないのだ (だから、JTCには罵声を浴びせてもよい) 。という論調である。
それに対して勃興してきたのが外資系の企業であり、その中で外資系コンサルはJTCから優秀な人材を引き抜き、高い給料と高いパフォーマンスでブイブイ言わしていた。
一方で、これは僕の仮定なのだが、下記のような意識があり、JTC僻地工場勤務経験者でうまく仕事ができなかった人たちの多くはJTC僻地工場を叩いているように見える。
人間は多くの人が自分は普通だと思っており、多くの人は外資系コンサルや、給料の高い商社や銀行は罵声を浴びせられないが、それらの企業より下で、最早オワコンのJTCは馬鹿にしてよさそうだという意識。
JTC僻地工場でうまくいかなかった原因は様々であり、僻地工場の問題とは限らない訳だが、おそらく人間の多くは失敗の原因を自分に求められるほど強くはないので、手っ取り早く環境のせいにしたい。
そういう色々な会社の階層構造と自身の中流意識を可視化したのが下の絵である。 (因みに今気が付いたが、何故か商社や銀行がJTCから外れているが、これらはJTCの中でもお給料の高い外れ値だと自分の頭の中で勘違いして外したのだと思う。) JTC退職者はこういう構造の中で、自分はJTCよりちょっと上だと思ってるようだ。しかしながらにそういうJTCでうまく仕事ができなくてそういう困った境遇にいるのだ。 原因は自分の能力不足にあるかもしれないし、環境にあるのかもしれない。しかし自分よりゴミでカスでオワコンなJTCで自分がうまく仕事ができてないとなると何でもかんでもJTCが悪いことにしないとうまく説明できない。恐らくそういう事情で一部のJTC退職者で仕事が上手くできなくて退職した人たちはJTCを叩いているのだと推測している。
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もちろん我々はJTCというオワコン企業より上に位置している。
そしてそういう環境のせいにしてしまうあたりに甘えの構造、つまり自分自身の責任を回避する傾向を見て取ってしまう。これはうがち過ぎた考えかもしれない、しかし、そもそも前勤めていた会社に向けて公然と罵倒紛いの批判を繰り返すのは中々考えられないことであり、ある意味でJTCへ甘えている。一番最初に引用した増田はその典型例のように見える。
確かにインターネットに匿名で書き込むのは王様の耳はロバの耳というためなのであるから、多少の悪口はあってもいいとは思うのだが、そればかりを書き込んでいるとそれがそいつの弱みなのかなとも思ってしまうし、転職サイトに誘導するインプレゾンビ紛いの転職商人なのかなと疑ってしまう。そういう行動は人に弱みを見せるのと同じようなものなので、そうそうやるものではないのだが、その点で詰めが甘い所がある。
JTCというサンドバッグがない大変な職場で働いている人々
JTC勤務というのは大変気楽なものである。JTCマジクソ終わってる、うちの会社終わってるからとかいって会社をサンドバッグにして日々お気楽に生きていける。
これはある種の仕事の愚痴であり、JTCは僕らの仕事の愚痴を聞いてくれるお母ちゃんであり、サンドバッグなのだ。ストレスの吐けぐを向けて怒らない会社っていうのは世界広しといえどもJTCくらいであろう。あれだけインターネットで叩かれバカにされてもいい会社はきちんと収益を出して日本国に法人税を納めている (儲けがデカいのにまともに税金払わない怪しからん会社もある) 。
しかるに、JTCよりマシと言われる外コンとかで働きづらさを感じたときにどうなるか。恐らく下の絵のような図式になり、批判の矛先は再び自分の方に向かってくるのだ。点に唾を吐くと自分に向かって落ちてくるという当たり前のことだが、何故かJTCではそれが許されている変な状況にある。
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同レベルの会社を叩くと批判の矛先が自分に向く可能性がある。
従って、JTCよりマシな会社にいたのに仕事がうまくいかなくてやめた人というのはインターネットで派手なJTC叩きをして留飲を下げることも、JTCで働いている人たちを転職サイトに誘導することができないのだ。とても厳しい仕事だと思うが、ある意味で大人として当たり前のことをしているだけともいえる。そもそもJTC叩きで名を上げられたのはJTCに就職できたからである。JTCに就職できない人はそれすらできない。
やつらはもっとJTCに感謝の気持ちを持ってJTCを叩くべきだ。そもそもJTCの次のキャリアで仕事ができているのはJTCである程度仕事のやり方を学んだからに他ならない。 在職中は給料払って仕事のやり方教えて、数年で仕事が合わないって言って教育コストも回収できないまま退職していき、退職した後もJTCの悪口をいって小遣いを稼がせてくれる。JTCというのは本当にいい会社である。だから国際的な競争で勝てないのだ。しかしそれがいいところだとも思う。JTCというのは何とも奥が深い。
田舎ディスり増田釣り疑惑
最後に、次章でその増田の文章をさらっと概観して終わりにしたい。
ちなみに僕はこの増田の書いたことは釣りではないかとちょっと疑っている。田舎のディティールが怪しい所と、わざと炎上を狙っている所がみられるからだ。簡単に振り返ってみたい。
全称命題を使った炎上テクニック
全称命題というのは数学でよく使う言葉で、「全てのhogehogeについて」というような意味だ。例えば、ここで単純に「田舎がクソだと思う理由」と書いているが、この文面ではある特定の田舎なのか、日本全国津々浦々の田舎なのかが書かれていない。しかし、一般的な文章の書き方では、「hogehogeの piyopiyoなところ」がクソとかいう書き方をして、対象を制限して、全称命題にならないようにしている。所謂主語がデカい問題である。
少なくとも、炎上しないように注意している書き手は対象が「(全ての)hogehoge」にならないように配慮している形跡が見られる。しかしこの増田はそういう対象の制限をしていない。わざと田舎にすべての原因があるかのように書いている。これは炎上を狙ったテクニックなのではないかと思われる。
炎上狙いではない場合
しかしこれは炎上狙いではなくて素で書いている場合は自体はより深刻である。何故なら仕事がうまくいかない原因は環境のせいかもしれないし、自分のせいかもしれないのが、何かよくわからないけど全部田舎が悪いことにしている。
所謂 他責志向というやつだ 。以下に具体的な個所を列挙する。
田舎がクソだと思う理由をいくつかあげる。
1.人間関係1番
クソなのが職場の人間関係である。他の部署の人や、社員の家族のことなど、ありとあらゆる人の悪口や噂話を、いたるところで言っている。すでに私も、私に聞こえる声で悪口を言われている。
これは田舎の人間関係一般がクソなのか、それとも増田のいた田舎の会社がクソなのか、あえて全称命題をデカくして炎上を狙っているのかよくわからないが、こういう書き方は非常に腹立たしい。そしてまず指摘したいことは この増田は職場の人たちと仲良くしていこうという意思があったのだろうか 。仲良くしようとしない人間をちやほやしてくれる世の中というのはあまりないように思える。少なくとも歩み寄りの形跡が記されていないので一方的に田舎を叩くには根拠が薄弱だといわざるを得ない。
しかし田舎は、社員の子供がどこの小学校に入っていて、性格がおかしいだとか、来社したお客さんがよく使うスーパーや噂話など、ありえない程詳細な情報が入ってくる。正直言って度を超えているものが多い。職場全体がこんな雰囲気なので、かなり居心地が悪い。
都会では子供の小学校の話をしないのだろうか。都会の中小企業でも似たようなことは十分にあり得る話でこれを田舎一般の話に持ち込むのは話を膨らませすぎであり、 すべての原因を田舎に押し付ける思考停止であると思う。
2.職場に逃げ場がない
周りにお店などなく、職場内にも買い物をするところがないため、息抜きが出来ない。コンビニすら車がないと行けない。
職場内で買い物ができると息抜きができるのか。こちらも自分がうまくいかないのを環境のせいにし過ぎている。精神的に孤立しているのはそうなのかもしれないが、繰り返すが、その原因は増田自身にはないのだろうか。ちなみにこういう何でもかんでも田舎が悪いことにするような他責志向の人間が都会でどういう仕事ぶりだったかはお察しである。 本社のゴミが僻地工場に押し付けられてきたのだとしたらこのディスられてる田舎の事業所もいい迷惑である。こんな他責志向の強い都会の気取ったやつと仕事をさせられる身になったら悪口の一つくらいは言いたくなるものだ。
釣り疑惑
この増田が釣りだと思う箇所が2つある。
それについてここで指摘したい。
一つ目は、最初のパートと最後のパートで微妙に整合性がとれてないところだ。
仕事をはじめて3週間ほど経った。しにたいくらい辛い。これ以上犠牲者を出さないために、田舎がどれほどクソか、書き記したい。
(中略)
3.休日に行く場所がない
観光地は行き尽くしたし、近場のイベントやお店は職場の人と出くわすため心が休まらない。休日は引きこもりになってしまう。精神衛生が悪い。
田舎に転勤だか転職して3週間で観光地に行きつくすというのが、転勤して3週間というと最大で休日が6日で、そのうち引っ越しに数日使うはずなので、4日程度の日数があるが、余程の田舎でも4日で「行き尽くす」ほど観光に行けるかというとそんなことはない。
別の所でも休日肺音に行くしかないと書いてあるが、イオンに何度も行って観光地に行き尽くすのが3週間で終わるとは考えられない。
その次がこの町内会のところだ。
また、地域の関わりがあるのもストレスである。
都会ではいまや町内会は存続の危機に瀕しており、私は町内会の存在すら知らなかった。隣に誰が住んでいるのかわからない、それが当たり前だと思っていた。
こちらでは町内会は強制で、地域のお祭りなどを開催しているようだ。ゴミ袋に住所を書けと言われたり、町内会で使うからと言って、名前や職業、電話番号などを聞き取りにきたこともある。情報の使用目的を聞いても教えてもらえなかったため、必要最低限の情報を伝えたが、個人情報保護の概念はないのだろうか。
僕も僻地工場に住んでいたが、恐らくこの増田は独身だろう。独身ということはアパートかマンションか会社の寮に住んでいるものと思うのだが、そういう一軒家じゃない人は普通は町内会には入会は強制されない。色々な事情で、アパートが一軒で町内会に加入することが多いようだ。あっても子供がいるマンション住まいのご家庭が子供会に入る程度だろう。このくだりは真偽が怪しいところだ。
釣りは釣りで面白ければ特段目くじらを立てることはないのだが、しかしこの増田は余りにも僕の神経を逆なでするような書き方を随所でしているので、ここで色々な指摘をさせてもらった。
敗者は語らない
一般的に勝負に負けた人間が負けを語るのは大変辛いことだ。スポーツの試合で、試合後のインタビューで負けたチームの監督のインタビューというのはなんと残酷なものだろうと思いながらみるのだが、その中にその人間の本質が垣間見えるのかもしれないと思いながら見ている。そしてその中で「敗軍の将は兵を語らず」という言葉が使われる。本来の文脈とは違うだろうが、その中には敗戦の責任は個別の兵 (選手) には求めないといった意図や、敗戦を受け入れて次に備えるといった意図がうかがえる。
すなわち、敗者には敗戦を受け入れ、次に備える時間が必要なのだ。
僕の知り合いでJTCを退職した人々は色々な原因で退職に至っており、また、中々退職理由についてまとまった見解を聞けることはなかったし、そもそもその原因が本当の原因だったかは定かではない。
饒舌な敗者
しかるに、敗者にも饒舌になれるときがある。
それは敗戦が自分の責任ではないと思っている時だ。これは自分ではそう思ってるってだけで、周りはそうは思ってない、あいつが原因だと思ってるときがあるってことだ。
JTC退職者や、JTC僻地やめたいの人たちはよくしゃべる人をよくみかけるが、つまりそういうことであろうと思う。 もちろんそういう人たちが敗者であるといいたいわけではないし、全てがそれに当てはまるとも思ってはいないが 。しかしよくしゃべる敗者というのは以下の2パターンに分けられるのではないかと思う。
自分は悪くない。チームの他のやつらのパフォーマンスが悪かったから負けたと思ってる。
うまく負けを受け止められないで関係のなく取り留めのない話をしている。
甘言を弄するのは誰か
しかしインターネットのJTC叩きはこういう饒舌な敗者ばかりであるとも思ってない。敗者に擬態してターゲットに近づき嵌め込もうとしている場合がそれにあたる。そいつらはターゲットをどのように扱うだろうか。
よく新興宗教の勧誘とかでいわれてるのに、人が傷ついているときにやたらとほめそやす、悪いのはあなたではないという甘言を弄する。そして悪いのはあなたの周りであるといってターゲットを引きずり込む。
僕は男性なので周りからあまりちやほやされた記憶がないので直感でわかるのだが、 あなたはこんなにすごいけど、上手くいってないのは周りの親や教師や職場環境が悪いからだという甘言に惑わされてよかったことなど一度たりともない。たとえそれでいいことがあったとしても引き換えに自分から何かがひきだされているのかもしれない。
こういう観点でJTCをディスり、あなたが不遇をかこってるのは職場環境がクソな僻地工場だからですとよいう人たちは腹に一物がないといえるだろうか。X (旧ツイッター) でJTCを叩いてる人たちの中にもそういう意図を持ってる人がいるのかもしれないと思ったりしている。
まとめ
本来は別のことを書こうと思っていたのだが、JTCをディスる甘ったれがX (旧ツイッター) で散見されるところに最初で引用した増田の記事を見て腹が立ったので、何故彼からがそういう行動に出るかについて考察してみた。
おおよそインターネットの炎上の半分くらいは対象にするものがどういう集合、或いは部分集合に属しているのかが明確ではないため発生するように見える。そこでJTCに文句を言ってる奴らがどういう手合いなのかをベン図を使って検討した。その結果、JTC僻地工場に勤めていて仕事が上手くいってない人々がそういう行動に出そうだと推定した。また、他業界との比較のため、JTCよりよい会社に勤めてると思われる人々についてもベン図で分析をしてみた。
そうして両者を比べたところ、JTC退職者には不満のはけ口である自らの出身のJTCがあるが、そうでない人たちはていのいいサンドバッグがないことがわかった。
そして、JTC退職者たちの想定しているだろう会社と自分の階層構造の可視化をした。その結果得られたのは、 JTCで給料をもらいながら仕事を覚えたけど、なんか仕事が合わないから教育の投資回収が終わる前に他社に転出し、そのなかの一部は元居たJTCを叩いて小遣い稼ぎに励むという徹底したJTCへの甘えの構図であった 。
なお、 ここではJTC僻地工場を退職してX (旧ツイッター) でJTCディスを繰り返している人たちのことをあたかも自分たちに原因がある可能性があるが自信を振り返らない人であるかのように書いたが、勿論職場環境が合わなくてやむなく退職した人もいることは強調しておきたい。本当に会社の環境が悪くて退職してしまった方を非難するつもりはなく、そういう方々のその後の人生が幸せなものであることを願う立場である。いっぽうで、JTCをディスってるたと誤解を招く書き方をしたことは承知しているが、元JTC僻地工場勤務者として、そういう度を越した罵詈雑言に腹が立ったのでそのように書かせてもらった 。実際に僕のJTC僻地工場時代のラグビー部の後輩で上司のパワハラで辞めてしまった後輩がいる。
しかしながら、繰り返すが、引用した増田も、 X (旧ツイッター) でJTC僻地工場をディスって転職サイトに誘導している人たちのいくらかも幾分他責的な傾向があるように思えて、あまり擁護するつもりになれないのも隠さざる感想である。
今回はインターネット上のJTCの僻地工場叩きが余りにお下品なので長い文章になってしまった。ここまで飽きずに眺めてくださった方、ありがとうございます。もし面白いなと思ったら スキ していただけると喜びます。
一番最後に、僕がいたJTCの僻地工場で、実際にいたこういうJTCの悪口を言いそうな人がいくらかいたのでその思い出を書いて終わりにしたい。因みに有料パートは自分しか読む想定をしていないので、高めに設定している。値引き率も厳しくしているのでご承知おき頂きたい。ただ、ごく一部の方にはそういう思い出を共有したいと少しだけ思ってる。
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