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起業を考えている方へ
今回は、大槻貴志さんの著書である
「まずは一人で年1000万円稼ぐ!個人事業の始め方」を読んで学んだことの1部分を紹介させていただきます。
起業をしたいのであれば「ゴールデンサークル」で考えよう
筆者は、事業内容を考える際にやるべきなのは「ゴールデンサークル」の「WHY」から考えることであると述べています。
ゴールデンサークルとは、以下のような図であり、内側の「WHY」から考えることで自他ともに納得しやすく、伝わりやすくなるというものです。
多くの方は「WHAT」から考えがちであるため、事業を理解してもらいにくく、上手くいかない考え方だと筆者も述べています。
そのため、どのような事業を行いたいのかを考える際は、「なぜ起業して、その事業を行いたいのか」から考えることをお勧めします。
パーソナルブランディングは個人事業を行う上で必須事項
パーソナルブランディングとは、自分がどのような人物なのかを証明するものです。
このパーソナルブランディングがなければ、個人事業を行う上で顧客を獲得することも、協力してくれる方を仰ぐこともできないため、とても重要であると著者は述べています。
このパーソナルブランディングを考える際に必要なフォーマットは
「CARS」です。これは4つの要素の頭文字をとったもので
C,,,change(何をどのように変えたいのか等のvision)
A,,,abillity(どのようなことができるのか)
R,,,role(どのような立場・役割でvisionを達成したいか)
S,,,story(上記で述べたvisionを達成したいと思った背景)
この4つの観点を対話を通して深堀ることで、自分のパーソナルブランディングが構築され、個人事業を行う上で様々な側面で有利に働きます。
ビジネスアイデアとは「人の困りごとを解決する」ことである
まずは顧客の実態を知り、どのような困りごとがあるのかを把握しないことには、ニーズがないことを事業としてしまい、上手くいかない例がたくさんあると著者は述べています。
では、実際にニーズに答えられるビジネスアイデアを出すためにはどのようなことが必要なのかを以下に紹介させていただきます。
本書では、主に4つのステップを紹介しています。
①顧客が現在抱えている悩みを聞く
②解決できない且つ困っていることを聞く
③自分が提供できるサービスを考える
④顧客検証を通して稼げるかチェックする
4つのステップをまとめると、「自分ができることや、気持ち(本当に解決したいのか等)を踏まえた上で、顧客に寄り添い、具体的な改善策を提案し、実行することがビジネスモデルである」ということです。
だからこそ、先程述べた「CARS」や「ゴールデンサークル」を用いて、自分のできることや、本当にやりたいことを明確にして、相手に共感してもらうことが重要であるということです。
最後に
以上で私が重要だと感じた部分の紹介を終わります。
この本を読んだ感想としては、どれだけ「誰かのために何かをしたいのか」や「本当に自分がやりたいことが何なのか」を考えられているかが、起業の成否を分けるということです。
自分の能力、経験、visionの明確さや、ニーズを親身になってヒアリングすることが重要であるため、改めて起業で成功している人に尊敬しました。
今後も起業に必要な知識を共有していくので、ご覧いただけると嬉しいです!